I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第9回総会報告書 |
|
平成28年8月20日(土) |
10:00 〜 12:00 |
|
高円寺北区民集会所 2階 和室 |
参加人数 24名 |
|
担当 脳番号3 |
テーマ「もう一人の自分との付き合い方」 〜SSのアイテム化とインキャラ設定〜 |
I.D.H.Bの活動が9年目に突入した。登録人数はちょうど104名になり、I.D.8の平均参加人数は過去最高を更新する17.1名となった。教員3名ではじめたこの勉強会であるが、「異業種間交流」を日常的に体現することができ、“10年間継続実施”の目標達成も現実味を帯びてきた。残りの2年間の間で、その後の方向性を固めていきたい。今回は24名の同志が集結。しかも7名の方が初参加ということで、活動の継続性と波及性に手ごたえを感じることができた。
4年前の総会から、I.D.H.B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話している。今回のプレゼンは、渾身の83枚のスライドを作成した。昨年より少し増えたが活動はシンプルなものとし、ワーク中心で内容を構成した。
講座テーマは「もう一人の自分との付き合い方〜SSのアイテム化とインキャラ設定〜」。構成は以下の通りである。
はじめに、I.D.H.Bについてと私の自己紹介を簡単にお話した。I.D.H.Bで大切にしている精神は「I.D.ism」=「自立」「相乗作用」「他者貢献」であり、その実現と伝播が本サークルの目的である。通常の定例会ではなかなか伝える機会がないので、改めてこのことに触れた。
今日のワークの位置付けを確認する上で、「スーパーセルフコントロール」についての確認もした。イトケン太ロウが数年前から提唱している、幸福度の高い生き方を目指すための具体的な戦略であり、ツールが「スーパーセルフコントロール」である。それには大きく分けて、“エビデンスのある左脳的思考”と、“直感的・創造的な右脳的な発想”があり、両脳の特性を知った上で、状況に合わせてその機能を発揮させ、ダメージは最小限に食い止め、チャンスや幸福感を最大限に引き出そうという発想である。
イトケン太ロウ流 「幸福度の高い生き方」の構想図(2014)
これまでの総会で扱ってきたテーマは、主に“使命の探求”と“セルフコントロールの追求”である。幸福度の高い生き方に迫るには、スーパーセルフコントロールというツールを使いこなせるようにならなければならない。そして、それを使いこなすために必要な考えの一つが、使命感のある生き方である。
例えていうなれば、“使命”を手にすることは、自分の人生の地図に何が描かれているのかが分かることであり、“スーパーセルフコントロール”を手にすることは、人生のコンパスを手に入れ、人生における現在地が分かることである。
今回用意したワークは、イトケン太ロウが日々の教育実践の中で開発したオリジナルコンテンツである。子ども達の“セルフコントロール力の育成”をねらい考案した支援案であるが、その効果が予想以上にあったことと、思いの外、簡単な作業でできるので、総会のワークとして設定し提案した。今回の総会は、“セルフコントロールの追求”に特化した内容の構成とした。
「もう一人の自分との付き合い方」〜SSのアイテム化とインキャラ設定〜
セルフコントロールという課題は、どの世代の人にとっても難しいものである。「本当は、こうしたいのになかなかできない…」と自己嫌悪になることも少なくないのではないか。自己の中に潜む、もう一人の自分と適度に付き合い、上手にコントロールすることができれば、人生の幸福度も高まるのではないかという投げかけに、同意しない人は多くないように思う。
自由自在とはいかないまでも、現状よりはスムースにもう一人の自己と向き合うために、2つのアプローチを提案する。一つが、「ソーシャルスキルのアイテム化」。もう一つが、「インキャラの設定」である。
第1部 「ソーシャルスキルのアイテム化」
“ソーシャルスキル”とは、社会生活を送る上で必要な術のことである。「挨拶をする」というソーシャルスキル(以下、SS)一つとっても、対象が友達、家族、先生、上司などによって、そのスキルは違い、そして使い分けなけれなならない。
社会生活の中に無数にあるSSを“アイテム化”することによって、レパートリーを増やすとともに扱いやすくしようというのが、今回の一つ目の提案である。
●ワーク@「進化形をイメージしよう!」
●このワークシートに、上段枠に、自分がなりたい進化形キャラのイラストを描き、それに名前を付ける。
まず始めのステップとして、なりたい自分をイメージし、それをキャラクター化してイラストに表現する。さらに成長したい自分の着地点をイメージすることで、漠然としていた成長目標を視覚化する。
ここでは遊び感覚で、活動そのものを楽しむことが大切である。
●ワークA「自分の良い所と良くない所を考えよう!」
●より良い自分、よくない自分を修正するために、まず自分自身について自己評価する。
自分の長所と短所を自己評価し、明文化する。この過程で、自分の長所をなかなか見つけられない人が多い。「自己を肯定的に見ることは素晴らしいことである」と声かけをして、自己肯定感をもつことを促していくことは大切なことである。
●ワークB「パワーアップアイテムを考えよう!」
●社会生活上、困ったことや改善したいことを挙げ、それにラべリングすることで“アイテム化”する。
この「アイテム化」が、一連のワークの中で胆となる部分である。良くない自分を修正するアイテムは思いつきやすいので、より良い自分になるためのアイテムを意識して設定することがポイントである。
●ワークC「進化形データファイル」を完成させよう!
●ワーク@〜Cで考えた内容を、この一枚にまとめて「進化形データファイル」を完成させる。
総会では、時間がなくなりこの部分は割愛した。漠然とした自己像を、遊び感覚も持たせつつ、視覚化、明文化することで、活動のスタート地点を設定するという意味合いである。
第2部 「インキャラ(インナーサイドキャラクター)の設定」
セルフコントロールをさらに円滑にするため、“進化形”の対立軸を設定する。それが“インナーサイドキャラクター(略して、インキャラ)である。良くない自分を操るもう一人の自分を、進化形と同じくイラストで表し、視覚化する。
”SSのアイテム化“と共に、一連の活動の中の胆であるのが、この”インキャラ設定“である。
●ワークD「インナーサイドキャラクターを設定しよう!」
●このワークシートに、上段枠に、負の自分を操るインキャラのイラストを描き、それに名前を付ける。
自分の良くないところを絵に表すということは、かなりストレス発散になるようだ。負の特徴を表すキャラになっているとイメージが持ちやすい。
ここで一つ注意することは、セルフコントロールに必要なのは、インキャラの“支配”や“全滅”ではない。あくまでも“共存”である。脳科学的にみると、本能と理性の葛藤、つまり大脳辺縁系と前頭連合野とのせめぎ合いである。喜怒哀楽や好き嫌い、快・不快を司る大脳辺縁系の反応は、生命維持の役割が多い。その反応が大きすぎて扱いきれない時に、自己嫌悪という感情が生まれ、そして自己肯定感が下がっていくのではないかと思われる。
“インキャラ”のパワーダウンをねらいつつ、可愛がれて最終的に仲良く付き合えるようになることが目標である。
脳における各部の機能と役割について
例年、総会のためにワークを開発するので、ぶっつけ本番的な要素が大きかった。しかし、今回はすでに教室での効果は実証済みであったので、活動前の不安感は少なかった。
数年前から、講義だけでなくなるべくワークを入れるようにしているので、参加者同士の相乗作用(シナジー)が目の前で展開していくのは、見ていて嬉しい光景であった。
今回の提案の効果を実感するのは、参加した方々が実生活に戻ってからであるが、きっと参加した方々のセルフコントロール力が高まり、幸福度の高い生き方に少しでも近づくことができれば幸いである。
講座の最後に、「the
seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を毎回設定している。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。
実際に参加して下さった方々からのメッセージを、下記で紹介する。
拙い講座ではあるが、毎回多くの方々に参加して頂けるので、準備においては最善の努力をして、渾身のプレゼンを行った。反省点は多々あるが、また来年の総会に活かしながら、本サークルの活動を続けていきたい。
I.D.HYBRID
BRAINS第9回総会 参加者感想 2016.8.20
The seeds of mission (使命の種子)
使命の種子とは…
講座の受講した方から、プレゼンターへ贈るメッセージ。話の内容や、プレゼンターの使命、志、信念、思いや熱意に対する率直な感想です。これを参加者同士でシェアすることで、新たな視点や切り口、捉え方を得ることができます。また、プレゼンターにとっても、自分自身を客観的な視点から捉え直す機会にもなります。相乗作用による、正の向上スパイラルを生みだすツールとして、この「使命の種子」を位置づけています。
【第9回総会 2016.8.20 使命の種子〜the seeds of mission〜】
★I.D.のテーマであるスーパーセルフコントロール術が、見事に子ども達が日常で使える(大人にも効果がありそう)アイテムになっていて素晴らしいと思いました。これは一冊の本になりますね!これで救われるお母さんがたくさんいそうです。もっとたくさんの先生方に案内して来てもらえばよかったです!残念!【40代男性・学習塾経営】
★すごくすーっと入ってくる内容でした。最初は「インナーサイドキャラクターを絶滅させてはいけない」というところに驚きましたが、自分のインキャラ(ZE.TSU.BO)を作っている時に、何故このキャラができたかを考えると自分を守るためなんだという気付きがありました。引き続き、継続して参加したいと思いました。ありがとうございました。【30代女性・教員】
★総会も4回目の参加で、2月は講師もさせてもらって、そろそろ参加し始めた頃より成長しているかな、なんて思ったりしたけど、やっぱりイトケンさんの話を聞くと、0(ゼロ)にリセットされた状態からものを考えられるようになる気がします。イトケンさんは、自分と向き合うためのアイテムをくれる人。向き合うかどうかは自分次第だけど、そのきっかけと、それを楽しくする方法をくれます。今日もめちゃめちゃ有意義でした!!!【20代女性・IT営業(新卒)】
★やはり来て良かった!「客観視」、本当に難しいけど、大切なことだね。今回は、それを「絵」にしたり「名前」を付けたりするということの有効性を体感しました。ありがとう!【40代男性・IT営業】
★I.D.9、おめでとうございます。毎回いつもとてもよい刺激になります。自分は、その人らしい生き方を見つけている人、頑張っている人から、とてもエネルギーをもらいます。たまにしか来れないのに、温かく迎えて頂きありがとうございます。また、よろしくお願いします。【30代男性・教員】
★今日の内容は、まさに目の前で自分の在り方に悩んでいる一人の子どもの姿が思い浮かびました。もしかしたら、その子を救えるツールになるかもしれないと思いました。早速、実践してみようと思います。毎回、問題提起をして頂けることが、I.D.に来てよかったと思えるところです。これからもよろしくお願いします。【30代男性・教員】
★今日はありがとうございました。自分を見つめ直して、今後の人生をより豊かにしていけそうです。自分にも、子どもを注意するときにも、活用しますね。進化形イメージキャラクターのネーミングが苦手なのが分かりました。【40代女性・幼稚園講師】
★自分を見つめ直すことはないので、とても良い機会になりました。ブレーキをかけるキャラクターが内に、外に在ることで、問題を乗り越えていくヒントになると思いました。今日はありがとうございました。【40代女性・専業主婦】
★少し難しい内容もありましたが、自分について考えることの大事さ、難しさをすごく感じました。僕らくらいの年齢になると、仕事も家庭も忙しくなり、自分のことは二の次になりがちですが、こうした場で発信できることのすごさを改めて感じました。ありがとうございました。【40代男性・アパレル関連】
★今日も、どうもありがとうございました。この進化形データファイル、自分のクラスでも使いたいです。でも、1学期の時にやっておけばよかったかな―?でも、2学期の授業で自己肯定感を高めるエクササイズを行わなくてはならないので、ヒントにさせてください。…というか、こういうアイテムを作ろうと、一連の内容を考えられるイトケンの脳は無限ですね!!それは褒めよう!パワーアップアイテムを作ることで、子どもの気持ちは、とっても楽になりますね。 P.S 最後の木は、自分一人で全ての部分を持ち合わせるのでもよいのかな―とも思いました。【40代女性・教員】
★何かの縁で、I.D.に参加させてもらうようになりました。私もこの活動を、「この人は!」と思う人に声を掛けていけたらと思いました。【40代男性・教員】
★参加させて頂き、ありがとうございました。人を否定せず、柔らかく良い方向へ向くことのできるアイテム、キャラ作り、発見でした。活かしていきたいと思います。サンバイザーもありがとうございます。【40代女性・学習塾経営】
★いつも、いろいろな人たち、いろいろな価値観に、ふんわり優しい空気感の中、出会わせてくださりありがとうございます。【30代女性・教員】
★自分を客観的に見つめること、子ども達のことをワンクッションおいて見守ることが必要だと改めて感じました。是非、実践してみたいと思います。ありがとうございました。【50代女性・ネット販売自営】
★自分の良いところ、悪いところを振り返って、現実に進化できたらいいなと思いました。【50代女性・専業主婦】
★自分の考えを形にするだけでなく、サークルというアウトプット、また糾合されていることが素晴らしいと感じました。このサークルは「キャリア教育の推進」だと感じました。自己を知り、自己を高める…。これがこのサークルの良さだと思い、まさにキャリア教育だと思います。今日のアクティビティも道徳ではなく、総合かな?と思いました。今後も、多くの方の自己使命に気付かせる使命が、イトウ先生にはあります。素晴らしいサークルでした!!イトウ先生、ステキ!!【30代男性・某教育委員会指導主事】
★悪い所や行動をアイテムに置き換えることで、自覚できたり指摘しやすくなったりするのは、すごくいい考えだと感じました。この考え方がもっと広く広まればなと思います。本日は貴重なお時間をありがとうございました。【20代男性・システムエンジニア(新卒)】
★自分の思いや感情を見える形にする(視覚化、可視化)ことで、より向き合ったりコントロールしやすくしたりすることができると感じました。アイディアを形にすることに関心がある自分にとって、今日の企画はまさに目から鱗でした。ありがとうございました!【30代男性・教員】
★今日もありがとうございました。伊藤さんのプレゼンを全てお聞きすることができなくて、とても残念です。第一部まで参加して、伊藤さんの使命は、生きにくさを抱えている人を助けること、困難なことを切り替えるヒントを与えること、に近いことなのかなと思いました。伊藤さんの話は、できる人がこうしたら良いと言っている(綺麗事のような)ものではなく、実際に経験したことをもとに話してくださるので、リアルに伝わってきて、本当に心に響きました。また、例えるセンスがあって、話がとっても分かりやすいので難しいことでも、子供にも伝わるようにできるところが本当にすごいと思います。それが、大人だけでなく、生きにくさを抱えたすべての人を助けるスキルの一つなのかなと感じました。去年と変わらず、文が下手な私ですが、まず伊藤さんのような例え上手を目指して今年は努力していきたいと思います!!ありがとうございました。【20代女性・教員】
★久しぶりに参加させて頂きましたが、やはりセルフコントロールは自分に必要だと思いました。妹もなかなか自分をコントロールできない子なので、帰ったら早速進化予定を立てさせてみたいと思います。【20代男性・大学生】
★今日のテーマは、僕にとってものすごく合ってました。自分で光と闇の絵を描くのものを考えるのに時間はかかりましたが、最後まで全て描き終わりました。【20代男性・会社員】
★今日は本当にありがとうございました。【10代女性・中学生】
★とってもたのしかった【5才女子・幼児】
★9年目、おめでとうございます。ここまで、よく続けてきたなぁと、そして、続けることでしか見付けられなかったこと、深まったこと、素晴らしいなと思います。妻の立場としては、こうして皆さんにI.D.の場を提供して貢献している夫を誇らしく思うのと同時に、私自身の人生にI.D.があってよかったと感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとう。これからも、よい人生を自分で作っていけるよう一緒に楽しく頑張っていきましょう!【40代女性・専業主婦】
成績優秀者表彰
I.D.8 成績優秀者
出席回数 (賞品 I.D.ノート)
(6回)脳番号86 脳番号255 脳番号4433
(4回)脳番号15 脳番号930
出席率 (賞品 キャリアボーイストレス解消ボール)
(100%)脳番号86 脳番号255 脳番号4433
MVP (賞品 I.D.ハイボーイワッペン)
脳番号255 脳番号4433
ブレーングレード昇格者
★I.D.執行部昇格 脳番号255
★I.D.コア昇格 脳番号4433
I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第45回定例会報告書 |
|
平成28年10月29日(土) |
10:00 〜 11:30 |
|
高円寺中央会議室 洋室2 |
参加人数 14名 |
|
担当 脳番号4050 |
テーマ「自分とのコミュニケーション」 |
|
@
日時:2016年10月29日
A
場所:高円寺中央会議室
B
テーマ:自分とのコミュニケーションT
C
目的:コミュニケーションとは他者とはもちろん、自己の中でも行われています。自分の中で、自分にどんな言葉をかけているでしょうか。自分に向き合うことで、そのことに気付き、より良い方向に進んでいく力にしていく。
D
内容:
ワーク1.後出しジャンケン
アイスブレークとして行いました。後出しで勝つ手はすぐに出るのに、負ける手だとすぐに出ない。そんな体験をした方が多かったようです。実は「ジャンケン=勝つ手」という固定観念が無意識に作られている、という説明にみなさま納得されていたようです。
ワーク2.伝え返し
まず、2人組を作り、話し手と聞き手になり、話し手が3分話し、聞き手は意見を述べることなく、相手の話を聞きます。そして役割を交代します。
始める前は「3分も話すの!」と参加者から聞こえましたが、どの組も楽しそうな雰囲気。さすが話し上手、聞き上手のみなさんです。
そして伝え返し。相手の話の内容を、「私はあなたの話をこう聞きました」と相手の話の内容を1分で話します。「最初に言ってくれていたら、もっとちゃんと聞いたのに」という感じはありましたが。。。終わってみると、「そんな事言ってないんだけど」と相手の方に思われた参加者はいらっしゃらず、「すごく話を聞いてくれていた」、という感想がありました。
日常では、どのくらい相手の話を聞いているのか、意識が向けてもらいました。また、ただただ相手の話を聞く、もし日常でその時間が持てたとしたら、どんな可能性が出てくるでしょうか。
ワーク3.リフレーム
4名1組になり、紙に「大切にしている事」を3つ書き、グループの中で交換します。そしてグループ内で他の人の書いた事を、自分が大切にしている事のように話します。
色々な気付きがあったようで、他者の紙を読んで「自分にもこれ大切にしている」、また自分の紙の話を聞いて、「違う人が話す事で、意味が広がった。」
自分が思っていたことと違う発見があり、また大切なことを交換しあった、というような暖かい場になりました。
そしてリフレームすることで過去が変わることもありますよ、と伝えました。起こった出来事は変わらない、でも違う視点から見てみると、その時は判らなかった事に気付き、捉え方が変わる。過去の出来事がネガティブでなくなる可能性もあります。
NLPの手法である、VAKのシステムについて少しお話ししました。
「あの人とは話が通じるけれども、この人とはちょっと、、」という場合は自分のよく使うシステムと、他者が違う場合が多いです。例えば、自分も相手もV同士だと、まるで同じ絵を見るように話す事が多いので、理解がしやすい。自分がVで相手がAだと、同じ絵を見ていない状態なので、話が通じにくくなる場合があります。Aの相手からすると、「もっとロジカルに話して欲しい。」と思っているかもしれません。
みなさん、興味深そうに聞いていただけました。
ワーク4.瞑想
日常ではほとんどの方が、何かをしながら、他のことを考えたり、思い出したりして、目の前にことに集中していない状態です。これは決して悪いことではなく、同時進行で複数の物事を進めるたるためや、周りの状況に気付くためなど必要なことです。
でも、頭の中はいつも大忙し!
マインドフルネスもそうですが、瞑想を通じていったん思考を停め、「今のこの場所」に集中する事で、短い時間でもリラックス効果を感じてもらえたらと思い行いました。
E
実施しての感想
自分とのコミュニケーションは、私自身が大切にしている事の一つです。
でも、自分に向き合うというのは、本当に大変な作業。IDの場だったら、仲間達と一緒にそれぞれが自分に向き合う、それができそうだと思い実施させていただきました。
参加者のみなさんが、他者にそして自分に真摯に向き合う姿勢に、私の方が感動し、元気をいただきました。
実施してから時間が経ち、その間に大学の講座で心理学の学びが進み、「心理学は人を生きやすくする学問」という思いが芽生えました。生き辛さや、なんだか上手く行かない、という事を感じているとしたら、それをサポートする事が役割と実感しました。押し付けるのではなく、手法の一つとして伝えて行けたらと思います。
I.D.初講師の4050さん | NLPを中心にしたプログラム | ワークショップ形式で体験重視 | 14名のブレーンが集結! |
I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第46回定例会報告書 |
|
平成28年12月10日(土) |
10:00〜11:30 |
|
高円寺北区民集会所 第2集会室 |
参加人数 13名 |
|
担当 脳番号4649 |
テーマ「はたらくって?〜出会いは人を幸せにする〜」 |
|
こんにちは、SHIGEKIXです。自分が仕事やプライベートで苦しんだとき、いつも勇気づけられ、力をくれたI.D.の定例会で、この度講演させて頂きました。非常に光栄に思うのと同時に、自分がみなさんに何が伝えられるのかとても悩みました。でも悩んだ分だけ、自らの歩みを見つめ直し、原点に立ち戻れた気がします。貴重な機会を頂いたイトケン先輩、並びに聴講して頂いた皆様に感謝申し上げます。
1.自己紹介
・東京に生まれ、東京に育つ。東京愛に溢れる男!
→東京にも郷土愛を!!地元・東京を愛する人を育てたい!
・小学生時代…夢はお笑い芸人!!
→@とにかく人を笑わせたい!人を傷つけない笑いの追求!!
・中学時代…バレー部に入部!自分は素人、周りは全国レベル・・・地獄のような日々…高校に入ったときに、自分の成長に気付く。 →A続けることで得ることはある!!
・高校時代…バンド活動!常に実力派プロ志向バンドの前座(笑)実力はないけど盛り上げるには…
→Bまじめに本気でふざける格好良さ!!
2.出会ったたくさんの友達
きっかけは友達の結婚式。友達に喜んでもらうために…上記の@AB全部やってみよう!!
友達の結婚式のたびに、人を喜ばせるためにまじめに本気でふざける企画を考えた。
【代表作】
・本気でドミノやってみよう …日本ドミノ協会からドミノ1万個レンタルし、ドミノ倒しに挑戦!
・本気でバンドやってみよう …楽器未経験者が半年スタジオにこもって結婚式でライブ!
→たくさんの人の笑顔、喜びの涙!自分の生きがいになる。
3.小学校教諭〜特別支援学級
・自分のアイディア次第で面白いことが無限に創りあげられる実感。そして、研究員としての経験。
→子供たちと笑えることをたくさんしよう。まじめに本気でふざけるの真骨頂!!
4.小学校教諭〜通常学級
・時間をかけて教えたいけどどんどん先に進めなくては…ペンを持たされるのではなく、自らペンを持つ子たちになって欲しい…と思い悩む中での社会科との出会い。
・教科書にも働く人の思いは書かれている。でも生の声はもっと熱い!!→熱い思いをもつ職業人たちに取材することで、学習課題を人ごとでなく、自分が本気で考えるべきものにしたい!!
【過去の実績】木こり、某自動車メーカーディーラー、築地のまぐろのセリ人、花火師、漁師、農家
・社会を生きるとは、今目の前で起きている出来事について真剣に向き合って、自分なりの答えをみつけることだと思っている。
それができるようになるためには、いろいろな人と出会い、その考えに触れ自分を磨くことが大切である。
5.はたらくって?
・何のために働くのだろう。お金のため?家族のため?趣味のため?→全部正解。でも、より豊か、によりよく生 きるには使命感が必要だと思う。私にとっては、それが喜ばせたい!笑わせたい!ということ。こうして考えてみれば小学生の頃から一切ぶれていない思いである。一つ一つの出会いに感謝し、人と人を繋いで、新たな喜び、幸せを生み出せるように努力していきたいと思っている。
今回、初講師のSHIGEKIX。 | 講演の内容に魅了させるブレーン達 | 原点は小学生時代から! | 13名の同志が集結! |
I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第47回定例会報告書 |
|
平成29年2月12日(日) |
10:30 〜 11:30 |
|
高円寺北区民集会所 第 集会室 |
参加人数 13名 |
|
担当 脳番号 2 |
テーマ「ピンチはチャンス 〜私の暗黒時代体験談〜」 |
|
I.D.H.Bの活IDメンバーの皆さん、こんにちは。
mugejinです。
大変遅くなりましたが、前回私が行ったプレゼンのご報告をさせていただきます。
タイトルは「ピンチはチャンス 〜私の暗黒時代体験談〜」です。
私の45年間の人生の中でも、一番苦しい時代だった28歳〜31歳までの暗黒時代の具体的なエピソードをご紹介し、
「実際何がそんなに苦しかったのか?」「それをどのように乗り越えていったか?」「そこから導き出される、人生において重要なこととは何なのか?」
を分析しプレゼンさせていただきました。
以下プレゼン内容のトピックを。
・28歳の時、職場が原因で自律神経失調症となる。仕事は超ラクチンな内容。精神的に参ってしまった「あること」
・自律神経失調症となった僕を救ってくれたとあるコミュニティ。彼らは「ただただ〇〇してくれた。」→私のID参加理由の原点
・とあるメルマガでビジネスに興味が。「芝居とビジネスの意外な共通点」があった!
・新たに勤めた職場も2年でリストラ。私がおかしていた営業という仕事についての「大きな勘違い」
・しかし意外や意外。クビを切った社長と15年間、年一以上で飲みに行く仲に。「そこで私が行っていたこと」
・営業職で転職したつもりが、いきなりモデル学校の先生に!?残業月120時間の中、私が獲得した「思わぬ能力」
・1年の営業経験で全国No.1営業に。社員を大きく成長させる「組織において大事な3つのこと」
・そこから10年余りの順調な人生、そしてついに「新たな壁」が!
・このピンチをチャンスとして捉えましょう!
以上です。
もしこれを読んで、内容に興味持たれたら、いとけんにご一報を。
来年6月にもプレゼンをさせていただく予定なので、反響が大きければもう一度やります!(笑)
最後にご参加いただいたアンケートの抜粋です。
「特に印象に残ったのは「芝居⇔ビジネス」をつなぐ価値観に出会えたエピソードです。また「営業力」についてのお話も目からウロコでした」
「私には考えられないような数々の困難を乗り越えて前に進もうとする意欲に勇気がわきました」
「スクールカンパニーでの経験談は非常に為になりました」
「改めて人生は「死と再生」の繰り返しだなぁと感じました。ねばり強く私も生きていきたいと思いました」
「苦しみ辛さから逃げず、向き合い乗り越えていく勇気をもとうと思えました」
「人との出会いの意味や、自分をどう成長させたかということを、ものすごく明確に分析されていて糧にされていることに驚きました」
「mugejinさんのエネルギーの原動力はどこにあるのかと考えながらお話を伺っていましたが、人から学ぼうとする謙虚さなのではないかと思いました」
「「人は人から学ぶことができる」「人は人によって救われる」というシンプルなメッセージを受け取りました」
「今回のプレゼンは、mugejinさんの人生を自分が体験しているかのように入り込めて聞くことができ、エンターテイメントとして楽しんでしまいました」
「mugejinさんの「使命の種」は、「一生エンターテイナーであること」「勇気(自己肯定感)を与え続けること」であると思いました」
「様々な人生経験の中で何かを学び続け走り続けるチャレンジ精神は、素直にすごいなと思いました」
「mugejinさんの思っていることに強く共感できる部分も多かったので、そこはきちんと自分に対する自信につなげたいです」
参加者の皆さん、さまざまなメッセージ本当にありがとうございます!
私も皆さんのアンケートを読んで、さらなる勇気やエネルギーをいただきました!
でまたIDでお会いしましょう!
お馴染みのプレゼンター | 熱く語る脳番号2と仲間たち | 端的に要旨がまとまったPP | 13名のブレーン達! |
I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第48回定例会報告書 |
|
平成29年4月30日(土) |
10:00 〜 11:30 |
|
高円寺北区民集会所 第5集会室 |
参加人数 20名 |
|
担当 寺下史邦さん |
テーマ「夢実現★10年計画」 |
|
今回、講師をして頂いたのは、サラリーマンをしながらシンガーソングライターとして活躍されている寺下史邦さんでした。
2009年にNHKホールにて開催された長渕剛デビュー30周年記念ライブでのパフォーマンスに感銘を受け、2010年10月よりライブ活動をスタートさせた寺下さんは、現在、2020年のNHK紅白歌合戦出場を目標に活動されています。
2012年にファーストシングル「帰り道」を全国販売し、2014年には宮城県気仙沼市のご当地飲料「潮騒ダー(シオサイダー)」のテーマソングのボーカルに抜擢されました。20105年には、日本歌手協会に入会し、様々なイベントやTV番組に出演されています。
歌手活動しつつ、人脈を広げることも精力的に行われていて、芸能人主催のイベントに出演されたり、またご自身でイベントを企画され、様々な方々が知りあう場を提供されています。
講演の中で、活動の原動力となる寺下さんの思いが垣間見えるコメントがありました。
○40才前の、素人の自分ができたんだから、みんなもできる!
○若い頃にチャレンジしておけばよかったと思わず、何才になってもチャレンジし、人生をあきらめない!
○見ている人に希望を与えたい!
○技術的には素人かもしれないけど、伝えるという「心のプロ」である。
○成功のイメージを信じ、熱い思いをもって、周りの人を巻き込んでいく。
○最後は「本気」かどうかが、分かれ目。
精力的に活動される寺下さんの内に秘める情熱や思いには、やはり他者を「勇気づけたい!」「元気づけたい!」という使命感を感じることができました。頑張る過程、出した結果により、周囲の人々に生きる希望を与えていくのが、寺下さんの使命のような気がしました。
ありのままの姿で、飾ることなく、正直な生き様を示してくださった寺下さんには、是非目標を達成し、次なる使命に向け頑張って頂きたいと思いました。お忙しい所、講座を担当して頂き本当にありがとうございました。
今回は20名定員の部屋が初めて満室になるという、I.D.史上においてもエポックメイキングな定例会になりました。活動9年目になっても、I.D.は進化しています。
紅白を目指すサラリーマンシンガー。 | ちらしとCD。 | 熱心に聞き入るブレーン達。 | 大入りの20名の参加者。 |
I.D.HYBRID BRAINS 9 |
第49回定例会報告書 |
|
平成29年7月1日(土) |
10:00〜11:30 |
|
高円寺北区民集会所 2階 和室 |
参加人数 15名 |
|
担当 脳番88 |
テーマ「ビジネスマンの独白」 |
|
1995年10月、公認会計士の試験にパスし、中央青山監査法人で社会人生活をスタートさせる。右も左も分からない中、現場での厳しい指摘を通じて、安易に人に頼らず自ら努力し答えを出していくことの大切さを学ぶ。
その後、スタッフとしての経験を積み、責任者として会社を任されるようになる。スタッフの時は与えられた仕事に専念していればよかったが、責任者になると全方位的に気を配りながら仕事を進めていかなければならず、壁に突き当たる。何とかしようと自分の視点で解決を試みたが失敗。その経験から、相手の立場に立って、相手の求めることを洞察することが仕事の出発点であることを学ぶ。その後も失敗を繰り返しながら、責任者とはどうあるべきかを学んだ。
それらの経験を通じて、自分では頑張っていると思っていた矢先、一つ下の部下にマネージャー昇進の先を越される。悔しい思いもしたが、自分の評価は自分が決めるものではない、他人が決めるものである、自己満足ではいけないと自らを律する機会となった。
それからしばらくして、監査法人時代の同期が化粧品のベンチャー企業を立ち上げ、声をかけられて転職を決意する。
しばらくは順調だったものの、新商品の販売不振と人員増加や本社移転などのコストがかさみ、資金ショートの危機を迎える。これを機に次々と綻びが生じ、親会社、社長からの信用は失墜する。会社に行くのも辛い日々で退職も考えたが、ここでできないことはどこへ行ってもできないと思い直し、踏みとどまる。
その後、業務に丁寧に取り組み、報告を細かく入れることでコミュニケーションの機会も増えてくると、次第に社長や親会社からの信用も回復するようになる。この経験を通じ、人は苦しいときほど真価が問われる、他人や環境のせいにせず自らの至らなさを見つめ、努力することが大切であることを学んだ。
そこからさらに転職の機会があり、現職の会社に転職を決断する。非常に悩んだ中、決断の際に重視したのは、今後、より自分が成長できる環境はどちらかということ。より規模の大きな会社であらためて勝負してみようと考えた末の決断であった。
入社当初から好待遇で迎えられたが故に、当初は周りの目が気になり、居心地の悪さも感じたが、そういったものは時間が解決してくれるものとして、時間という処方箋の大切さを学んだ。その後、様々な経験の中で、評論家ではなく実務家たること、そして、より質の高い仕事を目指し努力する大切さを学ぶ。同時に、厳しい指摘の中から、自分の弱さ、醜さを認め、それを自己の研鑽に活かせるかといった、内面的な気付きを多く得ている。
その中で感じるのは、どんな人にもよいこと、悪いことは訪れ、一本調子でどちらかの人生というものはないということ。だから、厳しい境遇であっても目の前のことに一喜一憂しすぎず、自らの人格を高め、成長に向けた努力を続けることが大切であると心に刻んでいる。
以上
講師の脳番号88のよこちんさん。 | 講師の強みは試練の教訓化。 | 話に聞き入るブレーン達。 | 15名のブレーンが集結! |