I.D.HYBRID BRAINS 6

第34回定例会報告書

平成26年6月28日(土)

10:00〜13:30

錦江荘 4階

参加人数 13名

担当 脳番号15

テーマ「ネガポジかるた会」

こんにちは。脳番号15、しんです。

今回、ID6年目最後の定例会という機会に発表の機会を与えていただき、大変嬉しく、光栄でした。早速、振り返ってみたいと思います。

プログラムの内容を考える前に自分なりに今回の目的を考えてみました。

1つ目は、何回か参加させていただいたID定例会は講座スタイルが多かったので、もっとIDメンバーに交流してもらいたい、横のつながりを強化したいと考え、「交流」をテーマにしました。ちょうど、青山学院大学の講座でワークショップデザイナーの資格を勉強したので、内容はワークショップにすると決めました。

2つ目は、世の中には、いつも幸せそうな人、その逆のいつも不幸せそうな人がいます。両者の間には、どんな思考や習慣の違いがあるのか、ワークを通じて、参加者が少しでも日常生活を楽しく過ごせるヒントを持ちかえってくれればいいなと考えました。

3つ目は参加者に「元気になって帰ってもらう」こと。定例会を通じて、エネルギーチャージしていただけたらと思いました。


@     あいさつ&自己紹介

会のはじめに参加者に共通認識をもってもらうために、今日の目的とプログラムの内容を伝えました。

その後、私、幸島慎の自己紹介をしました。今日は自己開示のワークもあるので、まずはファシリテーターである自分が自己開示をしてこの場所が「安全・安心」ということを理解してもらいました。


A     参加者の自己紹介

1人ずつみんなの前で「本名・呼ばれたい名前、住んでいる場所、イトケンさんとのつながり」について話してもらいました。和やかな雰囲気の中行われました。


B     ワーク「LMの物語」

最初に5人の人物が登場するストーリーを説明しました。

その中の登場人物を好きな人から順に答え、選んだ理由を考えてもらいました。その後、グループ(4人)内で1人ずつ発表し、最後にグループでどんな話が出たのか、まとめを各グループ一人に発表してもらいました。

一人一人答えが全然違っていたり、好きな人物が同じでも理由がさまざまであったりと自分との違いにみなさん驚いていたようです。

このワークの目的は「他者との価値観の違いを認め合う」ということです。世の中にはたくさんの人がいます。人それぞれ自分のフィルター(価値観)を通して世界を見ているので、自分の中の正解が必ずしも他者の正解とは限らないということを知ってもらいました。

世の中の1人1人が他者の違った考えを認め合うことが円滑な人間関係のベースになります。


C     休憩

Dネガポジかるた会

「ネガポジかるた」はどうやって生まれたのかを説明しました。もともと「ネガポ辞典」という北海道の女子高生が考えたアプリがあり、そこからヒントを得ました。

「疲れた」→「今日一日充実していた」「ぐっすり寝れる」

「三日坊主」→「三日も集中して物事に取り組めた」

など、ネガティブないい回しを少しでもポジティブで気持ちのいい言い方にしてみようというものです。

かるた作成の前に、心理学の観点から「ABC理論」という考え方を説明しました。出来事が直接、感情に結びついているのではなく、その間には各個人の「受け取り方」があるという理論です。この「受け取り方」あるからこそ、同じ出来事があっても「喜ぶ」人もいれば、「悲しむ」人もいます。ネガポジかるた会ではこの「受け取り方」を変えていきましょうと説明しました。

いよいよ、かるた作りです。読み札をネガティブ、取り札をポジティブにするために、まずは1人ずつ「最近あったイライラしたこと、モヤモヤしたこと」を挙げてもらいました。その後、グループ(4人)内で、1人10分ずつの時間で、そのネガティブなことを話し、質問してもらい、3人によるポジティブ変換をしてもらいました。最後に、話した人が一番気分良くなったものを選び、それが取り札となり完成です。

1人ずつ、自分の気持ちを話す中で考えが整理できてスッキリしたり、他のメンバーからポジティブ変換してもらうことで、新たな視点を得たりと、とても中身の濃い時間となりました。

1人1枚ずつ、かるたを作成した後は、かるた遊びです。あらかじめ用意した18枚のかるたを混ぜて、同じチームのメンバーがバラバラになり、3テーブルでのかるた対決となりました。

「タイツが伝染した」→「セクシー」

「携帯を勝手に見られた」→「自分をより理解してもらえた」

「お腹が出てきた」→「栄養が行き届いている」

思わず、くすっと笑ってしまうかるたもあり、大いに盛り上がりました。

普通のかるたのような単なる絵合わせではなく、考えて取る行為を繰り返す中で、自然とポジティブに考えるヒントを得ることができたのではないかと思います。

D     幸せな人生とは?

最後にミニ講義をしました。

私は「幸せな人生」とは、「人生においての「幸せだな〜」と感じる時間が多いこと」だと思っています。

人の気分は常に「フロー」(いい気分)か「ノンフロー」(嫌な気分)のどちらかに傾いています。日常生活の中で、どうしても嫌なことは起きます。そんなときにどうしたら「フロー」な状態に戻すことができるのか具体的に伝えさせていただきました。

それは、@フローな状態を思い出すA好きな物事を考えるBいまここに集中するC徐々に気分を良くするD受け取り方を変えるE感謝にフォーカスする、などなどです。

無理やりポジティブにするとか、気づかないふりをするのではなくて、どうしたら自然に「フロー」になれるのか。心を常にいい状態にするには、日々の練習が必要です。スポーツを練習してうまくなるのと同じように、何回も練習して心も鍛えられていくのです。

今日のまとめとして、幸せになる秘訣は自分自身が「いい気分」でいることと伝えました。「いい気分」でいれば余裕ができ、嫌なことに冷静に対処できたり、逆にチャンスが舞い込んだり、すべてが好転していきます。すべての自分の世界は「自分自身」が作っていて、人生を良くするのも悪くするのも「自分次第」ということです。

(感想)

みなさんからとても素晴らしい言葉をいただき、感謝、感激です。客観的な意見をもらうことで自分の使命というものが見えてきました。

「自分を知る、元気になる場作りをする」

今後も、参加した人たちが新たな気づきを得たり、他者との関わりの中で自分とはどういう人なのかを知る場所。元気になれる、楽しく生きるヒントを得るような場作りをしていきたいと思います。



I.D.史上初めて、高円寺から有楽町へ進出! 土曜日にも関わらず熱心に集うブレーンと、ファシリテーターの脳番号15。