I.D.HYBRID BRAINS 6

第31回定例会報告書

平成25年11月30日(土)

13:30〜17:00

高円寺北区民集会所 第5集会室

参加人数 15名

担当 脳番号18

テーマ「SSC実践編〜ぶれない自分軸の作り方〜」

 

主に、以下のテーマでお話ししました。

・自分の最高の力を発揮する身体の軸の作り方

・緊張でガクガクした状態から、スゥッーとリラックスする状態への入り方

・一流のアスリート達が実践する集中法

・自分のビジョン・ミッションをあきらかにして、人生を充実させる方法

 

【第一部】 スーパーセルフコントロール術

〈リラックスと集中の関係〉

超一流のオリンピック選手は、ここ一番での集中力を発揮している。それができるのは、究極にリラックスできる状態を作っているから。

反対に、自分の能力を発揮できない人に共通していることは、リラックスと集中の幅がせまくて、何か問題が発生すると、そこにしか焦点がいかなくなって固まってしまう。

 

心をコントロールするのは簡単なことではないので、うまくリラックスするためには、身体からアプローチするのがいい。心と身体はつながっているので、身体をリラックスさせれば、心も自然とリラックスする。

集中のコツは、「一つ一つ!」「ていねいに!」「心を込めて!」「楽しく楽しく!」

                    

〈リラックス法〉

まず、リラックスと集中するための身体を作る準備として、身体の軸の作り方をお伝えしました。具体的なワークとして、【立ち姿勢】【座り姿勢】をやりました。

 

そして、緊張した状態でも、一瞬で身体をほぐしリラックスする方法と、一瞬で肩こりが楽になるワークを体験してもらい、身体を軽くすることで心も軽くなってくるのを体感してもらいました。

 

〈集中法〉

【集中すべきもの】− 集中している状態を作る時に、どこに集中しているのか?

スポーツの世界でいうと、一流の選手と一般的な選手に大きな違いがあります。

普通の人は、「過去」や「他人」に集中してしまうが、一流の選手は「今ここ」に集中している。大事なことは、「自分がコントロールできないものには、集中しない!させない!」こと。

 

それを体感してもらうために、ボールを使ったワークをやりました。

 

そして、『集中力カード』というものを使って、集中トレーニングをやりました。1点に集中するようにすると、記憶力や発想力もアップさせることができます。

 

また、集中力強化のため、テニスボールを縦に2個積むこともやりました。

 

ボール積みのコツは、 @「簡単!」と思う Aうまく積めたイメージを持つこと

Bピントを合わせること C素直に実践すること

 

これは、すべての成功法則にも通じることです。

 

また、たとえイヤなことがあった時にも、言葉と身体を使うことで、簡単にネガティブな気持ちを消去する方法をお伝えしました。

 

 

【第二部】 スーパーモチベーションアップ術    

 

私の好きな本で、村上和雄さんという遺伝子学者の方が、人間の可能性を科学的な視点から書いた「生命の暗号」という本があります。

人間には、60兆個の細胞があり、その細胞の一つ一つ核があり、核の中には染色体が23組、46本ある。そのなかにあるDNAに遺伝情報があり、その一つ一つに百科事典約3千冊分の32億文字にもなる、人間の設計図が書きこまれているそうです。

そして、私たちは、お父さんとお母さんの遺伝子を受け継ぎ、70兆分の1の確率で生まれてきた、とんでもない奇跡の存在です。

 

そんな奇跡の存在である人間だが、なんとその遺伝情報は、だれもが99.5%は同じ並び方をしているらしい。ということは、天才的な人と普通の人との遺伝情報は、化学文字の数でいうと、千字の中の5字、つまり0.5%しか違わない。その0.5%の中に個性や才能が含まれていて、遺伝子からみればすべての人間に等しく可能性があり、その0.5%がどれだけ開いているかどうかが天才になるかの差。

そういう可能性のある遺伝子をオンにするには、「わたしには、きっとすごい可能性がある!」と日頃から考えて、プラスの言葉を使い、笑顔でいること、感謝の気持ちを持つこと、目の前のことに100%で取り組むことが大切だそうです。

 

さらに、そういう奇跡の存在として、人はこの世に生まれてきたんだから、多分私たちには誰もが何かしらの役割があって生まれているはずだ!

 

その役割(ミッション)を果たすために、自分の命を使うことができれば、こんなに充実した人生はないですよね、という話をして、「もし何の制約もなかったら何をしたいか?」

という問いかけをしました。

さらに、3年から5年、あるいは10年先くらいのちょっと大きな目標、夢を考えてもらいました。

 

そして、自分のこれまでの経験を大きなエネルギーにして、自分のミッションを果たしたり、夢を実現していくことを体験してもらうために、【タイムライン】というワークをやりました。これは、スポーツ選手のメンタルトレーニングで使われていて、大きな成果を上げている方法です。

 

@過去のことを振り返る 

Aゴールをイメージする 

Bゴールから現在を考えて、ゴールに必要なステップ目標を考える

 

そのワークを体験してもらった後で、自分の夢の実現を左右するために最も大切なもの=【セルフイメージ】の話をしました。

 

 【セルフイメージ】とは、=「自分はこんな人間である」という自己像で、「私は人前に出ると緊張する」とか、あるいは「自分は本番に強い」とか…

 

『どんなセルフイメージを持っているかが人生を決める』

 

このセルフイメージが小さい人、「自分はダメな人間だ」「自分なんて大したことはない」

と思っている人は、リミッティングビリーフ(自分の可能性を制限している謝った思い込み)

によって、自らのパフォーマンスを下げてしまっている。

 

この【セルフイメージ】拡大することが、夢をかなえるコツです。

 

自分ののセルフトークを変えるものがアファーメーション【自己指示の確認書】の書き方、使い方を紹介

 

興味のある方は、「夢をかなえるコツ」(白石豊著)を読んでみてください。

 

【最後に】

今回お伝えしたことは、自分の能力を発揮し、夢を実現していくためのコツです。

 

ただ、私自身がそうなのですが、こういう勉強会や研修で学んだことを日々自分の日常生活で実行することって、かなり難しいかと思います。

 

そこで、IDの継続コンテンツとして、今回のテーマをやっていこうということになりました。 一人ではできないことも、志を同じくする仲間と共に取り組むことで、あなた自身が実現したい夢へと大きく加速度をつけることができます。

継続講座では、約半年間にわたって「自分のミッション、ビジョンを明確にして、それを日常的に実践できるように自分を磨き上げ、最高の成果を上げるための在り方、スキルを獲得していく」プロジェクトです。

 

興味のある方は、イトケンさんに問い合わせてください。

 

【受講者感想】

今回の内容については、ほとんどの受講生が「大満足」という反応をいただけました。

その一部をご紹介します。  

・身体の使い方がわかった。一つ一つ丁寧に心を込めて楽しく楽しくが重要だと感じた。

・実際に使用できるノウハウをたくさん知ることができたので、実生活に活かせると思いました。

・リラックスする具体的な方法、集中力発揮につながる具体的な方法を学ぶことができた

 重要な会議の前、役員説明、部下との面接の前などに実践したい。

・体がリラックスできれば、心までもリラックスすることができたのは、おどろきでした。

 実践したいと思います。

・テニスボールをやっていて、自分のきもちの集中度の変化が少しずつ感じられた。

 心をコントロールしようしようと思うと苦しくなるけど、身体をうごかすことでかえていけると感じました。

 

また、終了後に皆さんからいただいた「the seeds of mission」には、やらせていただい

た私自身に勇気をもらえる言葉をたくさんいただきました。

皆さん、ありがとうございました!