I.D.HYBRID BRAINS 11

第11回総会報告書

平成30年9月1日(土)

18:30 〜20:30  

高円寺北区民集会所 第1・2集会室

参加人数 33名

担当 脳番号 3

テーマ「人生を豊かにする構え」
〜これまでの10年、これからの10年〜」


“10年間継続実施”の目標を無事に達成し、I...Bの活動が未知の領域である11年目に突入した。登録人数は120名を越え、I..10の平均参加人数は過去最高を更新する22.0名となった。

教員3名ではじめたこの勉強会であるが、「異業種間交流」を日常的に体現することができるようになった。少しずつではあるが、10年前の時点から、年間平均参加人数、そして総会参加人数は増え続けることができた。このことから、本活動には社会から一定のニーズがあると判断し、今後も活動を継続してくことにした。活動そのものの使命を常に問い続け、そして参加して下さる方々の人生に有益な時間を提供できるように、今後も精進していく所存である。

 

 6年前から総会では、I...B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話している。今回のプレゼンは、渾身の77枚のスライドを作成した。伝えたい内容と具体的なエピソードや時例、エビデンスに加え、簡単なワークを入れるおことで、参加者各々が自分自身と向き合い、他者の価値観に触れる場を設定することを心掛けている。

 

 講座テーマは「人生を豊かにする構え〜これまでの10年、これからの10年〜」。構成は以下の通りである。

第1部

●表彰タイム

 はじめに、昨年度I...Bの活動に積極的に参加したブレーンの表彰を行った。1年間で6回の活動があるが、出席回数、出席率それぞれで高い成績を修めた方の表彰をした。ちなみに11年目以降は、この表彰制度は廃止する予定である。肩の力を抜いた運営で、より息の長い活動を目指していく。

 

●「人生を豊かにする構え〜これまでの10年〜」

 

参加者の方々にこれまでの10年を振り返ってもらう前に、まずは、I.D.の10年の歩みを振り返った。創成期、参加者にとって有益な場を提供することを目指してはいたものの、はじめから明確な考えや軸があった訳ではなかった。しかし、活動を続けていくうちに見えてきたものや明確になったものがあり、活動目的や掲げる意義も年々具体的なものとなっていった。

 

本サークルで大切にしている精神は「I.D.ism」=「自立」「相乗作用」「他者貢献」であり、その実現と伝播が本サークルの目的であることを確認した。

 

 以前に、本サークルのブレーンが、本サークルについて端的に表現しくれた。その表現が秀逸であったので、ここで改めて紹介した。これこそが、目指すべき本サークル像であり、これまで体現してきた活動でもある。

 

 

 

続いて、今年のテーマを深めるため、昨年の総会で紹介した2つの考え方、「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の復習をした。「キャリアアンカー論」は「山登りタイプ」と置き換えることができ、「プランドハプンスタンス論」は「川下りタイプ」に置き換えることができる。

 

 

 

  

 

本活動は、「ミッション」がキーワードでもあるので、「キャリアアンカー論」をベースにと考えてはいるが、必ずしもそれが全てではない。「プランドハプンスタンス論」的な偶然の産物を大事にしている部分もあるので、I.D.としては双方の考え方を融合し、新たなスタンスを提唱する。

 

 

 

 軸と回転、つまり「アクシズ&ターン論」である。これまで同様、自分自身の使命、志(軸=アクシズ)を探求し、それを自覚し受け入れ、そして体現していく生き方を尊重する。それと共に、例え、その軸が現時点で見つからなくても、目の前のことに対し最善を尽くす(回転=ターン)ことで課題を解決し試練を打破していく生き方も尊重していく。どちらかに優劣があるのではなく、それぞれの年代、ステージに合った考え方を用い、結果の総体として充実した人生を形作っていくことがその意義であり目的である。

 

●ワーク@「10年前の自分〜当時の自分に立ち返ってみて〜」

 

今回活用するのは、下記のワークシートである。過去の総会のワークシートは、キャリアアンカー的なものが多かったが、これは「アクシズ&ターン」の考えを根底に置いて、今回のワーク用に開発したものである。初めての試みであり、活用である。

 

 

参考までに、写真を交えて、イトケン太ロウの10年前の振り返りをした。このワークで意識してほしいことは、現時点から10年前の自分の姿を見るのではなく、10年前の自分に立ち帰ってもらい、そこから未来である現在を見つめるような感覚になってもらうことである。

 

 下記のワークシートでは、赤い部分を数分で振り返りをしてもらった。その後、4人グループに分かれ、お互いの振り返り結果を紹介し合いシェアをしてもらった。

 

 

●ワークA「現在の自分〜これまでの10年間を振り返る〜」

 次に、10年前から現在までに起こったできごとを、思いつくだけ列挙してもらった。ここでも、参考までにイトケン太ロウのこの10年の特記事項を紹介した。

 

ワークシートでは、赤い部分を数分で振り返りをしてもらった。その後、4人グループに分かれ、先程と同様に、お互いの振り返り結果を紹介し合いシェアをしてもらった。

 

 

 

 ここからが今日のメインの活動になる。この10年間で起きたこと、印象に残ったことなどが、各自、ワークシートに書いてもらう。列挙されたできごとの数は、多い人もいれば少ない人もいたが、ここではその数については、特にフォーカスしない。注目するところは、その列挙されたことが、10年前の時点で想定していたものか、まったく想定できないものであったかである。

 

下記のイトケン太ロウの例では、できごとの総数は12個。黒字のものは、実現できるかできないかは置いておいて、目標として設定していたり使命として位置づけたりできるもので、3個。赤字のものは、10年前の時点では全く予期できなかったもので、9個であった。

 

【(予期せぬこと)÷(できごとの総数)】と考えると、予期せぬものの割合としては、12分の9であった。キャリアアンカー的に生きてきたつもりでも、ほぼ予期せぬもの、つまりプランドハプンスタンスであったということである。

 

 

 

ワークシートでは、赤い部分にその割合を記入してもらう。

 

 

 

第2部

●ワークB「10年後の自分〜軸の生き方、回転の生き方〜」

 

ワークシートでは、赤い部分の左側には、使命・目的、夢・目標に当たる部分、つまり「アクシズ」について記入してもらう。赤い部分の右側には、希望的観測・楽観的展開、つまり「ターン」について記入してもらう。

 

 

 先程出した割合【(予期せぬこと)÷(できごとの総数)】から分かるように、これまでの10年間が予期せぬことで満ちているのと同様に、これからの10年間も予期せぬことに溢れた時間が訪れることが予想される。

 

この先のことを考えても、どの道、分からないことが多いのだから、今回は「プランドハプンスタンス」的に、この先の10年を無責任に楽しく予想してみよう!ということである。「○○だったら、いいな。」「××になるのは、嫌だな。」という感じで、自分の都合の良いように気楽に考えるのである。

 

 マニュフェスト的に宣言したことを必ず実行し達成していくという枠を外すことで、適当に言っている感じではあるが、案外、人は正直に自分の本心をさらけ出している場合がある。そして、その気楽さからでた何気ない自分の本心に、今後の行動が寄っていくことは充分に考えられる。

 

 自分のライフプランを楽しみながらデザインすることができれば、今後の人生の充実度も変わってくるのではないかと考える。

 

 最後に、現時点におけるイトケン太ロウが考える「人生を豊かにする構え」を3つ示させて頂いた。

 

  

 

 人生を豊かにするための構えは、他にもいくつもあるとは思うが、現時点でイトケン太ロウはこの3点が重要であると考えている。

 

 ・他人の生き方は参考資料とし、自分の人生を燃焼させるためのエネルギーにすべし。

 ・自分が納得できる価値観を作り、その価値に照らし合わせた行動をすべし。

 ・自分の力を最大限に引き出し、その才能や能力を他者のために使うべし。

 

 各自の気付きや意見は、後述の“参加者の感想”を読んで頂きたい。今日のワークをきっかけに、各自がこれまでの自分を受け入れ、前向きに進むためのエネルギーをチャージできたのであれば幸いである。

 

 今後も、使命感のあるブレーン、志の高いブレーン、またそうでありたいと思うブレーンが集い、それぞれが関わることで生まれる相乗作用を基に、他者貢献への道筋を示すことができるムーブメントを起こしていきたいと思う。10年継続したことを土壌とし、さらなる高みへ突き進んでいけるようブレーン達と共に精進していきたいと思う。

 

 講座の最後に、「the seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を毎回設定している。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。

 実際に参加して下さった方々からのメッセージを、下記で紹介する。

 

 

I.D.HYBRID BRAINS第11回総会 参加者感想                    2018.9.1

 

The seeds of mission (使命の種子)

使命の種子とは…

講座の受講した方から、プレゼンターへ贈るメッセージ。話の内容や、プレゼンターの使命、志、信念、思いや熱意に対する率直な感想です。これを参加者同士でシェアすることで、新たな視点や切り口、捉え方を得ることができます。また、プレゼンターにとっても、自分自身を客観的な視点から捉え直す機会にもなります。相乗作用による、正の向上スパイラルを生みだすツールとして、この「使命の種子」を位置づけています。

 

【第11回総会 2018.9.1 使命の種子〜the seeds of mission〜】

 

★10年継続、本当におめでとうございます!これまでの総会と大きく変わり、参加者の成長にさらに貢献できるような内容になっていたと思います!参加者の過去、現在、未来を見通せる貴重な場でした!10年後も継続し、様々な出会いを提供できているといいですね!I.D.は「自分の原点に立ち返る場」ですね!【40代男性・学習塾経営】

 

I.D.に参加して2年経ちました。今日のワーク風に言うと、2年少し前に、I.D.に定期的に参加して皆勤賞を取りノベルティを頂くことになるとは、全く想像していませんでした。自分の求めるところに従って、今があるのだと感じています。10年後の自分についてのワークがとても面白かったです。自分のことについて考えることもそうですし、他の方の10年を聞くこともです。こんな話をできるのは、どこでも誰とでも、という訳にはいきません。I.D.という、この場を作って下さったイトケンさんに改めて感謝します。ありがとうございます。【30代男性・教員】

 

★この10年でおきたことは、10年前の自分が想像していなかった率7/8でした。キャリアアンカーまっしぐらの性格のつもりが、”実はそんなことないのかも”と自分がおかしくなりました。でもこの気付きが、今日の私の大きなスタートライン。この夏、大きな決断をして、まだ心の中がチクチクザワザワ痛みの中にあったから、今日のI.D.は後半、涙が出て仕方なくて困りました。でもこれまでの10年間が7/8も想像しえないことに占められていたように、これからの10年もどんな風になるか分からないし、想像できないことたくさんあるかもと思えたし、これからしたいことやりたいことをたくさん感じられる10年になるぞと思えたら、明日に明るい光が見えました。大げさだけど、大げさじゃなく…なんです。イトケンさん、本当にありがとうございます。使命とかうまく書けませんが、出会えてよかったです。【40代女性・教員】

 

★イトケン、10年、おめでとう!最初に手放すことの紹介があったけど、それは”失う”ことではなく、”得た”ことなんだと思いました。矛盾しているかもしれないけれど、何かが得られたからこそ、手放せるのだと。10年を振り返ると、本当にいろいろなことがあり、皆それぞれに転機があり、そして希望、夢がある。それを、イトケンのプレゼンやグループメンバーの話を聞いて、改めて自分がインスパイアされた気がしました。アクシズ&ターンは、どんな人もどちらかではなくて、皆持っている。それを意識して、これから豊かな人生を、10年を作っていきたいと思う。I.D.は、本当に最高だ!【40代男性・執行役員(公認会計士)】

 

★「他人と比較しない」「自分の価値観に忠実に生きる」「自分の能力を最大化し、他人のために生きる」という言葉は、まさに自分の中心哲学としたいところだと、今日イトケン先生に言語化して頂いて、ストンと自分の中に落ちました。色々な人の10年、今、これからのお話しを聞けて、色々な人の人生に触れて、自分の視野の狭さを痛感すると共に(心理屋は非常に視野が狭いので…)、もう少しこれまでの自分や今の自分を肯定してあげたいと思いました。私は私の人生を、私の価値観を生きていくんだよな〜と改めて思いました。子供の臨床に、一生携わっていきます!【30代女性・臨床心理士】

 

★授業をしていて、最近すごく思うことは、ただ教えるのではなく、何か、今でなくても目の前の子供たちに、授業を通して1つでも「とっかかり」ができたらいいなということです。今日のお話だけでなく、I.D.のこの10年間を振り返るところで、伊藤さんは出会った人達、私達にそんな風に、人生に何か1つでも「とっかかり」を作ってくれていることなのかなと思いました。それこそ、”道なきところに道をつくる”ことかも!と感じました。いつもI.D.にくる度、人生が豊かになります。ありがとうございます。【20代女性・教員】

 

★10年前も今も、成長と言う変化はありますが、変わらない良さを持ち続けているんだなと感じました。振り返る方法、シェアも、とても楽しく聞けました。これだけの人が、自分のことを自然にオープンに話せる場って、本当にすごいことです。私も目指します。【40代女性・商社OL】

 

★自分を振り返り、また未来を考える機会を与えて頂きありがとうございました。何となく毎日が過ぎ去っていく中で、自分の過去(10年)を振り返り、今度の10年を予想する作業はとても有意義なものでした。また今後も、時折このような機会を与えて頂けることを願っております。人を幸せにするために何ができるか、自分を見つめて続けていきたいと思います。色々な方々と接することができて、豊かになりました。【50代女性・教員】

 

★私の生活の力になっているこのI.D.が10年を迎えたことは、同じ志のある者が意外にたくさんいて、求められていたことと知る年月だったでしょう。私はこれからも山を登ると思います。でも少し我を緩ませて、与えられたことを素直に受け入れ、最善を尽くすことも努力しようと感じ、思うことができました。【40代女性・専業主婦】

 

★本日もありがとうございました。気付けば私もイトケンさんの研究員時代と同じ年になってしまいました。しかし、今の自分はまだまだだなぁと思ってしまいます…。でも何年もI.D.に通い続け、そして自分に起こったことをありのままに受け止めることで、自分がやりたいことが明確になってきました。自分は「人と人をつなぐ架け橋になりたい」、そう思えるのはI.D.のおかげです。どうもありがとうございます。【30代男性・教員】

 

★目の前のことを最大限することで、その人の積み重ねたものが、その人となりを作るということも良く分かりました。ただ自分は、自分の中に軸を作ることでぶれない生き方を目指す。(そうでなければ、学級崩壊ですものー。)その生きる過程で、行きつ戻りつ、右往左往するというような目標を持って生きていけたらいいなぁと思います。でも目の前の自分の積み重ねは軸がなくてもできる。それを素直に受け入れられる人でいたいと思います。いつも、この会で「こうして行こう!」「あ、こうだった!」と思い振り返る時間と場を提供してもらいありがとうございます!【40代女性・教員】

 

★本日もありがとうございました。今年9月から色々と変わるタイミングだったので、総会の内容と自分の状況がベストマッチしたので「自分で選んで」来てたんだなぁと思います。会を通じて思ったのは、最後の「豊かになる構え」の中に「向上」という要素がイトケンさんの中にずっとあったのかなと思いました。僕も10年後の総会を楽しみにがんばります。【20代男性・タクシー運転手】

 

★次の10年もよろしくお願いします。1日1日を大事に積み重ねて、自分自身に生きる人生を送っていこうと思いました。【40代男性・教員】

 

★10年後の娘は11才。伊藤先生のような素晴らしい指導者に担任してもらてるといいなー。出会う人によって、子供の考え方、未来が変わると思っています!【30代女性・専業主婦】

 

★お疲れ様でした!有意義でした!自分を客観視できて、これからの未来にワクワクできる総会をいつもありがとう!今日もまた一緒にワークをやった人といい出会いがありました。イトケンは、自分を見つめ直す「場」を提供する人。それにしても、イトケンのプレゼンは聞く人をリラックスさせるよね!見習いたい!なごみちゃんにとってもいい場になってるね!【40代男性・IT営業】

 

★素晴らしかったです!とりあえず今はまったく軸がないので、全力で定年まで回転したいと思いました。定年したら、貯めたお金で一発勝負したいと思っていますが、ゼロになってもそしたらすがすがしいですね。【40代男性・教員】

 

★今日はありがとうございました。私は、自分は山登りタイプだと、お話しを聞く前は思っていたのですが、10年を振り返り起こったほとんどのできごとが、想定外のできごとで驚きました。そして同時に、このような偶然のできごとでも最善を尽くせば良い方向にいくという考え方もよいと思いました。10年後また振り返った時に、軸とは異なった生き方をしているかもしれませんが、自分の価値感を曲げずに楽しく生きていけたらよいと思います。今日はありがとうございました。【20代女性・教員】

 

I.D.での自己の振り返りをするのは2回目だったので、以前よりも自分への見つめ直しがスムースにでき、使命ややりたいことが明確になっていると感じました。自分の得たものを他人にシェアしていくことは、なかなかハードルが高いが、やることが、始めることが大切だと感じました。ロウソクの話がグッときました。最近の好きな歌詞で、「必要なのは、走り続けることではなく、走り始め続けること」とリンクして嬉しかったです。【30代男性・教員】

 

★どうすれば、今、自分自身が納得して生きていけるか、10年後20年後に満足できるような人生が歩めるか、を考えることができる素晴らしい時間でした。これからもI.D.を続けてください!【40代男性・保険販売】

 

★改めて人生を考えるきっかけになりました。(最近、悩んでいるので…)【30代男性・児童養護施設職員】

 

★以前「夢マップを作ろう!」という団体の話に参加したことがあるのですが、その時と同様に様々な職業、年齢の方々と話をしたことで、視野が広がったように思います。通級に来る子供たちにも、いつか夢をもって頑張ろうと思えるきっかけをプレゼントできたらと思います。あと、ドラえもんの話を思い出しました!【20代女性・教員】

 

★最後の方のお話で、「自分のできることを最大化し、他者に貢献する」という言葉は、まさに自分が今後実現していきたい使命と思っており、最大限努力していきたいと思います。本日は貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。【40代男性・保険販売】

 

★「インプットとアウトプット」 ⇒ 「表現」 ⇒ 「人生」 = 「社会」、このように今日という日があったかな。【40代男性・デザイン事務所経営】 

 

★私は教員ではないですが、業種関係なく、人生のことを考えることができて良かったです。教員の方の意見を聞いていると、皆さん「人のために何か行動する」ことを軸にもっていると感じました。それとは逆に、私は「自分のため、家族のため」に重点を置いている気がしまして、少しは他人のために動かなければだめなのかなと思ったりもしましたが、他人と比べるつもちはないので、人のいいところも真似して、いつのまにか自分のものになっていればいいなと思いました。【20代女性・福祉保健事務】

 

★チーフ(伊藤さん)の使命…・自分が学んだことを人に伝えていくこと。・そこから1つでも何か吸収、発見してほしいという思いを常に持たれている。・他者貢献の気持ちが強いと感じた。私にできそうなこと(軸)は、人とつながり人をつなぐことかなと思いました。とにかく幅広く関わっていきたい、みんなの輪を大きくしたいという思いが強いことがよく分かりました。ステージを上げるためにプライベートを充実させることも大切だし、もっといろいろな方向を見れるようにしていきたいと思いました。これからもI.D.に参加させて頂き、常に広く広く世界を見ていきたいです。【20代女性・教員】

 

★私が感じた伊藤先生の使命は「還元」することです。先生の研究をご自身や学校の子供たちに向けて実践、発信するだけでなく、我々まわりの人間にも影響を与えて下さいます。多くの人々に特別支援教育や生き方の理解を促進し、障害そのものとの付き合い方が分かる人、サポーターを増やす活動をしていきたいと思います。本日も大変お世話になり、誠にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。【30代男性・教員】

 

★今回のI.D.で、参加する意義を自分自身が持つべきだと思いました。ですので、自分自身に対してのI.D.の価値を最大限発揮できるよう頑張っていきます。今回は総会だったので、また新たな形で刺激を受け取ることができました。【10代男性・高校生】

 

★今までの人生に向き合って考える機会を作って頂きありがとうございます。他の方々の10年を聞き、自分の生き方をもっと充実したものにしたいと感じ、そのためには何をすべきかを考えることを大切にしたいです。まだ使命は分からないですが、前向きに努力します。【20代男性・教員】

 

★良いも悪いも予期できないことにワクワクしながら、新たな10年を楽しみにしたいと思います!【30代男性・不動産販売】

 

★自分自身、特別な目標がなかったことを改め、何をすべきか、真剣に取り組んでいきたいです。5年後、10年後のことを考えるのは、とてもきついですが、頑張り、壁にぶち当たっても逃げないようにしたいです。本日はありがとうございました。【40代男性・会社員】

 

★仕事終わりでそのまま直接、先生のところへ向かいました。途中から参加しましたが、今日の内容は理解できました。【20代男性・会社員】

 

★ありがとうございました。【10代男性・小学生】

 

★この10年は、自分にとっては激動の10年。あんなにつらかったことも、オープンに話せるひとつのできごと…。今の自分が幸せで、自分のことを好きでいるこの状態に、そしてI.D.があったからこそと断言できるので、本当にありがとうと言いたいです。I.D.の10年に感謝します。沢山の人の人生に出会える場、人生を語りあえる場を提供してもらって、成長できました。【40代女性・図書館司書】

 

 

 

成績優秀者表彰

..10 成績優秀者 

出席回数 (賞品 I..ハイ坊さんマグネットクリップかキャリアボーイストレス解消ボール)

(6回)脳番号86  脳番号255 脳番号48

(5回)脳番号4433

(4回)脳番号70 脳番号6 脳番号810

出席率  (賞品 I..ハイ坊さんクリップ)

(100%)脳番号86 脳番号255 脳番号48 脳番号414

      脳番号008 脳番号0928

(83%)脳番号4433

 

MVP (賞品 I..オリジナルTシャツ)

脳番号86 脳番号255 脳番号48

 

ブレーングレード昇格者

★I..執行部昇格 脳番号4433 脳番号48

 

★I..コア昇格 脳番号810 脳番号70 脳番号6

 

 










I.D.HYBRID BRAINS 11

第55回定例会報告書

平成30年11月17日(土)

16:00 〜 17:30  

高円寺北区民集会所 第4集会室

参加人数 18名

担当 脳番号930と4

テーマ「子育てと剣道 〜武井家子育て奮闘記〜」



今回の講師は、イトケン太ロウの教え子の保護者であるM・Tさん、K・T香さんご夫婦でした。Tさんご夫婦は、3人の子育てをしながら、剣道を極めていくため日々鍛錬しておられます。

 

担任を離れて15年以上経ちますが、今でも交流させて頂き、お二人の剣道にかける情熱やアクティブに子育てに向かう姿勢から、ずっとよい刺激を与えて頂いていました。

 

今回のオファーも約2年以上前からしていて、お二人の剣道の活動や子育てに関わる行事等の合間を縫い、この時期に登壇して頂きました。

 

 

テーマは「子育てと剣道 〜武井家の子育て奮闘記〜」でした。

 

Mさんは剣道歴44年で教士7段、Kさんは剣道歴37年で錬士7段という腕前で、剣道においては指導者の立場にもおられます。剣道の鍛錬の中で築き上げた精神性を背景に、子育てに奮闘する中で起こる様々な課題や試練について、詳しく紹介して頂きました。

 

3人のお子さんを育てていくと、多くの喜びに出会うと共に、成長に伴う課題も表れ、大変な思いを場面場面でされたこともあったそうです。

 

日本での茶道、武道、芸能などにおける師弟関係の在り方のひとつに「守破離」という考え方があります。師匠の型を「守り」、やがて自分にあった型を作ることにより既存の方を「破り」、最終的に型から「離れ」新たな流派が生まれていくという流れを、Tさんご夫婦は、剣道の修行から子育てに置き換えて、捉えていらっしゃいました。

 

長男さんと次男さんにはそれぞれ障害があり、その現実と向き合うこと、その成長と共に変化していく課題、周りの人達との関係など、障害のある子の親になってみないと分からない様々な苦悩についてのお話は、聞く者の心を揺さぶるものでした。

 

お話の中で「大変なことがあっても、ちょうどよいタイミングで良い人達に出会い、たくさん支えて頂いた。」と周囲の方々に感謝しているというコメントがありました。

 

周りの方々が支えになってくれたのは、お二人が剣道修行に誠実に向き合い、そして子育てに奮闘しつつも、数々の試練にアクティブにパワフルにポジティブに向き合うことで溢れるお二人の人間味が、周囲の人達を惹きつけていくからではないかと、お話を聞いて感じました。

 

今回のお話の内容は、I.D.定例会の真骨頂であり、特に子育てに苦労する若い親御さん達にとっては、勇気と力と愛を与えてくれるものであったと思います。

 

Tさんご夫婦にはお忙しい中、原稿やプレゼンの準備をして頂き、本当にありがとうございました。ホマホマもコーヒーの後始末、ありがとうございました。

 


講師のMさん、Kさん御夫妻 お話に聞き入るブレーン達 裏方に徹するMさん 18名の志高きブレーン達











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第56回定例会報告書

平成30年12月22日(土)

10:00〜11:30

高円寺北区民集会所 第1集会室

参加人数 17名

担当 脳番号11

テーマ「大切な人とのお別れ〜人生の最期を考える〜」



大切な人とのお別れ

――人生の最期を考える――

IDHB 11

 

死を前にした人の不安・恐怖の原因

 ・この先どうなるのか ・痛み、苦しみがあるのか ・尊厳を失わないか 

・一人孤独に死ぬのか ・死後はどうなるのか

 

私たちの願い

できるだけ元気で長く生きていたい(延命)

できるだけ苦しまないでいたい(苦痛緩和)

最期まで自分らしくありたい(自己実現)

 

死にゆく過程5段階  エリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』

@否認 A怒り B取引 C抑うつ D受容

 

 

死ぬときに後悔すること25  医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト 

ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5

 

延命治療選択・決定の時代

高齢者の健康に関する意識調査(平成24年内閣府)

  延命医療を受けたくない 91.0

  延命医療を受けたい    5.1

  (家族に延命医療を受けさせたい人は14.7%)

 

 

問題の所在

救急搬送され命だけは取り留めたが、意識・呼吸が戻らず人工呼吸器等を止められない

→本人の意思が確認できない

 

 

もしものときのために(これからの治療・ケアに関する話し合い- アドバンス・ケア・プランニング‐神戸大学)

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約70%の方が医療・ケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることが出来なくなると言われています。

自らが希望する医療・ケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。

 自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組を「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼びます。

 

アドバンス・ケア・プランニング

ステップ1:考えてみましょう

大切にしていることは何かを考える

ステップ2:信頼できる人は誰か考えてみましょう

あなたが信頼していて、いざという時にあなたの代わりとして受ける治療やケアについて話し合ってほしい人

ステップ 3:主治医に質問してみましょう

  @病名や病状、予想される今後の経過   A必要な治療やケアについて

  (現在病気療養中ではない方はこの項目は省略)

ステップ 4:話し合いましょう

「治癒が不可能な病気」になり 回復が難しい状態になった時のことを考えてみます

ステップ5:伝えましょう

話し合いの内容を医療・介護従事者に伝えておきましょう

 

大切にしていることは何か考える(例)

・家族や友人のそばにいること ・仕事や社会的な役割が続けられること 

・身の周りのことが自分でできること ・できる限りの治療が受けられること ・家族の負担にならないこと

・痛みや苦しみがないこと ・少しでも長く生きること ・好きなことができること 

・ひとりの時間が保てること ・自分が経済的に困らないこと ・家族が経済的に困らないこと

 

生き続けることは大変かもしれない状況@

「重体や危篤になって目が覚めず、周りに自分の気持ちや考えを伝えられない」

「体の自由がきかない」「身の回りのことが自分でできない」「自分で排泄することができない」

「食べたり飲んだりすることができない」「機械の助けがないと生きられない」(例:人工呼吸器)

「治すことができないつらい痛みが続く」

 

生き続けることは大変かもしれない状況A

@必要な治療やケアを受けてできるだけ長く生きたい

A @よりは命が短くなる可能性はあるが、今以上の治療やケアは受けたくない

 

見送る側、見送られる側にとっても良いこと

・終末期治療の意思を表示しないと家族を苦しめる

 『アドバンス・ケア・プランニング』を書く

・一緒に何かをやったという体験・記憶

・反応がなくても、傍らにいることが大切。患者も家族もお互い存在を感じ取っている。

なるべく患者のそばに足を運び、語りかけ、触れてあげる

 

死を背負って生きる

生の延長上に死があるわけではなくて、私たちは日々死を背負って生きている存在である

「矢先症候群」:〜しようと思った矢先に・・・。

 できるだけやりたいこと、やるべきことを先送りにしないでやっておく

 

人は生きてきたように死んでいく

「良き死を死すためには、良き生を生きる必要がある」

自分にとって良き生というのはどういう生なのかということを考えておく

 

相手の気持ちを理解するための4つの工夫

終末期の患者の希望は『気持ちを分かってほしい』ということ

.よく聴くこと 2.感情に焦点を当てること 3.安易な励ましを避けること 4.理解的な態度を取る

 

予防医学から考える『健やかな生活の秘訣』

睡眠、有酸素運動、食事(バランス食)、生活習慣病の予防、社会的な交流

 

死後の世界はあるのか?科学者たちの論争

 

参考ホームページ 推薦図書紹介 


講師の脳番号11のIさん 熱心に話を聞くブレーン達 分かりやすいプレゼン資料 17名の熱き同志達













I.D.HYBRID BRAINS 11

第57回定例会報告書

平成31年2月2日(土)

12:30〜14:00

高円寺北区民集会所 第1・2集会室

参加人数 22名

担当 脳番号921

テーマ「人生はいつでも思うように変われる」


今回の講師は、IDHB代表であるイトケン太ロウの大学時代からの友人である脳番号921のYさんでした。YさんにはI.D.7から参加して頂き、4年前の第35回定例会でも登壇して頂いております。

 

その時は「Y式 人生がより楽しくなる5つの方法」というテーマで、Yさんの実体験を元にした人生の転機をエピソードを交えて紹介して頂きました。

 

 

今回のテーマは「人生は、いつでも思うように変われる」でした。

 

 

前半は、Yさんの生まれてから現在の仕事に就くまでについて、後半は、今、日本中から注目されている”家族信託”について講演して頂きました。

 

 

前半は、Yさんの半生をダイジェストでご紹介頂きました。小学校1年生からの数年間をオランダで過ごしたことが、将来海外で働きたいという思いの原点になったそうです。

 

帰国してからは過酷ないじめを受ける日々が続き、その時そのいじめに同調せずに接してくれた友達には今でも感謝の気持ちを忘れていないとのことでした。

 

必 死に勉強して入学した大学生活でしたが、はっきりとした目的意識もなく過ごす中、イトケン太ロウとの出会いがありました。MTスモールリバーを結成しましたが、当時は付き合いがこんなにも続いていくことは想像だにしていませんでした。

 

大学時代に1年間のスペイン留学を経て、念願の商社に就職することができました。しかし、夢であった海外を舞台にした仕事であるにもかかわらず、しっくりくるものがなく退社し、北海道のニセコでの飲食経営に乗り出しました。

 

仕事は順調に進みつつも、現地での人間関係に行き詰ることとなり、大きな挫折感を抱えての帰京となったそうです。その時のYさんは35才でした。

 

再びサラリーマン生活を始め、結婚をして、子供もでき、現在勤めている不動産投資会社の中で、3年前くらいから”家族信託”という領域を担当することになりましたが、そこからYさんの人生は大きく舵を切っていくこととなります。

 

後半は、今話題の”家族信託”についてです。

 

超高齢化社会を迎える現在の日本にとって、親の認知症による介護問題は避けて通ることはできません。

 

認知症の要介護認定者600万人、認知症予備軍420万人と言われる中、親が認知症と診断されてしまったことで資産が凍結し、介護費用を工面することが難しいという社会問題が起きています。

 

それまでの民法上の制度である成年後見制度や遺言だけでは、刻々と変わる介護状況にフレキシブルに対応するのはとても難しく、手続きも煩雑で費用もかさんでしまうそうです。

 

そこで、10年程前から信託法上の制度である”家族信託”が注目され始めたそうです。

 

認知症と診断されてしまって資産が凍結してしまうまえに、親と子供が事前に今後のことを相談し、お金の流れを取りきめていき、介護する側もされる側も、お金の心配をしないで安心して暮らすための契約が”家族信託”だそうです。

 

Yさんの仕事のないようと意義について、具体的なエピソードと事例を交えて、分かりやすく解説して頂きました。

 

Yさんは最後に、「家族信託が全てではないが、選択肢の一つとして認識しておくことが大切です。さらに、認知症にならないために、良質な睡眠と運動習慣を身につけましょう。」と締めくくっていました。

 

さらにYさんはお話の中で、ご自身の使命に対しては、以下のように位置づけていらっしゃいました。

 

 

★自身のミッション 自分の家族の幸せを最大化させること

 

★仕事のミッション 長期的な視点で家族の幸せが最大化するようサポートすること

 

 

今回のお話は、プランドハプンスタンス論(川下りタイプ)の人生が拓かれていくという部分の興味だけでなく、喫緊に迫る現実問題に対するひとつの方向性を示して頂いたということで、二重の意義を見出すことができました。

 

 

Yさんにはにはお忙しい中、原稿やプレゼンの準備、参加者へのプレゼントとして御著書を用意して頂き、本当にありがとうございました。今後もさらなるご活躍をお祈りしています。


講師の脳番号921のY氏 向上心旺盛なブレーン達 注目の御著書 22名の熱きブレーン達













I.D.HYBRID BRAINS 11

第58回定例会報告書

平成31年5月19日(日)

10:00 〜 12:30 

錦江荘 3F

参加人数 25名

担当 脳番号 15

テーマ「麻雀を楽しむ会 I.Dスペシャル


 イトケンさんのはじめのあいさつの後、参加者のひとことづつ自己紹介をしていただきました。全くはじめての方、家族麻雀でやったことのある方、点数計算のできない方、いろいろなレベルの方がみなさん麻雀への興味や意識高く参加されているように感じました。特に小学生が4名参加されてたのですが、日頃小学生に教えることはないので、どんな感じになるのかとても興味深かったです。

 

今回は2回目ということもあって前回参加された方でも新たな情報を得られる内容にしました。

2部構成にして、前半は麻雀店の変革、スタイル、時代にどう対応してきているのか、新たな波として去年始まったプロによるMリーグの説明をしました。

 

麻雀というとまだまだネガティブなイメージがつきまとうので、バブル以前の麻雀の絶頂期から衰退期、そこから健康麻雀という打開策による全国的な広がり、錦江荘も同じような道をたどってきました。去年から始まったMリーグによって、競技麻雀として賭けなくても純粋にゲームとして楽しい麻雀が新たな広がりを見せてきています。

 

後半は実際に麻雀を楽しんでもらう時間にしました。前回はいろいろなレベルの方が混在してまとまらない部分もあったと思うので、今回はある程度のレベル分けをしました。みなさん和気あいあいと麻雀を楽しんでいる様子でした。麻雀のイメージが変わったという声も聞こえてきてとても嬉しかったです。小学生のみんなは大人よりも固定観念が少なく、素直に上達も早い気がしました。ぜひこれからも続けていただきたいです。

 

3年前に開催したときよりは自分自身もレベルアップしてきたのか、だいぶ肩の力を抜いて行うことができました。麻雀はじめての人にいかにわかりやすく麻雀を楽しんでもらえるか、どうやったら、うまく伝えられるだろうかと常に考えて経験を積んできました。

 

みなさんからいただいた感想はとても励みになっています。これからも自分自身が麻雀を楽しみ、楽しさをたくさんの人に伝えられるように活動を広げていきたいと思っています。貴重な機会をありがとうございました。とてもいい経験となりました。


講師の脳番号12のしんさん 参加者多数野コンテンツ 麻雀のポテンシャルは高い 麻雀人口が増えるかも












I.D.HYBRID BRAINS 11

第59回定例会報告書

平成31年6月30日(日)

9:45 〜 11:45

高円寺北区民集会所 第4集会室

参加人数 21名

担当 脳番号

テーマ「反応しない練習
〜心の反応を減らして穏やかな幸福感を〜」



皆さん、こんにちは。mugejinです。

報告書大変遅くなりましてすみませんでした。

 

先日行いました私のプレゼン「反応しない練習〜心の反応を減らして穏やかな幸福感を〜」

についてご報告させていただきます。

 

大きくまとめてしまうと、今回の私のプレゼン内容は「日々のストレスを軽減するための具体的方法」です。

 

以下の6つの方法について説明しました。

 

 

@悩みを「言語化」する  → 悩んでいることを言語化して、書き出して、読んで、客観視する。これだけで気持ちが軽くなります。

 

A毎日「改善」する    → 自分1人でも集中してやれること、楽しめることを、いっぱい探し出してやりましょう。やっぱりストレス軽減にはこれが一番

 

B「承認欲求」を捨てる  → 自分がやったことを、他の人に認めてもらう、ほめてもらう・・もう、そういうこと期待するのやめませんか?

 

C「判断」をやめる    → 「この人は仕事できない」「この人はさぼっている」「この人は性格が悪い」等。人のことを〇〇だ・・って決めつけるのやめません?

 

D「将来不安」を捨てる  → どうせ1年後の未来だってどうなるかわかりません。先のことを不安がるのやめませんか?

 

E「妄想」をやめる    → 頭の中でいろいろ良くないこと考えはじめたら、呼吸してお腹の動きを自覚しましょう。今五感で感じていることを強く意識しましょう。

 

 

今回も非常にさまざまな感想をいただいています。びっしりと書いていただいた方も多く、大変嬉しく思いました。ほんの一部ですが、抜粋して記載します。

 

 

「一番心に残ったのは「妄想するのをやめる」という所です。日々悩みやイライラの雑念で頭がいっぱいになりますが、意識的に呼吸や体の感覚に目を向けます。」

 

「毎回思うけど、この場で頂けるメッセージはmugejinさんの実践済であるという所に尊さがあると感じます。」

 

「自分にも「承認欲求」と「将来不安」が強くあることがわかりました。今ある中で自分の「快」を探すという考えが目からウロコでした。」

 

mugejinさんの話はいつも自分自身を見つめるための大切なエッセンスが入っていて、mugejinさん自身の経験を聞くことで、自分と比べながらたくさんの気づきがあります。」

 

「イライラした時は改善する方法を考える、集中できることをする。今度から実践してみたい。」

 

「声のトーン・間・しぐさによって内容が伝わりやすく、さすが役者さんだなぁと思いました。」

 

「年々判断が増えていると感じ、それは成長だと認識してきましたが、ストレスの種にもなりうるんだと気づけて心がすっきりしました。」

 

mugejinさんは人と関わることが好きとおっしゃっていましたが、mugejinさんは関わった人の心を潤すような役目があると思いました。」

 

「「自分が正しいという思い込みは間違い」というのは私にとって耳が痛いが良い言葉です。言語化は頭の中だけでなく、実際に書くことの大切さを知りました。」

 

「発信者としてのエネルギー・パワーがmugejinさんの魅力であり使命の一つと感じます。」

 

「今回のお話はどれもこれも心にグサリと刺さるものばかりで、自分の生活を見直さなければと強く強く思いました。」

 

 

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!またお会いしましょう!


講師のmugejinさん 熱心に聞くブレーン達 仏教の教えを生活に 多くのブレーンが集結








I.D.HYBRID BRAINS 12

第12回総会報告書

令和元年9月7日(土)

10:00 〜 12:00  

高円寺北区民集会所 第4・5集会室

参加人数 31名

担当 脳番号 3

テーマ「使命の役割
〜夢に振り回されない心の構え〜



“10年間継続実施”の目標を達成し、I...Bの活動が12年目に突入した。登録人数は120名を越え、I..11の平均参加人数は過去最高を更新する22.6名となった。

教員3名ではじめたこの勉強会であるが、「異業種間交流」を日常的に体現することができるようになった。少しずつではあるが、年間平均参加人数、そして総会参加人数は増え続けている。このことから、本活動には社会から一定のニーズがあると判断し、今後も活動を継続してく。活動そのものの使命を常に問い続け、そして参加して下さる方々の人生に有益な時間を提供できるように、今後も精進していく所存である。

 

 第5回総会から、I...B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話している。今回のプレゼンは、渾身の104枚のスライドを作成した。伝えたい内容と具体的なエピソードや時例、エビデンスに加え、簡単なワークを入れるおことで、参加者各々が自分自身と向き合い、他者の価値観に触れる場を設定することを心掛けている。

 

 講座テーマは「使命の役割〜夢に振り回されない心の構え〜」。構成は以下の通りである。

第1部

●表彰タイム

 I...Bの活動に積極的に参加したブレーンに対し、感謝と敬意を表するため、今年度から、表彰対象は皆勤賞のみとすることにした。1年間で6回の活動があるが、昨期そのすべての会に参加したブレーンは4名いた。

 

●「使命の役割〜夢に振り回されない心の構え〜」

 

まずは、初参加の方もいるのでI.D.の歩みを振り返った。創成期、参加者にとって有益な場を提供することを目指してはいたものの、はじめから明確な考えや軸があった訳ではなかった。しかし、活動を続けていくうちに見えてきたものや明確になったものがあり、活動目的や掲げる意義も年々具体的なものとなっていった。

 

本サークルで大切にしている精神は「I.D.ism」=「自立」「相乗作用」「他者貢献」であり、その実現と伝播が本サークルの目的であることを確認した。

 

 以前に、本サークルのブレーンが、本サークルについて端的に表現しくれた。その表現が秀逸であったので、ここで改めて紹介した。これこそが、目指すべき本サークル像であり、これまで体現してきた活動でもある。

 

 

 

続いて、今年のテーマを深めるため、一昨年の総会で紹介した2つの考え方、「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の復習をした。「キャリアアンカー論」は「山登りタイプ」と置き換えることができ、「プランドハプンスタンス論」は「川下りタイプ」に置き換えることができる。

 

 

 

  

 

本活動は、「ミッション」がキーワードでもあるので、「キャリアアンカー論」をベースにと考えてはいるが、必ずしもそれが全てではない。「プランドハプンスタンス論」的な偶然の産物を大事にしている部分もあるので、I.D.としては双方の考え方を融合し、新たなスタンスを提唱する。

 

 

 

 前進と回転の軸、つまり「アクシズof プログレス&ターン論」である。これまで同様、自分自身の使命、志に向かって前進する軸=アクシズを探求し、それを自覚し受け入れ、そして体現していく生き方を尊重する。それと共に、例え、その軸が現時点で見つからなくても、軸を中心に回転(ターン)するがごとく目の前のことに対し最善を尽くし、そのことで課題を解決し試練を打破していく生き方も尊重していく。どちらかに優劣があるのではなく、それぞれの年代、ステージに合った考え方を用い、結果の総体として充実した人生を形作っていくことがその意義であり目的である。

 

●ワーク@「叶えてきた夢の数々〜すごい、すごくないに関わらず〜」

 

今回活用するのは、下記のワークシートである。過去の総会のワークシートは、キャリアアンカー的なものが多かったが、これは「アクシズofプログレス&ターン」の考えを根底に置いて、今回のワーク用に開発したものである。初めての試みであり、活用である。

 

 

参考までに、イトケン太ロウが叶えてきた夢、達成してきた目標の振り返りをした。このワークで意識してほしいことは、人から見てすごいことだけが価値あることということではなく、それぞれのステージ毎に、自分なりに頑張ってきたことを振り返り、人と比べれば当たり前のようなことでも、しっかり頑張ってきた自分を思い出すことである。

 

 下記のワークシートでは、赤い部分を数分で振り返りをしてもらった。

 

●ワークA「特別な夢はどれ?〜主体的な姿勢で叶えたもの〜」

 次に、自分にとって特別なものを2〜3つ抽出してもらった。ここでも、参考までにイトケン太ロウの特別な夢を紹介した。

 

ワークシートでは、赤い部分を数分で振り返りをしてもらった。その後、4人グループに分かれ、先程と同様に、お互いの振り返り結果を紹介し合いシェアをしてもらった。

 

 

 

第2部

●ワークB「夢を叶えて何がしたいの?〜叶えた夢の向こうにあるもの〜」

 

ワークAで抽出した特別な夢について、その目的を明確にする作業を行った。夢の根底にある軸、つまり使命(目的)は何かを、それぞれが自覚するワークである。大きな夢(目標)を持つことが良いこととされるが、やはり、何のためにその目標に向かうのか、理由を押さえておく必要がある。夢に向かう目的意識を明確に持つことは、各自、夢に振り回されない生き方をしていくことにおいて重要な視点であると考える。

 

 ワークBで夢に潜んでいる各自の生きる目的を再確認したところで、最後のワークC「より多くの人が報われる価値とは?」を行った。このワークの目的は、「自分に厳しく、他人に優しく」の逆転の発想で、「大らかに他者を受け入れようとする価値観で、自分自身を評価しよう」ということである。

 とかく人は、自分自身に対しては高い目標を設定しがちで、評価に関しても厳しい評価基準で判断しがちであると思われる。それゆえ、自尊感情は高くとも自己肯定感が低くなってしまい、結果、自分に自信がなく自分自身をあまり好きになれない人が多いのではないか。

 

 道を追究していくスタンスで、常に向上し続けるために必要な価値であるとは思うが、結果として、幸せになりきれない自分を感じているとしたら、本末転倒であるような気がしなくもない。I.D.としては、他者への貢献度の高い生き方だけでなく、幸福度の高い生き方も同時に追究していきたいと考えている。

 

 最後に、現時点におけるイトケン太ロウが考える「夢に振り回されない心の構え」として大事なポイントは「向上の意思を保ち、自己肯定感を下げない価値観の創造」であると考えている。

 

  

 

  さらに、現時点でイトケン太ロウは、「使命の役割」、つまり夢に振り回されない心の構えとして、以下の4点が重要であると考えている。

 

 ・使命は、スタビライザー

 ・夢は、自らを完全燃焼させるための燃料

 ・自己肯定感を下げる価値観は捨てる

 ・小さな目標(夢)を疎かにしない

 各自の気付きや意見は、後述の“参加者の感想”を読んで頂きたい。今日のワークをきっかけに、各自がこれまでの自分を受け入れ、前向きに進むためのエネルギーをチャージできたのであれば幸いである。

 

 今後も、使命感のあるブレーン、志の高いブレーン、またそうでありたいと思うブレーンが集い、それぞれが関わることで生まれる相乗作用を基に、他者貢献への道筋を示すことができるムーブメントを起こしていきたいと思う。11年継続したことを土壌とし、さらなる高みへ突き進んでいけるようブレーン達と共に精進していきたいと思う。

 

 講座の最後に、「the seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を毎回設定している。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。

 実際に参加して下さった方々からのメッセージを、下記で紹介する。

 

 

I.D.HYBRID BRAINS第12回総会 参加者感想                    201.9.

 

The seeds of mission (使命の種子)

使命の種子とは…

講座の受講した方から、プレゼンターへ贈るメッセージ。話の内容や、プレゼンターの使命、志、信念、思いや熱意に対する率直な感想です。これを参加者同士でシェアすることで、新たな視点や切り口、捉え方を得ることができます。また、プレゼンターにとっても、自分自身を客観的な視点から捉え直す機会にもなります。相乗作用による、正の向上スパイラルを生みだすツールとして、この「使命の種子」を位置づけています。

 

【第12回総会 2019.9.7 使命の種子〜the seeds of mission〜】

 

★今日のI.D.の雰囲気や空気感(小さい子から大人まで、知っている人知らない人が自然に打ち解けて話してしまう)は、伊藤さんがI.D.の11年間でいつの間にか築かれていたものなのだろうなぁと感じました。I.D.に参加する度、自分は”今ここ”にあるということが確認できて、次のI.D.までまずはここを少し意識しようと目標にしています。今日参加して、私は次のI.D.までもう少し自分の担任するクラスの子供と正面から向き合ってみようと思いました。いつもありがとうございます!!【20代女性・教員】

 

★「試練の後には飛躍」という言葉がとても印象に残った。飛躍のために今の試練に立ち向かおうと思う。自分が特に成し遂げたかった夢を絞り込んでピックアップした時に、少々意外なものが出てきた。そして、その夢を何故成し遂げたかったか自分に問いかけてみた時に、新たな自分の欲求を言語化することができた。イトケンの総会は、自己の振り返りの機会を与えてくれて、新たな発見をさせてくれる。感謝です。12年目もよろしくお願いします。【40代男性・IT営業】

 

★11年継続おめでとう!今日もかなり良かった。いくつか、イトケンの考え方と、心からシンクロする部分があって、今度是非飲みながら話をしょう。人生に思い通りには行かないけれども、自暴自棄にならず少しでも自分を成長させていくこと、そして人に貢献するとともに自分を大切にすることがいいね。今日はありがとう!今年もお互い頑張ろう。【40代男性・ITサーバー管理(取締役員)】

 

I.D.は、人の考えを聞いたり、自分の考えを言語化したりすることで、様々な気付きを得ることができる場です。また、そうすることで自分が認められている実感があり自己肯定感が高まる気がします。イトケンは、自分の考えや経験を通して、そういう場を創造してくれていると思います。ありがとうございます。【40代男性・ITシステム関連】

 

★12年目、おめでとうございます。私としては「続けてくださってありがとうございます」と深く思っております。I.D.は毎回参加したいのです。家族のための時間⇒自分の時間(剣道⇒I.D.)と、この様な優先順位があり、多分みなさんも同じなのでは…と。景品とか内容とかで参加不参加は決まらないほどの信頼をしている勉強会なのです。行けば必ず良いことがあると信じてやまない大事な時間です。本当にありがとうございます。【40代女性・剣士】

 

★総会への参加も4度目となりました。参加当初と今とで、自分の中のI.D.への関わり方や捉え方が変わってきていることに気付いています。ここ数年で一番、自分のキャリアや自分の行く先に迷いがあります。苦境に立たされている訳でなく、仕事も私生活も充実しているはずなのに、漠然と焦りのようなものを感じています。答えが出るか分からないし、このモヤモヤが自然消滅するかもしれませんが、I.D.という場で参加されるみなさんと一緒に考えてみたいと改めて思いました!【30代男性・教員】

 

 

 

★“道なきところに道をつくる”、まさに伊藤先生が目指されている、実践されてきた使命であり、大切なキ―ワードですね。子供に限らず人は常に進化し新しいものを追い続けるものなので、簡単にはいきませんがそれを続けて、自分のペースで走り続けたいと強く思いました。出版おめでとうございました。【30代男性・教員】

 

★今日もありがとうございました。I.D.11年、そして12年目へ入り、この会にまだ自分が参加できていてよかったと思いました。この会では、その回ごとの内容自体も学びが多いのですが、プレゼンをして下さる方、または参加者の方からよい刺激をもらえるのがとてもありがたいです。今日もまたそうでした。ケンタロウさんの回に参加できよかったです!!またよろしくお願いします。【30代男性・教員】

 

★渾身のプレゼンでしたね。私の数段上をいく研究をしていて改めて尊敬の念が高くなりました。イトケンが人に与える影響力はすごいですね。本音で語るからこそだと思います。私も自分の使命を見つめ直していきたいです。今日のグループワークで今自分がやっていることの価値付けができました。ありがとう!この本、まずは今の職場の人で活用します。たくさんの人に広まるといいね!【40代男性・教員(管理職)】

 

★伊藤先生の使命とは、自分の培ってきた経験才能を出し惜しみすることなく、多くの人に伝えていくことだと思います。1年間I.D.に参加し続けて、まだまだ自分自身に足りていない所を見つめ直すだけでなく、次への行動する方法や気持ちの高め方知ることができました。I.D.に参加する時間は何事にも代えられない貴重な時間です。ありがとうございます。【20代男性・教員】

 

★使命や夢を考え、準備し実行に移すことが大事であると思うが、それを継続していくことの大切さをつくづく思い知らされます。いつも良い刺激をもらっています。継続は力なり、見習います。【40代男性・アパレル関連】

 

★貴重なお話をありがとうございました。毎日仕事をしていると、目の前のことで頭が一杯になってしまい、目標を意識することが難しいのですが、今日のお話をお聞きして、目標を再確認させてい頂きました。伊藤先生のおかげです。ありがとうございました。【20代女性・臨床心理士】

 

★本日もありがとうございました。教員経験が浅い自分が言うのは恐れ多いのですが、最近は「支援する側にも支援」が必要だと感じています。I.D.は私にとってまさにそれになっております。これからも参加させてください。よろしくお願いします。伊藤先生の使命「人を導くこと」。書籍の出版、夢の実現、本当におめでとうございます。中学生にこの本の実践を必要としている子がたくさんいます。是非また勉強させてください。本日も参加させて頂き、ありがとうございました。Tシャツありがとうございました!もう着てしまいましたが、大切にします。【30代男性・教員】

 

★特に仕事に対しての取り組み方について、使命という視点から考えることができた時間でした。目の前の数字を追いかけがちですが、本当に仕事を通して実現したいことは何なのかに改めて気付き、やる気が湧きました。ありがとうございました。【20代女性・書具輸入販売】

 

★対話の場(I.D.の場)を創る=価値創造の場を創る。この行動が偉い。【30代男性・教員】

 

★原点に立ち戻る話しや“結果オーライ”、まさにその通りだなと思いました。“結果オーライ”と思えるためには、「結果なんてどうでもいいや」「ダメでもいいや」というところまでとにかく行動し、やっていくことなのかなと思いました。【50代男性・教員】

 

★今日はいつも考えていないことを考えてみることができました。「夢」と「使命」のことを初めて意識して、今は“自分”ということで精一杯だということにも気が付きました。いつか伊藤さんのように“周りの人に貢献できる”何か(=使命)を自分も見つけたいと思いました。【20代女性・教員】

 

★1時間も遅れた上にちょくちょく退室してしまってすみません。「夢を叶えたこと」という最初の質問からすごく考えさせられました。さらには「その向こうにあるもの」…。ゆっくりお話を聞くことができませんでしたが、このような質問を投げかけて頂き、自分なりに考えた時間が久しぶりで楽しかったです。【30代女性・教員】

 

I.D.参加人数の指標の他、参加者の「年齢層」「業種」「出身地」などで多様性を測ったら、ネクストステップが見えそうですね!【30代男性・検索エンジン】

 

★最初から最後まで、お話、本当に面白かったです。子育て中ですが、子供だけでなく、自分にも自己肯定感を持つことは大事なのだと思いました。お話を伺って、もとから前向きですがもっと前向きになれそうです!楽しかったです。ありがとうございました。【40代女性・カフェ店員】

 

★初めて参加で、楽しくみなさんの話を聞くことができました。共感できること、私とは違う考え方や感じ方があり、勉強になりました。【40代女性・菜園アドバイザー】

 

★4人で話し合ったことで“生きているだけでOK”と、共通した価値を確認できました。話し合うこと(人と話をする)の大切さを学びました。ありがとうございました。【50代女性・教員】

 

★今日はありがとうございました。30を越えて考えるのが「まぁいいか」というゆとりです。「想いはもち、がむしゃらに突き進みながらも、少しの失敗を楽しみながらやるのが最高のパフォーマンスになるのかなと思います。」っていうのを今日感じました。【30代男性・教員】

 

★普段考えることがなかったことを考えることができてよかったです。頭を整理する機会になりました。ありがとうございました。【30代女性・教員】

 

★生きているだけで、まるもうけ!【40代男性・デザイン事務所経営】

 

★何のために生きているのか、働いているのかを考える良い機会になりました。また、自分の使命を果たすことで、自分と関わる人が少しでも幸せになってくれれば嬉しいと思いました。【20代男性・教員】

 

★学校の先生は独特な仕事なので、このような色々な職業の方々と話をする機会があると、自分のバランス感覚が保てていいなぁと感じました。友達としてではなく話すところがまた良いです。また来たいです。ありがとうございました。【20代女性・教員】

 

★帰ってから自分の使命を考えてみたい。11年もI.D.を続けてすごいと思った。【10代男子・小学生】

 

★今日は、ワークで何も思いつかない何も書けなかった昔の自分を思い出しました。その時は、そんなことを考えたこともなかっただけでなく、やはり自分に自信がなく、自己肯定感が低かったこととすごく関係があったと思います。それがI.D.で、人の話を聞いたりワークを繰り返したりすることで、自信を取り戻し?初めてもち?安心して考え、自己開示できるようになったのだと思っています。今は自分が好きだし、これからの人生を豊かに、何かに貢献しながら生きていけるよう努力していこうと思います。I.D.をこれからもよろしくお願いします。【40代女性・図書館司書】

 

 

 









I.D.HYBRID BRAINS 12

第60回定例会報告書

令和元年11月23日(土)

10:00 〜 11:00  

高円寺北区民集会所 第4集会室

参加人数 16名

担当 脳番号 414

テーマ「腑に落としてきた人生」



今回の講師は、IDHB代表であるイトケン太ロウのパパ友であり、デザイン事務所を経営されている溝口真一さんでした。昨年よりI.D.に積極的にご参加頂き、定例会の最後のシェアの場面では、いつも機知に富んだコメントをして頂いております。

 

 

今回のテーマは「腑に落としてきた人生」でした。溝口さん自身の半生を、多くの肩書を下ろし一人の美術家としてのスタンスで、写真を交えて振り返ってお話して頂きました。

 

小学校、中学校、高校と、当時の置かれた状況の中で、興味と思考が密接にリンクしながらも、様々なことを腑に落とせない日々に、解を求め続ける日々であったと振り返っておられました。

 

高校生の時に、わずかなお金と米だけを持ち、三重県から東京、はたまた三重県から熊本の阿蘇山まで、自転車で旅をしてしまうというその実行力は、その後、ドイツ語も話せぬまま単身渡独する溝口さんの度胸と行動力を予感させるエピソードでした。

 

芸大合格のための浪人生活を経て、単身渡独した溝口さんでしたが、ドイツの美大入学までも、多くの試練が待ち受けていましたが、持ち前のタフネスさと言葉も通じない外国の方々の救いの手もあって、3000人の受験者から40人しか合格できない美大入学のチャンスを勝ちえたそうです。

 

ドイツ在学中に作成した多くの美術品の数々を写真で紹介して頂きましたが、作品の発するメッセージが見る人を引き付けるものばかりで、非常に感銘を受けました。

 

 

どの年代の溝口さんにおいても、「自分自身に腑に落とす」という感覚を常に大切にされていて、他者の価値にとらわれない生き方、後悔しない生き方をずっと続けてこられたということが伝わってきました。

 

2時間強の時間でしたが、参加者のみなさんが「あっと言う間の時間だった」と感じられたようで、まるでテレビのドキュメンタリー番組を見ているかのような感覚になりました。

 

これだけ強い軸のある生き方の紹介には、プレゼン資料はいらないと、話を聞いていて思いました。今回は渡独し、日本に帰って来た直後までのお話でしたので、是非今度は、第2章として次のステージのお話を伺いたいと思いました。

 

 

溝口さんにはにはお忙しい中、プレゼンの内容や写真、書籍等の準備をして頂き、本当にありがとうございました。小学6年生の息子さんを前に魂のこもったプレゼンをして頂き、父親としての姿を見せる格好よさも感じました。


講師の溝口さん 熱心に聞くブレーン達 ドイツで磨かれたリアル芸術 多くのブレーンが集結








I.D.HYBRID BRAINS 12

第61回定例会報告書

令和元年12月8日(日)

10:00〜11:30  

高円寺北区民集会所 第 集会室

参加人数 19名

     担当 脳番号255  ぽんちゃん

テーマ「言葉の力」



1 幼少期〜高校時代

【幼少期】 弟が生まれたとき、わたしは1才半だった。その頃の記憶はほとんどないが、祖母と過ごす日々が続いたり、母はいつも病院に行ってしまったりすることから、“何かがちがう”と幼いなりに感じていた。

弟が退院し、兄弟ができたことに喜んだ。今まで感じていた違和感もなくなったと思っていた。しかし、実は、弟は医療ミスで入院している間に心臓が40分止まっていた。蘇生し命は取り戻すも、知的障害となっていた。

あきらめられない、障害を受け入れられない、どうにかすれば健常児に戻るのではないか、という思いに家族はこの後何年も振り回される。そんなこと、幼いわたしはまだ何もわかっていなかった。

 

【小学校時代】 2学年しか変わらないのに、特別支援学級に行くためにわたしと違う学校に通う弟。だんだんと友達や周りに感づかれていく。障害のある弟がいるという理由だけで、差別的な言動を受けることが多々あった。

 私は、「ふつうの兄弟がほしい。」と言葉にし続け、その結果妹ができた。ずっと「自分はみんなと同じ幸せを願っちゃいけない。」と思っていたが、言葉にすればいつか叶うということを実感した。

 

【中学〜高校時代】 弟が起こす数々の問題に悩まされる。厳しい状況の中、弟の担任に「もっとやってあげてください。」「(弟が)かわいそうです。」と言われ、母とよく「じゃあ、代わりに育ててよ。」と話していた。弟は、問題を起こし続け、特別支援学校を退学。その後1番つらかった暗黒の2年間がやってくる。しかし、母が「グループホームに入れたい。」と言い続けていると、グループホームに入らないかという誘いがあり、入ることができた。

 

★言葉にしていれば、いつかは叶う これが家族のキーワードとなる。

 

 

2 小学校教員になる

家族のことで大変だった母が家庭科の講師を初めて、それから母が輝いて見えた・小学生の妹が身近にいた・破壊力のある「もっとやってあげてください」という言葉に奮い立たされた・小学校で私のような思いをする子供や障害のある子供をもつ保護者のことを誰よりもわかるのは自分しかいないと思ったことがきっかけで小学校教員を目指す。小学校教員になり、決まった赴任先は、弟が通っていた学校のとなりにある小学校の知的障害学級だった。私はそれに運命を感じた。特別支援学級には、弟の関係で何度も行ったことがあったので、これからの教員人生もなんとかなるだろうという気持ちがあったが、そんなに甘いものではなかった。

 

3 K市での経験

教員1年目のはじめは、○○○先輩の言う通り、自分は指導力もないし何もできない、だめな人間だということを受け入れるしかなかった。しかし、伊藤さんと一緒に学級経営を行い、パワーアップアイテムと出会ったことで、たとえ時間はかかろうと自分は今のまま子供と関わり続けていこうと思うことができた。

教員2年目から、独り立ちをしてクラスをもつことになった。保護者対応で苦労が多かったが、先生方やスクールカウンセラーなどたくさんの人たちの支えがあり、真摯に対応を続けた。その結果、その保護者と仲良くなることができた。

教員3年目は、大変な児童をもつことになったが、心に余裕があった。それは、教員1年目で担任をした児童をまた担任することになり、その児童との強い信頼関係ができていたからだった。ここでようやく、自分のやり方で良かったということに気付き、○○○先輩を克服する。初卒業生を出し、教員という職業は、やっぱり好きだと再確認することができた。

教員4年目は、学習に力を入れ、年間を通して研究授業に向けて一生懸命取り組んだ。実態が非常に難しい児童を担任し、労災申請をする出来事が起きる。学校を休み、教員を続けるか、そもそもなぜ教員になろうと思ったのか考える。そんなある日、ふと見に行った映画「ボヘミアン・ラプソディー」に出てくるフレディ・マーキュリーの壮絶な人生を知り、勇気をもらう。そして、教員を続けることに決め、復帰する。清瀬はたくさんの試練をくれた学校だった。つらいことも楽しいこともたくさんあって、自分を成長させてくれ、どの経験も無駄ではなかったと感じている。

 

4 現在とこれから

 はじめての異動で学校が変わり、K市での経験よりもつらい日々を過ごしている。「いつ辞めても、やり直してもいいや。」と開き直って過ごしている。今、大事だと思って実践していることは、笑顔でいること・信じること・完璧でなくていいからほんの少しあきらめることを意識することで自分の見方・捉え方が変わり、良い方向へ向かっている。


講師のぽんちゃんさん 熱心に聞くブレーン達 ぽんちゃんの渾身のプレゼン 多くのブレーンが集結









I.D.HYBRID BRAINS 12

第62回定例会報告書

令和2年2月15日(土)

10:00 〜 11:30  

高円寺北区民集会所 第5集会室

参加人数 22名

担当 脳番号 48

テーマ「内向型人間の好奇心と勇気」



ホームページをご覧の皆さんへ、I.D.脳番号48kubokenと申します。

世間には、実に多くの心理テストや性格分類方法があります。血液型、星座、質問によるタイプ別適職診断、占い等々。これら、数多くの分類結果にどれだけの信ぴょう性があるのか、また性格や心理的特徴を数値や言葉で定義することに果たしてどれだけの意義があるのか。私には答えが出せていません。普段、教育現場で働いている中で、科学的な根拠(エビデンス)をもって、構築、体系化された心理テストを使うことも多々あります。また、そうしたテストで得られた結果をもとに、目の前の子どもの現在の状態像を判断することもあります。そうした判断には、必ず「保留」をつけることを、常日頃から心がけています。なぜなら、そうした結果というのは、あくまでも今現在のある側面から見たものに過ぎず、一時の判断が、今後の変化や成長の可能性の芽を摘んでしまうのではないか、という職業的恐怖心(とでも呼べましょうか)があるからです。自分自身に当てはめて考えても、色々なメディアで目にする星占いや心理テスト、性格テストなどの結果への向き合い方も同じようなスタンスです。

 しかし、一方でそうした分類による数値や言葉に説得力(納得できるかは問わず)があるのも、また事実です。それだけ、人間の心や性格というものが大変複雑怪奇であり、理解し難いものだということでしょう。「自分や相手のことを理解したい。でも知りたくない。」という矛盾した欲求を、人間は根源的に備えているのだと思います。また、こうした結論の出ない、モヤモヤとした気持ちに、名前がついて、ラベリングされることで気が楽になったり、モヤモヤが少し解消し、腑に落ちたりするという体験もあります。そうした体験を求めて、古代から多くの心理的、性格的分類や占いが形を変えて脈々と受け継がれてきたのでしょう。おおげさに言えば、人間の本質的な弱さやはかなさへの救済という表現もできるかも知れません。

 今回、人間の気質を外向的か、内向的かという基準軸で、自身の経験や現在、自分が考えていることを織り交ぜながら、お話をしました。もちろん、外交的か内向的か二つに一つではなく、私たちの多くは、その「あわい」の中に生きています。ある場面では外向的に振舞うし、別の場面では内向的にもなり得る、というのは参加した方の多くが、ご自身の実感としてお話されていたことからも、そうなのだと思います。ですが、そうした「あわい」に生きる中で、社会は外向性を基準に作られ、また外向的であることが求められている様に感じます。今回、参加された多くの方が、「自身の内向性を認めてもらえた、無理をしなくてもいいんだと気づかされた」という趣旨の感想を仰って下さいました。ともすると、「疲れた身体に鞭打って」「自分の正直な気持ちに嘘をついて」振舞ってしまうことが多い中で、自分の内向性を認め、自分をケアするために行動することが、却って周りの人との良好な関係再構築につながるのではないか?そうして生まれた自分の中のゆとりや活力が、日々の生活を営む上での好奇心や勇気をもたらしてくれるのではないかと思うのです。

参加して下さった皆さん、この文章を読んで下さった方々へ、ありがとうございました。


講師の久保山さん 熱心に聞くブレーン達 幼き頃の久保山さん 多くのブレーンが集結








I.D.HYBRID BRAINS 12

第63回定例会報告書

令和2年7月26日(土)

10:00 〜 11:30  

高円寺北区民集会所 第 集会室

参加人数31名(会場15・リモート16)

担当 脳番号0350

テーマ「とあるしくじり臨床心理士の回顧録」



ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

7月に、プレゼンを行わせていただきました、ID脳番号0350の『ひつじ』です(ご報告が遅れてしまい申し訳ありません!)。

私は、『しくじり臨床心理士の回顧録』というテーマで、お話をさせていただきました。私は臨床心理士と公認心理師として、主に教育現場で子どもや保護者のカウンセリングを行っていますが、そんな私がなぜ臨床心理士になりたいと思ったのか、なぜ子どもの支援を行う人になりたいと思ったのかといった自分のルーツとなる体験を、臨床心理学的視点で振り返りながらお話させていただきました。

私は、幼少期から家族関係の中で「いい子」を演じることが多く、そのため人のことばかりを優先し、「私はどうしたいのか」という自分自身の考えや気持ちをうまく表現できずに育ちました。しかし、その後大人になった私は、仕事上やプライベートの人間関係など、様々な局面において生きづらさを感じるようになりました。そこで、先輩カウンセラーに教育分析(カウンセラーがカウンセリングを受け、自分の課題に向き合うこと)を受けることで、これまでの自分に向き合いながら、今起きている自分の課題を整理していく作業を行うことにしました。その中で、私自身の幼少期の傷つき体験が、大人になった自分の考え方や感情に影響を与えてきたことや、「私はあの時本当は何を思い、何を感じていたのか」「私はどうしたかったのか」など、自分を知ることで過去の自分を癒したい気持ちがあったことから、自然と臨床心理学の世界に足を踏み入れたのだと気づきました。そして、子どもが心身ともに穏やかに、自分らしい人生の物語を紡いで行って欲しいという思いから、臨床心理士として子ども支援の現場に携わりたいと思ったのだと、知ることができました。

IDのプレゼンでは、一連の流れを、やや生々しい(!)具体的なエピソードを交え、お話させていただきました。参加者の方々の多くは、カウンセラーの自己開示ということもあって興味を持って聞いてくださったようで、共感していただいた方や驚いていただいた方など、さまざまな感想をいただくことができました。

ここからはプレゼン後のエピローグになりますが・・・。

 私たちの業界では、「自分の過去の傷つき体験からカウンセラーになりたいと思った人は、カウンセリングという仕事をするにふさわしくない」などといじわるなことを言う人が未だにいます。しかし、私はそうは思っていません。臨床心理学が行う心理援助の技術は、ちゃんとした専門の教育機関で学ばなくてはならない技法です。その人の人柄がカウンセリングを行うものではないし、自分の体験をもとに「こうしましょう」などとアドバイスを行うものではありません。一方で、様々なカウンセラー個人の体験は、うまく活用すれば、想像力や感受性を豊かにし多面的な見立ての可能性につながります。また、時に戦略的に自分の体験を自己開示することもありますが、それらは「あなたがおかしいわけではない」というメッセージになることもあり、場合によってはクライアントにとって大きな意味を持つこともあります。しかし、これらはあくまでクライアントの利益につながることが前提であり、それを行う上での自分に責任が持てるときに行うものです。また、自分が体験した出来事に類似している課題に躓いているクライアントさんと出会うことももちろんありますが、その場合は特に、自分の中に沸き起こる感情をモニタリングしたり、スーパーバイズを受けながらクライアントの相談内容を客観視したりすることに留意しながら、丁寧に向き合っていくことを大切にしなくてはなりません。

つまり過去の傷つきからカウンセラーとしての仕事を行っていても、常に自分と向き合い、自分の課題を客観的に理解してコントロールできる力をもてるようになれば、むしろどんな出来事であっても強みにできると私は考えています。

 人はみんな多かれ少なかれ、程度の大小はあれど、トラウマ的な傷つき体験を抱えているものと思います。そして、いつだって私たちは「自分がなんなのか」ということを知りたがっているものです。最近では、HSPという概念が登場し公表する方も増えていますが、そういう機会を目にするたびに、「ああ、みんな、いくつになっても自分のことを知りたいんだな」と感じています。それだけ、今の世の中、自分が何者であるかに自信が持てない人が多いのではないかと思うのです。

カウンセラーは、どちらかと言うとカウンセラー同士でも自分自身を語らないところがあり、業界全体に自己開示がタブー視されているような印象を受けます。私は、大人になってから「いい子」の殻を破って「自分のしくじり」をどーん!と友人や家族に(TPOはわきまえて)さらけ出すようになりましたが、ありのままを語るようになってからの自分は、仕事もプライベートも、以前よりとてもうまくいくようになりました。枠組みや社会的な境界はとても大切ですが、カウンセラー自身も気もちを抑圧しすぎず、色んな人に受け止めてもらいながら、多様な生き方が表現できる雰囲気になれたらと思っています。

 それぞれが日々、目まぐるしく移り変わる社会に生きている私たちですが、今自分はどんな気持ちがし、どんな考えが浮かび、何をしようとしているのか。たまに立ち止まって、ゆっくりと自分の心を眺めてみるのも、大切な時間かもしれません。心の痛みを見つけたら、「それも自分だ」とよしよししてあげることも大事なのかも知れません。

今回、貴重な機会を与えてくださった伊藤先生、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。皆様のこれからの人生が、自分が主人公の、素敵な物語になりますように。


講師のひつじさん 熱心に聞くブレーン達 初のリモート参加に対応 多くのブレーンが集結








I.D.HYBRID BRAINS 13

第13回総会報告書

令和2年9月5日(土)

9:45 〜 11:30  

なかのゼロ 学習室1

参加人数 43名

担当 脳番号3

テーマ「足元から続く使命への道筋」
〜夢の実現に必要な要素〜



“10年間継続実施”の目標を達成し、I...Bの活動が13年目に突入した。のべ参加人数は1121名となり、I..12の平均参加人数は過去最高を更新する23.8名となった。

教員3名ではじめたこの勉強会であるが、「異業種間交流」を日常的に体現することができるようになった。少しずつではあるが、年間平均参加人数、そして総会参加人数は増え続けている。このことから、本活動には社会から一定のニーズがあると判断し、今後も活動を継続してく。活動そのものの使命を常に問い続け、そして参加して下さる方々の人生に有益な時間を提供できるように、今後も精進していく所存である。

 

 第5回総会から、I...B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話している。今回のプレゼンは、渾身の77枚のスライドを作成した。伝えたい内容と具体的なエピソードや時例、エビデンスに加え、簡単なワークを入れるおことで、参加者各々が自分自身と向き合い、他者の価値観に触れる場を設定することを心掛けている。

 

 講座テーマは「足元から続く使命への道筋〜夢の実現に必要な要素〜」。構成は以下の通りである。

第1部

●表彰タイム

 I...Bの活動に積極的に参加したブレーンに対し、感謝と敬意を表するため、I.D.11から、表彰対象は皆勤賞のみとすることにした。1年間で6回の活動があるが、昨期コロナ対応のため定例会が1回少なくなった。開催されたすべての会に参加したブレーンは4名いた。

 

●「足元から続く使命への道筋〜夢の実現に必要な要素〜」

 

まずは、初参加の方もいるのでI.D.の基本的な考え方について説明した。今年のテーマを深めるため、以前の総会で紹介した2つの考え方、「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の復習をした。「キャリアアンカー論」は「山登りタイプ」と置き換えることができ、「プランドハプンスタンス論」は「川下りタイプ」に置き換えることができる。

 

 

 

  

 

本活動は、「ミッション」がキーワードでもあるので、「キャリアアンカー論」をベースにと考えてはいるが、必ずしもそれが全てではない。「プランドハプンスタンス論」的な偶然の産物を大事にしている部分もあるので、I.D.としては双方の考え方を融合し、新たなスタンスを提唱する。

 

 

 

 前進と回転の軸、つまり「アクシズof プログレス&ターン論」である。これまで同様、自分自身の使命、志に向かって前進する軸=アクシズを探求し、それを自覚し受け入れ、そして体現していく生き方を尊重する。それと共に、例え、その軸が現時点で見つからなくても、軸を中心に回転(ターン)するがごとく目の前のことに対し最善を尽くし、そのことで課題を解決し試練を打破していく生き方も尊重していく。どちらかに優劣があるのではなく、それぞれの年代、ステージに合った考え方を用い、結果の総体として充実した人生を形作っていくことがその意義であり目的である。

 

●ワーク@「継続」は力なり〜“継続”から要因を見い出す〜

 

今回活用するのは、下記のワークシートである。過去の総会のワークシートは、キャリアアンカー的なものが多かったが、これは「アクシズofプログレス&ターン」の考えを根底に置いて、今回のワーク用に開発したものである。初めての試みであり、活用である。

 

 

参考までに、イトケン太ロウの長年の夢である書籍化において、その実現における重要であると考えられる要素を3つの切り口から考えた。

はじめの視点は、「継続」である。イトケン太ロウが継続してきたものを挙げてみると、教材プリント作り、学級通信&イラスト、学芸会シナリオ、授業作り等であった。そして、そのどれにでも共通してこだわってきたものは「クオリティ」であった。従って、イトケン太ロウが抽出したキーワードは「クオリティ」であった。

 

参考までに初任者時代の研究授業風景の動画を約8分にまとめたものを視聴して頂こうと思ったが、リモート操作の不具合でフリーズしてしまい、残念ながらカットさせて頂いた。

 

 

 イトケン太ロウの例を参考に、参加者の方々には下記のワークシートで、赤い部分を5分で振り返りをしてもらった。継続してきたものをいくつか挙げ、それらを集約するキーワードを絞っていく。

 

●ワークA「非日常」で見えてきたもの〜コロナ禍で費やした時間から〜

 次の視点は、「非日常」である。コロナ禍において非日常な生活を余儀なくされた我々は、当たり前と考えていた日常が決して当たり前ではないという再認識をする機会となったのではないであろうか。

そうした状況で、時間の使い方はそれぞれの置かれた状況によって様々であったと思う。そこから、改めて見えてきたものや考えたことの中に、使命へとつながるヒントが潜んでいるのではないかと考えた。

 イトケン太ロウは、やはり「創造」に多くの時間を費やしていた。それを例に、参加者の方々には「非日常」を振り返ってもらい、キーワードを抽出してもらった。

 

 

ワークシートでは、赤い部分を5分で振り返りをしてもらった。その後、3〜4人グループに分かれ、お互いの振り返り結果を紹介し合いシェアをしてもらった。

 

 

 

第2部

●ワークB「挑戦」今をスタートラインに〜挑戦していること、したいこと〜

●ワークC「人生の公式」を考えよう〜ワークからキーワードを抽出〜

最後の視点は、「挑戦」である。夢の実現に「挑戦」という要素が必要であることに、異論を挟む人はいないであろう。そこで、年と重ねても勇気を与えてくれる言葉、サミュエル・ウルマンの「青春」という詩を示した。

とにかく、心の持ち様でいつでも今をスタートラインと考えられる発想は、年を重ねれば重ねるほど重要であると考える。

 

 イトケン太ロウが今、挑戦しているのは動画編集と液晶ペンタブレットでのイラス描画である。数年後の状況をイメージし、自分らしさをより際立たせるために、今をスタートラインにして取り組み初めている。そして、抽出したキーワードは「発信」であった。

 

 

 

それを例に、参加者の方々には「挑戦」を振り返ってもらい、キーワードを抽出してもらった。

 

 

 ワークCは、ワーク@からBまでに抽出したキーワードを使い、自分なりの公式を導き出してもらう。イトケン太ロウの場合は、「クオリティ」と「創造」と「発信」を用いて、以下のようにまとめた。

  

 

 参加者の方々のワークシートを見てみると、必ずしも全ての欄が埋まっている人ばかりではなかった。ある意味、それは当然で、日頃考えていないことを見つめ直す作業でもあるので、「欄が埋まらない」という発見をするだけでも意味があると考える。さらに、自分では埋められなかった欄が、グループワークをする中で、同じメンバーに気づかせてもらったり自分が話しているうちに整理されたりもする。

 今回は「足元から続く使命への道筋〜夢の実現に必要な要素〜」というテーマであったが、やはり自分なりの人生の道筋は、自分自身で考え、腑に落とし、そして実行していくことが大切であると考える。参加された方々、それぞれに最適化された「人生の公式」を見いだすことによって、夢の実現、そして使命の追及へと進んでいけることを願ってやまない。

 

 講座の最後に、「the seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を毎回設定している。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。

 しかし、今回は時間の関係で、この大事なシェアの部分も割愛した。この勉強会の真骨頂でもある意見のシェアは、今後も大事に扱っていきたいと、改めて考える機会になった。