I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第7回総会報告書 |
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平成26年8月30日(土) |
10:00〜12:00 |
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高円寺北区民集会所 2階 和室 |
参加人数 23名 |
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担当 脳番号3 |
テーマ「さあ、使命に目覚めよう〜Now, Discover your mission〜」 |
I.D.H.Bの7年目の活動が始まった。登録人数は総勢92名。I.D.6の平均参加人数は過去最高を更新する14.0名となった。教員3名ではじめたこの勉強会であるが、発足当初の理想である「異業種間交流」が日常的なものとなってきた。“10年間継続実施”を目標としているので、残りの4年間の展開が楽しみになってきた。今回は23名の同志が集結。しかも8名の方が初参加ということで、ブレーン同士の縁の広がりに感謝以外の言葉が見当たらない。
一昨年の総会から、I.D.H.B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話しさせて頂いている。今回のプレゼンは、渾身の131枚のスライドを作成した。昨年は156枚のスライドだったこともあり、内容的にかなり盛りだくさんだったので、反省の意味を込めて枝葉を切り落とす意識で構成した。しかし、やはり年に一度のプレゼンの機会ということもあり、結果的にまたもやこれだけのボリュームになってしまった。
講座テーマは「さあ、使命に目覚めよう〜Now, Discover your mission〜」。構成は以下の通りである。
はじめに、私の自己紹介とI.D.H.Bについて説明させて頂いた。自己紹介は、生まれてから現在までの経歴について簡単にお話しさせて頂いた。I.D.H.Bについては、まずスローガンの紹介と、本サークルの趣旨をダニエル・ピンク氏のモティベーション3.0を引用しながら解説した。(昨年と同様の解説なのでここでの表記は割愛する)
今年、初めて紹介したのは陽明学者である安岡正篤氏の言葉である。
上記の言葉は、I.D.H.Bのスローガンである「使命に覚醒し、公共のために刷新せよ」の趣旨を端的に表現したものであり、本サークルの活動の目的を表しているものでもある。財産を築くため、社会的地位を得るためではなく、その人それぞれの役割を意識し、そしてその目的に向かい、悔いの残らない生き方をするため、集い、刺激し合うのが本サークルの活動の本質である。
昨年は「スーパーセルフコントロール」全般について詳しくお話ししたが、今年は“使命”というキーワードに焦点を当て、講座を企画した。さらに、ワークショップ形式を取ることで、参加者同士の交流の中から、ブレーン自身の気づきや発見を導き出せるようにした。(下記の構想図であるが、昨年のものものに、「前頭前野オペレーション」が新たに付け加えられたことを補足しておく)
イトケン太ロウ流 「幸福度の高い生き方」の構想図(2014)
今回用意した5つのワークは、今年の総会のためにイトケン太ロウが開発したオリジナルコンテンツである。「使命への覚醒」のステップを段階的に設定し、それぞれが自分自身を見つけ直すことで、自分自身の生きる目的、働く目的である“使命”に迫っていくという試みである。
それぞれのワークを簡単に説明する。
●ミッション・スペクトラム
I.D.H.Bにおいて、“使命”がキーワードとして用いられているが、人によっては“志”という言葉の方がフィットする人もいる。まず、各自、“使命”と“志”のどちらの言葉がフィットするか考え、その理由を仲間にシェアする。さらに、“使命”と“志”という言葉がつかえないとしたら、他にどの言葉がフィットするかを考え、そしてシェアする。
人それぞれ、しっくりくる言葉が違うということを知り、「目的=使命・志」という言葉をそれ以外の表現に置き換えることで、自分自身により近づけていくことが、このワークのねらいである。
●ビフォーアフター・イメージ
「もしも、使命に目覚めたとしたら…」という設定で、その前後における状態を直感でイメージし、仲間にシェアする。下記の例のように、ビジュアル的な状態の変化だけでなく、「集中している」「他のことが気にならなくなる」「自己主張できる」など、心理的な変化であったり行動的な変容であったりを表現してもよい。
自分自身の“使命に覚醒している状態像”をイメージし、“使命への覚醒状態”に移行しやすくするための具体的イメージをもつことが、このワークのねらいである。
I.D.ハイボーイ → スーパーI.D.ハイボーイ
ワイパーをかける前のフロントウィンドウ → ワイパーをかけた後のフロントウィンドウ
バッテリーを積んでいないアシスト自転車 → バッテリーを積んだアシスト自転車
●プチフロー・リスト
アメリカの心理学者であるチクセントミハイが提唱する“フロー”について確認し、I.D.H.Bにおいて、生活の中にある小さな没入感を“プチフロー”と位置づけ、その状態にあることは幸せなことだと定義する。例えば、「洗濯物を干していたらこんなに時間が経っていた。洗濯物を干すことは苦ではないし、乾きやすいように工夫して干し終えることができたら、気持ち良くなる。」ということがあったとしたら、これはまさに“プチフロー状態”にあると言える。
何気なく過ごしている生活の中に、このようなプチフローが散在していることに気づき、改めてピックアップすることで、気づいていない自分の幸せ状態を意識できるようにする。それを、「私自身のため」「家庭・家族における立場・役割」「職業・地域活動・余暇等、社会における立場・役割」の3つのカテゴリーで、それぞれの領域にある“プチフロー状態”をリストアップする。
生活の中にある気づかなかった幸せを洗い出し、状況を変えずに、現状における幸福度を上げるのが、このワークのねらいである。
●ミッション・レーダー
今度は、「プチフロー・リスト」で洗い出した“小さな幸せ状態”が、「私」「家庭」「社会」のどこに偏っているかを知る。例えば、私の場合、「家族・家庭における立場・役割」は、「子」「弟」「夫」「親」という具合に分けられる。「職業・地域活動・余暇等、社会における立場・役割」は、「仕事」「余暇活動」に分けられる。
自分の幸せが、どのカテゴリーのどの立場・役割に分布しているのかを知る。そして、分布の少ない部分に“小さな幸せ状態”を再発見すること、あるいはそこに“小さな幸せ状態”を作りだすことを意識するのがこのワークのねらいである。
(例)私の場合、「家族・家庭における立場・役割」を、「子」「弟」「夫」「親」に分けられる。
(例)「職業・地域活動・余暇等、社会における立場・役割」は、「仕事」「余暇活動」に分けられる。
●ミッション・ストリーム
「プチフロー・リスト」「ミッション・レーダー」で自分自身を俯瞰し、明らかになった“没入感状態”および、“小さな幸せ状態”を改めて振り返る。そして最後に、これまでの人生とこれからの人生において、たくさんある“プチフロー状態”の中から、どうしても外せない主要なものを、再度「ミッション・ストリームシート」の下段より記入し配列する。
最終的に、自分自身の夢(目標)と使命(目的)を明文化し、自分自身の内面から未来に向かった他者貢献への道筋を確認することが、このワークのねらいである。
この日のために開発したワークであったため、初めての実践であり、分かりにくさもあったと想像している。しかし、参加して頂いた方々の感性とブレーン同士の相乗作用(シナジー)の力によって、何とか講座を終えることができた。
講座の最後に、「the seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を設定した。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。
実際に参加して下さった方々からのメッセージを、下記で紹介する。
拙い講座ではあるが、毎回多くの方々に参加して頂けるので、準備においては最善の努力をして、渾身のプレゼンを行った。反省点は多々あるが、また来年の総会に活かしながら、本サークルの活動を続けていきたい。
I.D.HYBRID
BRAINS第7回総会 参加者感想 2014.8.30
The
seeds of mission (使命の種子)
使命の種子とは…
講座の受講した方から、プレゼンターへ贈るメッセージ。話の内容や、プレゼンターの使命、志、信念、思いや熱意に対する率直な感想です。これを参加者同士でシェアすることで、新たな視点や切り口、捉え方を得ることができます。また、プレゼンターにとっても、自分自身を客観的な視点から捉え直す機会にもなります。相乗作用による、正の向上スパイラルを生みだすツールとして、この「使命の種子」を位置づけています。
【第7回総会 2014.8.30 使命の種子〜the seeds of mission〜】
★自分のパーソナルなところから掘り下げて考えることで、使命についてより深く見つめることができた。仕事、家庭だけでは、自己犠牲的になってしまうところが、そうならなかった。「公共のため」とは言っても、身近な友人の幸せのためと思えば、自分も楽しくなると気付いた。【30代男性・教員】
★「道なき所に道をつくる」、本当にその使命と共に行動されている人だと思いました。行き止まりで立ち止まってしまった時、「自分の持っているもので、道をつくれる術」を教えてくれて、また前へ進めることができています。ありがとうございました。【20代女性・教員】
★今日の総会は、ここに参加した人々が”幸せ”について考えるよいきっかけになったと思います。確実にこの場にいた人が、ここに来る前よりも一歩”幸せ”になり、次に何か進めるきっかけになったのではないでしょうか? 今日は、”人を幸せにする人”というメッセージを感じました!いつになくシェアの時間が多くあったのもよかったです。【40代男性・学習塾経営】
★ミッションレーダーをやってみて、改めて自分の子育てに楽しみや幸せを与えられているな…と実感。今はそこに(「親」として)フローが集中しているので、今後の目標として、それ以外のところにもフローを見つけていけるようにしたい。使命は漠然とした言葉ではあるけど、確か前回は書けなかったので、それを思うとすごい進歩だと思う。【40代女性・専業主婦】
★「使命」とは、自分も周りの人達も「幸せ」になることだと思いました。ミッション・スペクトラムで、どなたかが「使命」を「存在」に言い換えられる、とおっしゃっていましたが、感銘を受けました。生命の「存在」そこに、全ての役割(子として、親として、社会人として等)があり、使命がすでに果たされているのではないかと思いました。かけがえのない一人の命をお互いに大事に、喜びを分かち合える人生でありたいと思います。【30代女性・専業主婦】
★また直接話したいけど、大きな気付きがあったよ! 営業という仕事と芝居作りが、俺の中でつながった。伝える(広める)ということが、俺の志(役割)だと思った。伝えるものは、「わくわく・感動・コミュニケーションの大切さ・メリットのある情報」。ラストの映像、よかったよ! 時間配分は考えよう!(やっぱりボリュームが大きい)【40代男性・IT営業】
★初めてこの集まりに参加させて頂きました。自分がどうありたいかを考える機会は、今までも何度かあったのですが、このような切り口は初めてだったので、新たな自分を知ることができたと思います。また、全く立場の違う方々と意見を交える機会も、中々なかったので、貴重な体験になりました。(私は学生なのですが、子を持つ親としての立場の方とお喋りできたり…)。これから社会人になる身として、本当に勉強になったし、まだまだ考えられると思いました。ありがとうございました!参加できてよかったです。【20代女性・大学生】
★伊藤先生は、「人間とは?」を大きなテーマに、「真の幸福」を追求されている方だと思います。その裏付けに脳科学を勉強されたり、道標となる言葉を見つけたりと、漠然としてではなく、様々な根拠を基に研究されており、僕も真似していきたいと思います!【30代男性・教員】
★MTらしくない素晴らしいプレゼン、大いに感動した。この20年間のイトケンの成長、心の成長、進化を2時間で感じることができた。自分も、愛、使命に向けて準備、行動しなくてはと強く感じる。【40代男性・不動産投資営業】
★本日は出席させていただきましてありがとうございました。普段考えなしに生きていることをあらためて実感してしまいました。目標は長生きすることで、その目的は一日でも多く自分の子どもを支援し続けることです。言い換えれば天職=使命=役割は自分の子どもの付添でしょうか。色々な人達に大変ですねと言われますが、むしろその逆で一緒にいるのは楽しいですし、種々の達成感を感じる事ができるのでかなりポジティブに捉えています。職業としての天職は・・なんでしょう。幼いころの夢はバイク屋経営でしたが。ともあれ、考えるきっかけを下さった事に感謝しています。スケジュールが合えば定例会にも出席させていただきます。ありがとうございました。【40代男性・物流業】
★使命が明確で、それに向けて行動するイトケン先生の言葉はとても響きます。自分は正直、使命になんとなく気付いていながらも、行動に積極的に移せないことが課題であると感じました。ただ、それはずっと気付いていることだと思うので、あとは自分次第ですね。【30代男性・教員】
★今日もとても楽しかったです。イトケンさんのお話しを聞いて、イトケンさんは幸せに気付くきっかけを与えるのが使命な人なのかなと。きっと誰にでも気付いていない幸せはあって、その幸せの気付き方も人の数だけあるはずで。その幸せに気付く方法やヒントをくれるのがイトケンさんなのかなと。今年はもっと来たい!!【20代女性・大学生】
★職場の後輩とどう関わることで、うまい具合に気付いて育ってくれるかを思案していたので、今日教えて頂いた内容を織り込んでいこうと思います。紹介して頂いた本も読みたくなりました。ありがとうございました。【40代女性・専門商社OL】
★本日、改めて目標、目的が特にないことに気がつく。最近、いろいろな情報を見ながら思ったこと。皆が何の目的、目標、及びモチベーションで生活をしているのが不明だった。【40代男性・自転車関連輸入】
★今日は、渾身の(でもリラックスした)プレゼン、ありがとうございました。@結局のところ、人は周りの人を幸せにすることでしか、自分の幸せは感じられないと思います。A現在、会社で部の中期計画を部下に作らせていますが、ヒントは沢山もらいました(モチベーション3.0、使命を動詞で表現する等)。この活動を是非続けて下さい。【50代男性・トイレ会社】
★はじめて参加させて頂きありがとうございました。とても良い刺激になりました!次回も参加したいです。【50代男性・セミナー講師】
★社会人1年目ということもあり、現在の自分の楽しみが99%仕事にあるなぁと感じました。是非、道のないところに道を作って下さい。本日はありがとうございました。【20代男性・仕事情報サイト会社】
★本日も有益なお話しを伺いありがたく思っています。お話しを伺うと、いつも伊藤さんの「熱意」を感じます。「情熱の人」「行動する人」「改革する人」そのような印象の伊藤さんから、今日も「刺激」を受けました。ありがとうございました。【40代男性・大学院生】
★自分がやらなければならないこと、与えられた仕事だと思っていることの中にも、「楽しい」「好き」と思えることがあるかもしれないと思うと、気が楽になりました。そして、それが「幸せ」につながるんだなぁ、と改めて思いました。【40代女性・教員】
★生きるとは、幸せとは、を改めて考えるきっかけとなった。使いきれないほどのお金をもって、名声を得て、人のうらやむような生活をしている人が、果たして幸せなのか? 古今東西の例を見ても、必ずしもそうではない。自分の使命や役割を探求して、志・軸を持って生きること。人格を高め、徳を積み、人への感謝を忘れず、貢献すること。これが大事なんだなぁと、ワークを通して実感した。【40代男性・公認会計士】
★なごみちゃんが可愛い。【20代男性・PCサイト営業】
成績優秀者表彰
I.D.6 成績優秀者 (賞品 I.D.キャラ オリジナルステッカー)
出席回数 (6回)脳番号86 (4回)脳番号11 脳番号666 脳番号3104
出席率 (100%)脳番号86 脳番号9999 (75%)脳番号930
MVP (賞品 I.D.ハイボーイワッペン)
脳番号666
(今期より、表彰対象は前期分のみとする)
ブレーングレード昇格者
★I.D.コア昇格 脳番号666 脳番号3104
I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第35回定例会報告書 |
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平成26年11月1日(土) |
10:00 〜 11:30 |
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高円寺中央会議室 2階 洋室 |
参加人数 13名 |
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担当 脳番号921 |
テーマ「Y式 人生がより楽しくなる5つの方法」 |
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今回定例会を企画してくれたのは、イトケン太ロウの大学時代の同級生であるY氏である。就職をしてからしばらく交流が途絶えていたが、久々に再会し、今回の講師依頼をオファーした所、快諾してもらい、2年越しに実現した今回の企画である。
今回の講座の流れは以下の通りである。
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Y氏の経歴 〜誕生から現在まで〜
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心の師匠 中村文昭氏を語る
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人生が変わった東京マラソン出場について
●
秘密のトーク
鹿児島出身のY氏は、父親の仕事の事情で幼少時代をオランダで過ごす。将来、留学や海外出張のある仕事に就くことになるが、それはこの時期の経験が起因すると語っていた。日本に帰ってきてからの小学校時代に味わったいじめの経験は辛いものであったが、助けてくれた友達の大切さを痛感するよい機会にもなったそうだ。進学校に進んだY氏は、復習中心に学習の仕方を切り替えたことで、学業成績は急上昇し、見事大学の推薦を勝取ることができた。その進学した大学で、イトケン太ロウとの出会いが待っていた。商社に就職することを目指し就職活動を行ったが、全滅。気持ちを切り替えて、スペインに留学することを決断。帰国してから、改めて就職活動をし、見事海外出張のある商社に就職することができた。順調であった会社生活であるが、会社の恩恵を受けて過ごすのではなく、自分自身の力で向上していきたいと思うようになり、一念発起して飲食業に転身。焼き鳥チェーン店で雇われ店長を経て、単身北海道へ。ビジネスパートナーと共に、ニセコでレストラン経営に乗り出す。その後、東京に戻り、不動産管理会社に転職し、現在に至る。
印象的なのは、人生の節目節目で易きに流れることなく常にチャレンジし、実行するところがY氏の強みであると感じた。
Y氏は、中村文昭氏から多大な影響を受けている。プレゼンの画像がなくとも話術だけで、聴衆を引きつける中村氏の講演家としての在り方は、現在の仕事においてのセミナー活動の目標であるそうだ。講演活動から得た利益を、慈善活動に全てつぎ込む中村氏の話も非常に感銘を受けた。
東京マラソンに出た経験は、それまでのY氏の人生を変える程のインパクトがあった。到底実現できないと思われることも、準備とチャレンジによって実現可能にしていくことを身をもって体感したそうだ。特に東京マラソンがお薦めなのは、沿道の声援がいろいろな場所で得られるからだそうだ。
秘密のトークでは、不労収入のススメ、サイモン・シネークのゴールデンサークル、先生見本市in三重県のDVD等、非常に興味深い話を提供してくれた。
今回の講座で、Y氏が伝えたかったポイントは以下の3つである。
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時間は有限、可能性は無限大 − 人付き合い
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現場に答えがある
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家族を幸せに出来なくて、どうして他人を幸せに出来る
このように、Y氏がこれまでの様々な経験から導き出した「人生をより楽しくなる5つの方法」を、映像や音楽等を効果的に活用しながら示してもらった。最後に参加者からの感想をシェアする場面(使命の種子)の時間では、Y氏の生き様について様々な感想が寄せられた。現状に甘んじることなく、常にチャレンジ精神を忘れず、必ず実行に移すY氏の決断力、行動力に感銘を受けたブレーンは少なくないはずである。
初めて使用する高円寺中央会議室 | 熱心に語るY氏 | 刺激を受けるブレーン達 | 最後に記念撮影 |
I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第36回定例会報告書 |
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平成26年12月6日(土) |
10:00〜11:30 |
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高円寺北区民集会所 第4・5集会室 |
参加人数 29名 |
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担当 脳番号1177 |
テーマ「やりたいことを全て叶えるコミュニケーションの法則」 |
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今回、講座を担当して頂いたのはメンタルスマイル講師であるアニキである。Facebookでアニキとのご縁を頂いたが、まだ面識のない段階で今回の講師依頼をした所、じゃあまず飲みながら詳しい話をしようということになり、初対面ながら居酒屋で、差しで飲むことになった。そこでI.D.HYBRID BRAINSについて説明させて頂いた所、その趣旨に賛同して頂き、二つ返事で今回の講座を引き受けて頂いた。本当に貴重な出会いであり、ご縁である。
アニキは、心理カウンセラー、恋愛アドバイザー、結婚カウンセラー、カリスマ講師養成クラブ認定講師など、様々な肩書きを持つ一方、その経歴も波瀾万丈であり、そこにも人を惹きつけてなまないところがある。
アニキの経歴は以下の通りである。貧しい家庭に育ったアニキの夢は億万長者になること。中学校3年間は新聞配達のアルバイトを毎日欠かさず行い、そこで得た自信はその後の頑張りの礎になったそうだ。そして、若干25才でリサーチ会社を起業し、社員50名を抱え年商5億円・年収3600万円の社長にまで登り詰めた。公私ともに順調だった生活が、ある日一変する。十数年続いた会社がまさかの倒産。家庭も仕事も地位も名誉もお金も全て失ってしまった。人生のどん底に立たされ、うつ病になり死ぬことばかり考えていた時期、ある方のある一言で目を覚まし、生まれ変わることを決意したアニキ。
今では3つの事業を運営し、常にやりたいことを実現し続けている。人生のどん底から這い上がったその原動力とは何か…?それが今日の定例会で示されることとなった。
今回の参加者は、I.D.史上最高となる29名になった。I.D,のブレーンが16名、アニキの知り合いの方が13名ということで、第18回定例会以来のコラボ開催となったため、この大人数となった。
今回の定例会の流れは以下の通りである。
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ワーク1 ハイタッチ「笑顔は人を惹きつける不思議な力」
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ワーク2 バラって書けますか?「一度覚えたら、必ずできるようになる力」
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ワーク3 褒め合いましょう!「相手を褒めましょう。そして自分も褒めましょう」
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ワーク4 夢を語り合いましょう「未来会議」
アニキ自身の体験談やそこから得た人生訓。そして心理学から学んだエッセンスをワークと融合しながら、参加者たちの心のブロックを崩して、メンタルスマイルの世界へ誘うアニキ。アニキは最も伝えたかったことは、「笑顔」「夢」「感謝」の重要さであった。それらを大切にすることこそが、人と人とをつなぎ、未来を拓き、さらに前向きに生きていくことへのエナジーになるということであった。
参加した方々の感想や表情から、今回の定例会がいかに有意義であったかということを感じることができた。
最多の29名の参加者 | メンタルスマイル講師のアニキ | ワークで心のブロックを崩す | 最後に記念撮影 |
I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第37回定例会報告書 |
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平成27年2月28日(土) |
18:30〜20:00 |
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高円寺北区民集会所 第5集会室 |
参加人数 13名 |
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担当 脳番号2 |
テーマ「人間関係を向上させるための5つの勇気」 |
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IDメンバーの方々、こんにちは。池見です。とても遅くなってしまい申し訳ありません。2015年2月28日に行いました私のプレゼンテーション「人間関係を向上させるための5つの勇気」のレポートをさせていただきます。
皆様からいただいたプレゼンの感想を抜粋させていただきます。
●「5つの勇気、とてもわかりやすく心に響きました。お話を聞きながら、常に自分自身と向き合うことができました。」
●「夜勤明けで来た甲斐があったと感じました。池見さんの会は必ず来ようと思います。」
●「今日お話いただいた勇気は以前は全部やれていた気がする。でも今は一つも出来ていない。ものすごく大事なことを思い出しました。」
●「今から5つの勇気を実践していこうと思います!勇気を与える池見さんに感謝です!」
●「質の高いプレゼンでとても感動しました。自分の現状が苦しいだけに、今日は生きる勇気をもらいました。」
●「来て良かったです。異動して毎日恥ずかしい思い、悔しい思いをしている僕にぴったりの内容でした。」
●「人間関係に必要なのは勇気・・この発想は今までありませんでした。1.2.3.5の勇気を私も持っていきたいです!」
●「今やりたかった仕事につけて幸せだけど、自信に満ちた方々に囲まれ質問ができない毎日でした。もっと質問する勇気を持ってみようと思います。」
●「やはり自分には勇気が足りないのだと思います。その勇気を出すにはどうしたらよいか?という話を今度させてください。」
●「一見矛盾しているようですが、自分のダメなところを認める・さらけ出すということが、自己肯定感につながるのだと感じました。」
●「私自身はコミュニケーションをとるのが苦手です。特に2つ目の勇気、「好きではない人に近づく勇気」職場で頑張ってみます。」
●「池見さんとは何度もお話してるけど、そうやって池見さんが持つ勇気をきっかけに私も挑戦している。それって私の勇気に連鎖してるのかなと。」
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。今回の私のプレゼンは、私のIDでの最初のプレゼン「4年間の暗黒時代とそこからの復活」というプレゼンのバージョンアップ版です。(すみません、タイトルは全く思い出せません。そんなような内容でした。)
4年間の暗黒時代とかなり幸せである現在を、「人間関係というフィルターで比較するとどう変化したのか」という角度で考察し、幸せな人間関係をつくるためのアクションを5つに絞ってプレゼンをしました。以下5つの勇気です。
@仲良くない人に自分から話しかける勇気
Aあまり好きではない又は怖い、でも目上の人に近づく勇気
B馬鹿にされることは覚悟の上で、わからないこと、腑に落ちないことを質問する勇気
C親友・配偶者・恋人に、自分のダメな所、弱いところをさらす勇気
D仕事や友人とは全く無関係の集団に顔を出す勇気
ここまでのレポートを再度自分で読んでみて、今回の私のプレゼンについて、かなりレポートできたのではないかと感じました。簡単ではありますが、以上とさせていただきます。
追伸:ところでプレゼンの感想の中で、何人かの方が私のミッションについてこんなことを書いてくれました。「人と人をつなぐ人」人と人をつなげることは、まだそこまで出来ていないですが、少なくとも私自身は「多くの人と強くつながりたい」という気持ちを強く持っています。そこで気づいたことがあります。私が自分の劇団「ゆる劇」をプロデュースしている最も大きな理由は、「人と強くつながりたいから」なんだと。
仕事も忙しく子供もいる40過ぎ男が、なぜこんなに大変なことをやっているのか?答えはここにありました。「演劇をプロデュースする」という活動は、短期間で、多くの出演者やスタッフやお手伝いさんや観客と強くつながる可能性を持った活動であり、「この公演に参加して本当に良かった」「この公演を観に来て本当に良かった」等、人に対して何かしらの影響を与える可能性を持った活動です。こんなに頑張りたいと思うのは、これが理由なんですね、おそらく。
ということでいきなり宣伝ですが、来年の6月17日〜19日にゆる劇の第三回公演を行います。やると決めたのは、まだ6日前のことです。が、6日間でまた一気に多くの人とつながり始めています。楽しくてたまりません。
来年、またIDでプレゼンをやらせてくれるのであれば、「人間関係」「コミュニケーション」等をキーワードに「演劇プロデュース」について語ることになるかもしれません。では、またお会いしましょう。
I.D.の真髄を知る脳番号2。 | mugejin氏オリジナルプレゼン。 | 集結した13名のブレーン達。 | 最後の記念撮影。 |
I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第38回定例会報告書 |
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平成27年4月26日(土) |
9:30〜11:45 |
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高円寺北区民集会所 和室 |
参加人数 10名 |
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担当 脳番号111 |
テーマ「ヨーガを体験してみませんか」 |
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今回の定例会は、I.D.史上初のヨーガ実技講座を開催することができた。会場の広さと運動スペースとの兼ね合いで、定員10名という少人数限定としたこともあり、約1ヶ月前の告知メールで即日満席となる快挙を果たした。最終的には3名のキャンセル待ちもでる程の大盛況となった。
今回、講師を担当して下さったのは、イトケン太ロウの大学時代の友人の奥様である脳番号111のまっきぃさんだ。まっきぃさんは油絵を本格的に描いていらっしゃる芸術家でありつつ、ヨーガの専門家でもある。
週に8コマも都内各所でヨーガの講座をもたれているまっきぃさんの誘うヨーガの空間は、まさに癒しの世界であった。初めてヨーガを体験した人もすぐに、その世界に引き込まれ、日常ではなかなか味わうことのない“無”へ、意識を深めていった。
まっきぃさんは様々なポーズを体で示しながら、常に「自分との対話」をするように声かけをしていた。一見するとヨーガはエクササイズの一つと思いがちであるが、あくまでもヨーガは瞑想するためのツールであるとまっきぃさんは言う。インドの人々にとって“瞑想”は、日常生活の一部であるそうだ。
さらに、ヨーガには背景となる奥深い哲学があり、一つ一つのポーズに名前とその所以、そして意味が込められていることを教えて頂いた。今回はその奥深い世界の一端を垣間見ることができた。
最後の「使命の種子」では、まっきぃさんの使命に触れるふりかえりを含めてシェアをした。今回の定例会を通し、まっきぃさんは、「出会う人々を美の世界、癒しの世界へ誘い、そして生きるための活力を与える」という使命の下、これまで活躍してこられたのではないか。そして、これから多くの人にエナジーを注入すべく、益々の活躍を期待される人である。
●講師
プロフィール
脳番号111 まっきぃ
日本ヨーガ学会 教授
都内NHK、読売カルチャースクール等…小学生から80代まで老若男女幅広く講座を担当。 また画家、KJとして活動。NHK学園絵画講師。
油彩専攻で美術大学大学院を卒業。在学中から長時間同じポーズをとり続ける絵画モデルをしていたことで、体が凝り固まる状態になり仕事が苦痛に。
そんな時家族のススメで何となくカルチャースクールのヨーガ教室へ。 初めは体がほぐれ、徐々に柔らかくなっていくことに喜びを覚えていったが、そこから冷え性が軽くなりはじめたことで、ヨーガに更に興味を持ちだす。
しかし、ヨーガの哲学ではそれはあくまでも副産物であり、本来の目的は心の安らぎ、精神の安定であると改めて知り、現在はインド五千年のヨーガ哲学を学ぶべく、日々精進している。
美人ヨーガ講師まっきぃさん | ヨーガは、自分の体との対話 | ヨーガの世界を味わうブレーン | 最後の記念撮影 |
I.D.HYBRID BRAINS 7 |
第39回定例会報告書 |
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平成27年6月27日(土) |
13:30〜15:00 |
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高円寺北区民集会所 第4集会室 |
参加人数 12名 |
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担当 脳番号14 |
テーマ「南太平洋の離島で考えた世界の平和」 |
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1.自己紹介
・愛知県出身。東京都の小学校教員。三鷹市の小学校で採用され伊藤代表と出会う。
・三鷹市の小学校で6年間勤務した後、平成20年から青年海外協力隊としてフィジーで2年間活動。
・現在は足立区の小学校に勤務。
2.フィジーのこと<ボランティア活動の紹介>
・フィジーのコロ島という離島で活動。現地の小学校で音楽、図工、体育を子供たちに指導。
・出国前にJICAの訓練所で英語の語学訓練を受けたが、実際に赴任するとコロ島の人々は子供も大人もフィジー語を使っていたので、近所の人や学校の先生にフィジー語を教えてもらった。
・島のひとつの小学校に所属し授業をしながら、他の小学校へ巡回指導もした。
・音楽は楽器がないので、三鷹の学校から鍵盤ハーモニカとリコーダーを寄付してもらい、楽器に触れる経験をさせた。また、日本の歌や世界中で歌われている童謡などを紹介した。ちなみにキリスト教が根付いており毎週日曜に教会で歌っている子供たちなので、歌唱力はとてもレベルが高い。
・図工は紙も道具もないので、JICAからの支援で画用紙やクレヨンなどを購入して絵画や工作をした。
・体育は縄跳びやサッカーなど、フィジーではあまり行われていないスポーツを導入した。
3.フィジーのこと<コロ島の人々の暮らし>
・島には電気がない。ジェネレーターを発動させて夜の数時間だけ電気が使える時もあったが、ジェネレーターが故障したら、直せる人が来るまで放置されてしまう。自分がいた2年間は電気が全くなかった。
・日本人の自分と会うと、多くの人が「フィジーは好きか?」と聞いてくる。「好きだ」と答えると、「いいところだろ?」と嬉しそうに言う。自分の国が好きだ、と思っている人がかなり多い。
・首都からの船は1週間に一度。島の人はほとんどが農業、というより自給自足の生活である。
・村の共同体としての繋がりが非常に強い。助け合って生きている。中心に教会がある。
・夜になるとみんなで集まってヤンゴナという飲み物を飲んでおしゃべりをして過ごす。
・葬式や結婚式も村の人々のみんなで行う。
4.コロ島に暮らして考えたこと
・人間の生活に必要なものは実はそんなに多くない。
・物は少なくても、幸せを感じるのは人とのつながりではないか。
・日本でも小中高生がスマートフォンを持っていたり、持ちたがっていたりしているが、LINE、SNSなども結局は人とのつながりを求めていると思う。
・フィジーと日本、どちらがいいか、ということではなくて、どちらも同じ人間で幸せを求めている。
・フィジーには友達ができたので、フィジーの悪いニュースを聞くと悲しくなるし、仮に日本とフィジーが争うようなことがあれば、自分は真っ先に反対するだろう。
・戦争をするときは、相手に対してよく知らないのに悪いイメージが植えつけられていることが多い。戦時中の「鬼畜米英」など。今でいえば北朝鮮やイスラム教なども、為政者は別として、実際に住んでいる一人ひとりと友人としてつながればイメージも変わるのではないかと思う。
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