I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第10回総会報告書 |
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平成29年8月20日(日) |
10:00〜12:00 |
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高円寺北区民集会所 第4・5集会室 |
参加人数 43名 |
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担当 脳番号3 |
テーマ「使命の変遷 〜キャリアアンカー論とプランドハプンスタンス論〜」 |
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I.D.H.Bの活動が目標である10年目に突入した。登録人数はちょうど111名になり、I.D.9の平均参加人数は過去最高を更新する16.5名となった。教員3名ではじめたこの勉強会であるが、「異業種間交流」を日常的に体現することができ、“10年間継続実施”の目標に手を掛け、今期の1年をしっかりまとめていきたいと思う。今回はなんと過去最高となる43名の同志が集結。これまで総会の最高人数は25名、定例会最高は29名であったが、10年目にして参加者人数が大幅にそれを更新する現状に、本活動に対する社会からのニーズを感じることができた。11年目以降も、なんらかの形で活動を継続し、社会貢献につなげていきたいと思う。
5年前の総会から、I.D.H.B代表である私自身が、本サークルの趣旨説明だけでなく、私が普段から考えている人生を切り開くための考え方や実践法についてお話している。今回のプレゼンは、渾身の54枚のスライドを作成した。思いが強すぎていつも内容が盛り沢山になってしまうので、今回はシンプルな内容と、大人数ではあるが簡単なワークを入れて、参加者各々が自分自身と向き合い、他者の価値観に触れる機会を設ける内容で構成した。
講座テーマは「使命の変遷〜キャリアアンカー論とプランドハプンスタンス論〜」。構成は以下の通りである。
第1部
●表彰タイム
はじめに、昨年度I.D.H.Bの活動に積極的に参加したブレーンの表彰を行った。1年間で6回の活動があるが、出席回数、出席率それぞれで高い成績を修めた方の表彰をした。皆勤賞、5回出席、4回出席と、この1・2年でブレーンとなった方の表彰が続いているということは、執行部としても嬉しいことである。11年目以降は、この表彰制度は廃止する予定である。10年目である今期が最後の表彰機関となるので、いろいろな意味で継続運営の趣旨について、各ブレーンに伝えていきたいと考えている。
●「キャリアアンカー論とプランドハプンスタンス論」
そして、今日の本題に入った。明確なクライテリア(判断基準)を持つためには、対立する2つの考え方を押さえる必要がある。そのために、まずは、「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の紹介をした。
●ワーク@「イトケン太ロウはどっち?」
本日最初のワークは、ウォーミングアップとして簡単なものから。「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の概要を聞き、今日のプレゼンターであるイトケン太ロウは、上記の2つの論のどちらにあてはまるか直感的に考え、ワークシートに記入してもらった。3年間の就職浪人をしてまで教員になり、目標として掲げていた特別支援関連の書籍を刊行し、「使命に覚醒し、公共のために刷新せよ」というスローガンを掲げて本サークルの活動を10年継続してきたイトケン太ロウの経歴は、みなさんにどのように映っているのだろうか。
参加者の方々の反応は、やはりキャリアアンカーと捉えている人が多かったが、意外にもプランドハプンスタンスと見ている人も多かった。実際、イトケン太ロウはどちらのタイプであるのかは、後ほど解説する。
次に、2つのタイプを、下記のようにもう少し分かりやすい表現で示した。キャリアアンカーは山登りタイプ、プランドハプンスタンスは川下りタイプと区別し、参加者が自分自身と近づけやすいようにそれぞれの特徴や傾向を示した。
●ワークA「あなたはどっち?」
ここから、参加者自身がこれまでの自分の生き方を振り返っていく場へと少しずつシフトしていく。ここでも、上記の簡単な情報だけを聞き、直感的に自分のタイプはどちらかを選び、ワークシートに記入する。あくまでも深い振り返りはせず、感覚的に自分をどう捉えているかの確認をするのがねらいである。
●「使命の変遷〜イトケン太ロウ編」
参加者各自が、それぞれの振り返りをしやすくするため、例示という意味で、プレゼンターであるイトケン太ロウの使命の移り変わりを見ていった。ここでは詳しい内容は割愛するが、結論から言うと、イトケン太ロウ自身はまぎれもなくプランドハプンスタンスで大半の人生を生きてきていた。キャリアアンカー論とプランドハプンスタンス論を初めて聞いた時、私自身、自分はキャリアアンカータイプで、I.D.の場で訴えたいこともこちらであると瞬間的には思った。今でこそ、“使命”を高らかに掲げ、覚醒を促進するような対案をしているが、よくよく振り返ってみると、明確な目的意識が出始め、具体的な目標を決め始めたのもここ10年くらいのことであった。ずっと川下りできていて、ここにきてようやくや天登を始めたのである。面白いのは、自分が川下りタイプであった自覚がなかったところである。
●ワークB「よく考えてみらたら、あなたはどっち?」
ここからが今日のメインであり、参加者が自分の世界に深く潜っていき、これまでの自分と向き合う時間である。イトケン太ロウの例示を見た後、改めて自分を振り返ってみる。40人以上の参加者がいたので、10人のリーダーを選出し、そのリーダーを中心に4〜5人のグループになり、各自の考えを短時間でしたあと、各自の意見を輪番でシェアした。ここまでくると、各自のアイドリングも十分で、初めて会った人同士であっても、活発な意見交流ができていた。このシーンを切り取っても見ても、この10年間の積み重ねの成果であると灌漑深いものがあった。
このワークでは、自分の振り返りをして、それを相手に伝える。聞き手は、相手の思いを受け止める。そして、自己開示できた開放感とともに、他者の様々な価値観に触れる貴重な機会でもある。
他者の生き方や受け止め方もそれぞれで、人は自分とは違うということの確認は、新たな自分への気づきへとつながっていくと考えている。
第2部
●「使命の変遷〜I.D.HYBRID BRAINS編」
後半は、この10年の活動を振り返り、本サークルそのものの目的の移り変わりについて、解説していった。
そもそも、本サークルで大切にしている精神は「I.D.ism」=「自立」「相乗作用」「他者貢献」であり、その実現と伝播が本サークルの目的である。
以前に、本サークルのブレーンに、本サークルを短い文章で表現してほしいと依頼したことがある。その表現が本当に素晴らしかったので、ここで参加者に改めて紹介した。
これこそが、目指すべき本サークル像であり、これまで体現してきた活動でもある。これをまとめたブレーンは、コピーライターになる素質は十分あると思う。
ちょっと話は逸れるが、この9年間の苦労話をした。ここで詳しく書くのは割愛するが、それぞれの試練に向き合った時に、運営者としてどのように受け止め、手を打ち、前進してきたかを伝えた。その中で、イトケン太ロウが学んだことは、「己の執着を手放していく」ということである。
活動を盛り上げ、ある程度形作っていくには、いくつかのこだわりがあった。そのこだわりが、良い方向へ働いた部分はもちろんたくさんあると思うが、それにしばられ、ときめきがなくなってきたり、参加者に不快な思いをさせたりしていては、元も子もない。やはり、このサークルの発展のために必要な価値観は、「己の執着を手放していく」ことである。
今度の本サークルの使命を確認する前に、本日4つめのワークを行った。
●ワークC「 山 : 川 = ? : ? 」
ここで確認したのは一般論として、世の中の人は、キャリアアンカー論とプランドハプンスタンス論が当てはまる人の割合はどのくらいか、ここでも直感で答えてもらった。
「1:9」、「4:6」、「3:7」など、いくつかの答えが出たが、実際は「2:8」なのだそうだ。本サークルとしては、この事実をしっかり受け止めないといけない。
本サークルは、“使命”を掲げてはいるものの、“使命”に固執している訳ではない。過去の総会でも話題にしたように、“志”の方がフィットする人は、もちろんそれでよいと捉えている。要は、使命であれ志であれ、自分の軸を持って、そこに向かうための努力をして、結果他者の役に立つことで、幸福感を味わっていければそれでよいのである。その一助をすることが、本サークルの目的であるのである。
参加者においても、世の中の大抵のひとは、川下りタイプであり、キャリアアンカーでないことを引け目に感じる必要はない。これは優劣の問題ではなく、それぞれの年代や境遇でフィットするかしないかの問題である。どちらかが性に合う、どちらかは苦手と参加者のシェアを聞いていると、本当にいろいろなタイプの人がいるということが分かった。つまり、自分がスタンダードではないということに気付いたということである。
こう考えると、本サークルの今後の使命は、使命であれ、志であれ、また他の表現であれ、山登りであれ、川下りであれ、それぞれの個性や考え、感じ方にあった軸や流れを自分でつかみ、自分自身でそれを受け入れ、前に進んでいくためのきっかけ作りをしていくことに他ならない。まさに、「豊かな人生への構え」をつかむため、我々は今後の活動を進めていくのである。
●ワークD「今後、どのような構えが合いそう?」
最後に、参加者が今後、実生活に戻るに当たり、どのような構えをもっていけば、自分自身がより前向きに前進しているか、改めて考えをまとめてもらい、グループないでシェアした。短い時間であったが、各ブレーンは打ち解け合い、互いに自分の内面を表現するのにも抵抗はなかった。
各自の気付きや意見は、後述の“参加者の感想”を読んで頂きたい。今日のワークをきっかけに、各自がこれまでの自分を受け入れ、前向きに進むためのエネルギーをチャージできたのであれば幸いである。
今後も、使命感のあるブレーン、志の高いブレーン、またそうでありたいと思うブレーンが集い、それぞれが関わることで生まれる相乗作用を基に、他者貢献への道筋を示すことができるムーブメントを起こしていきたいと思う。10年継続したことで、新たな使命が見えてきたことは、まさにギフトであり、新たな活力が湧いてきている。
講座の最後に、「the
seeds of mission(使命の種子)」と呼ばれる感想をシェアする場を毎回設定している。プレゼンをして頂いた方に対し(今回は私になるが)、話を聞いた方々からお礼の気持ちを込め、感想を言って頂く。当日の講座の話の内容を含めて、プレゼンターの使命や志、信念や熱意に対し、フォーカスしてコメントして頂く。プレゼンターには今後も、さらに使命感に基づき、たくましく行動していってほしいということを願い、”使命の種子”を植え付けるということがねらいのひとつでもある。
実際に参加して下さった方々からのメッセージを、下記で紹介する。
I.D.HYBRID
BRAINS第10回総会 参加者感想 2017.8.20
The seeds of mission (使命の種子)
使命の種子とは…
講座の受講した方から、プレゼンターへ贈るメッセージ。話の内容や、プレゼンターの使命、志、信念、思いや熱意に対する率直な感想です。これを参加者同士でシェアすることで、新たな視点や切り口、捉え方を得ることができます。また、プレゼンターにとっても、自分自身を客観的な視点から捉え直す機会にもなります。相乗作用による、正の向上スパイラルを生みだすツールとして、この「使命の種子」を位置づけています。
【第10回総会 2017.8.20 使命の種子〜the seeds of mission〜】
★I.D.は自分の人生を見つめる場。イトケンの人生を通じて、I.D.も進化しているなと。10年目以降もさらなる進化を期待しています!そして、自分もそれを支えたいです!【40代男性・学習塾経営】
★I.D.1の良さは、様々な人が集まって対話することだと思います。考えをシェアすることで視野が広がり、仕事、生活に生きてくる。人が集まって対話するという作業には、無限の可能性があると改めて感じました。10年間ありがとうございました。20年目指して、自分も頑張ります。【30代男性・教員】
★一口に10年と言っても…本当に10年ってすごいですね。継続していくこと、その中で得るもの、積み重なって変わっていくもの、変わらずにいるもの、いろんなことを感じながら聞いていました。続けてくださってありがとうございます。講演会や研修会はたくさんあっても、語り手の人生に触れることのできるこのI.D.の存在価値は唯一無二です。人の軸を知り、自分の軸に気付かされ、新しい自分の姿に出会える時間でした。念願の総会参加、ありがとうございました。プレゼンのPPがすごい。フォントがいつも気になります!!!イトケンさんが自分の表示したい形とどう見えるかという人の視点とを行き来しているから、あんなにインパクトのあるPPになるのかなと思ったりして。すごいことです。人として、教員として、いつもイトケンさんの存在に刺激を受けます。イトケンさんからの「発信」、イトケンさんが作る「場」が、私の人生に「志」を明確化してくれています。I.D.に参加し始めてから得た”アムロ目線”は、私の大きな宝物のままです。「豊かな人生への構え」の場という言葉、響きました!【40代女性・教員】
★継続は力なり。 I.D.はイトケンさんの「やりたい!」という気持ちがひしひしと伝わってきます。参加者や共感する人が増えてきているのは、今の時代に必要な集まりだからこそだと思います。これからも応援しています。是非、気力、体力が続く限り継続していってください。ありがとうございました!【40代男性・青年実業家】
★今日もいろいろな方の価値観や感性に触れることができました。それを通じて、今までを振り返ったり、今後の生活がちょっと楽しく豊かになったりするひとときです。これからもイトケンさんを中心に、素敵なつながりが増えていきますように。ありがとうございました。今日の話し合いの中で、川下りにもいろいろあるよね〜という話になりました。ピッタリフィットしました〜。川の流れに身を任せつつ、大事な所で果敢に攻めていくスタイルで行きたいな〜と思いました。【30代女性・教員】
★今日、グル―プで話し合いをしている時に「人生には思いもよらない思いがけないことが多い。けれど、ただ流れに身を任せているのは生きている気がしない。」という言葉が出ました。まさに、I.D.だなと思いました。生きている気がする人生の生き方がしたいから、私はずっとI.D.に参加していることに気付きました。伊藤さんも、きっとI.D.に来る人達に、自分の話をすることを10年間続けてきて、その間、伊藤さんに出会った人達は何かを見つけて生きている気がする、人生を生きようとしていると思います。そんな所に伊藤さんの使命を感じました。ありがとうございました。【20代女性・教員】
★イトケン、10周年おめでとう。この10年は、決して順風満帆なものではなく、セッションでも一部紹介していましたが、様々な葛藤やハプニング、苦労があったと思います。それを乗り越え、続けてきたということ自体に、物凄い価値がある。そして、さらに素晴らしいのは、それを人のために伝えていくことに真剣に取り組み続けているということだと思う。決して、一過性の気分の高まりや思い付きでは続けられないし、ここまでの人達が共感共鳴してくれはしない。イトケンの使命は、自分を高め、周りの人にもそれを伝える、気付いてもらうことで、人の人生に、社会に貢献していくという、物凄く尊いものであると、改めて実感しました。【40代男性・執行役員(公認会計士)】
★I.D.の本来の意図する所と違うと思いますが、I.D.は私にとって同窓会のような場になっています。イトケンや他の同級生、その人たちと繋がっている人達が、これまでの人生や考えていることを話してくれて、それを聴くこと、それについて考えることができるI.D.は、私にとって純粋にワクワクし、嬉しく、前向きな気持ちになれる場となっています。また明日から頑張ろうと思える場です。自分は川下りタイプですが、山登りに憧れがあり、少しでも山登りを取り入れて、自分の人生をコントロールできている感覚を持てたらなと思っています。ありがとうございました。【40代男性・ITシステム関連】
★(イトケンの使命は)自分を振り返る場を与える人。素直に自分について話をする場を与える人。【40代男性・IT営業】
★10周年おめでとう。イトケンもすごいけど、一番すごいのは奥さんかもしれないね。バックで支えてくれていることに感謝しないとね。【40代男性・歯科機器関連】
★イトケンさんは、「範」…師範、模範など、自ら実践し、それを伝えていく方なのだなと感じました。他から得た情報を自分に当てはめて、体感したことをシェアしていくことで、すごくリアリティのある会になっていると思います。今後ともよろしくお願いします。次は20年目ですね。【20代男性・タクシー運転手】
★イトケンさんの使命は、自分の執着を手放し、港として存在する。イトケンさんもI.D.の場も、そして、旅立った船がいつでも戻ってこれる、戻れる場所があるという安心感で、航海を続けられる、そんな存在であり場だと思います。【40代女性・商社OL】
★最近、「どうせなるようになるでしょう」という冷めた気持ちを持っている自分に気付きます。一方で、「一度の人生、自分のやりたいことをやりきって死にたい」と思う自分もいて、葛藤しています。本日のイトケンさんは、山登りや川下りの”ガイド役”だったと思います。どちらもそれぞれに面白い所と苦しい所があって、それぞれの状況や境遇に応じて、方法を使い分けていけばいいよーと、教えてもらったように感じました。ありがとうございます。P.S いつも楽しいグッズ、ありがとうございます!楽しく使わせて頂きます。【30代男性・教員】
★今日はありがとうございました。今日のお話しを聞いて、伊藤さんの使命…@いろいろな人に使命というものを幅広く捉えさせる人。A自分の人生を見つめ直し、これからの人生を見つめさせるきっかけを与える人だと思いました。キャリアアンカー、プランドハプンスタンス、この2つを考えることがとても楽しかったです。私は、静岡・愛知・東京と先生という職業で、子ども達のために貢献したいという思いを元に働いているので、キャリアアンカーの方が強いのかなと思いました。しかし、日々の生活を見てみると、プランドハプンスタンスの方が当たっているのかなと思いました。例えば、「担当や分掌を校長に委ねる」、「どこの区市町村に配属されるか分からない」など、運命任せな所が大きいなと思います。その中で、研究授業など大きなイベントをやらなくてはいけない時に、キャリアアンカーとしての考え方が発揮できればと思っています。元々は、10:0くらいの人間だけど、それが自分自身の首を絞めていて疲れてしまうということに気付いたので、今は1:9くらい、何かあった時に9:1くらいで力を発揮するというのが自分に合ったスタンスだと思っています。なので、普段は1:9くらいで、大きなイベント(やらなくてはいけない時)の時は9:1くらいになればいいかなと思っています。グループワークで、いろいろな考えを聞けて、とても勉強になりました。それぞれの仕事や生活環境によってもキャリアアンカー、プランドハプンスタンスという考え方に違いがあると思いました。自分自身を見つめることが苦手な私にとって、いつも刺激をくださるI.D.(伊藤さん)に感謝しています。ありがとうございます。10年継続、すごいと思います。伊藤さん、本当に尊敬しています!!【30代男性・教員】
★今日の話を聞いて、改めてこの会はプランドハプンスタンスの会であると思いました。自分自身が川下りタイプなので、やっぱりとても良い場であると感じました。使命というと重い感じがありますが、イトケン先生は”種をまく人”だと思います。(私はこれから山登りの要素を入れないと…と思いました。)【30代男性・教員】
★今日もまた良い刺激になりました。頑張ろうと思えるというか、前向きな気持ちでいつも帰ることができます。今日の2つのタイプを知り、これからの自分の生き方を見つめる上で、きっと大きな視点になると思います。いつもありがとうございます。そして10周年おめでとうございます。お疲れ様でした。これからもよろしくお願いします。【30代男性・教員】
★イトケン先生は、担任をして頂いた頃からキャリアアンカータイプの人だと思っていました。先生として、方向性を示すことをしていく中で、どんな方法がベストなのか、いつも研究されていたイメージだったので。【20代女性・公務員】
★まずは10周年おめでとう!よく続けてきたなと改めて尊敬します。私はどちらかというと自閉的な傾向があるので、流れに身を任せるというプランドハプンスタンスの生き方をしないと行き詰るなぁと思いました。今後は、職に就いてから考える場となっていたI.D.も、学生を含め、これからの指標となる会としての使命もあるといいなと思いました。今日は久しぶりに来られてとても楽しかったです!! P.S なごみちゃん、かわいいね〜!!【40代男性・教員】
★I.D.10周年おめでとうございます。庭のバラを持ってくるはずが、バタバタしていて忘れてしまいゴメンナサイ。「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」初めてで、自分の人生の振り返りに役立ちました。目標を手帳に書くのが好きな私は、5:5です。「♪川の流れに身をまかせ〜♪」の人生もいいかも。「結婚」はプランドハプンスタンスの人が多いのではと、くすっと笑ってしまいました。イトウ先生は「記録」の方ですね。記録の大切さを感じました。【40代女性・寺子屋経営】
★大昔の人ですが、中村天風という人(ヨガを日本に紹介した人)は、若手に向けての講演会で、プランドハプンスタンスを薦めています。一方で、明確な自己表現イメージをありありとイメージすることも強く薦めているので、本質的にはキャリアアンカーとのミックス論なのだと思います。【50代男性・大学教授】
★キャリアアンカー論、プランドハプンスタンス論、とても勉強になりました。もうちょっと詳しく知りたくなりました。せっかく山登りして憧れの教員になれたというのに、最近なんで自分が教員をやっているのか分からなくなっている自分がいました。川下りばっかりしてきたけど、大きな目でみる山登りをそろそろ始めなきゃいけないな〜と思いました。あとこの図(自分・家族・仕事・余暇)が心に残りました。余暇や自分、家族も大切にしなきゃなと思ったのでした。最近全然さぼってできてませんでした。また来ます。来てよかったです。【20代女性・教員】
★来る度に、新しい発見があります。継続は力なり。今後も続けてください。ちなみに、山登りも川下りも全力投球が大切だと思います。【50代男性・製造業】
★I.D.10、おめでとうございます。自分はこのサークルに参加するときには、確実にキャリアアンカーを目指す気持ちで参加していますが、今日の話を聞いて、自分はほぼ100%川下り派だと気付きまし た。でも、そうしてきた中で、たくさんの学びはあったし、そこからその時に合った自分の使命も見つけてきたと思います。キャリアアンカーのつもりだったけど、プランドハプンスタンスの自分もそう悪くないなぁと思えました。新しい自分を見つけられるこの場をこれからも大切にしたいです。ありがとうございました。【30代男性・教員】
★久しぶりにきて良かったです。キャリアアンカーが全てと思うあまり、プランドハプンスタンスを否定することがありましたが、川下りもいいかなと思いました。【30代女性・教員】
★子どもの状況も毎年変わるし、自分の求められる役割も年々変わるので、プランドハプンスタンスでいる自分と、でも目的は、人と上手に関われる、人のために動ける子を育てたいキャリアアンカーのものを持つことはあってもいいと、改めて思いました。子どもに自分の思いを無理強いすることはしない。「人によって、捉え方が違う、それはそれでいいと思えるような柔軟性を持つことに、今日改めてイトケンから教わりました。だから、プランドハプンスタンスとキャリアアンカーを上手に使い分けられると、もっと人生楽しそう!!【40代女性・教員】
★あまり今まで考えたことがなかったテーマなので、今日の話を聞いて、自分について考えることができました。ありがとうございました。【30代女性・教員】
★自分では気付かなかったことに気付くことができました。自分で思っていたタイプ、自分で目指していたはずのタイプとは違っていましたが、それでもいいんだなと思えたことが収穫でした。ありがとうございました。【50代女性・専業主婦】
★今日はありがとうございました。自分は意外に頑固で、人の意見を受け入れず、明確な目標を持って行動することがよいと思っていたのですが、バランスが大切だなと思いました。あとこのI.D.の活動をやっている伊藤さんを見て、「行動してナンボ」といつも思っているので、とても刺激を受けます。【30代男性・教員】
★初めて出席させてもらいましたが、知らない人と楽に話し合いができる雰囲気の会だと感じました。今後も都合が合えば、出席してみたいです。ゴール(使命)にたどり着くために、1つのルールに縛られないように、いろいろなルール作りができたらよいなと思っています。【40代男性・製造業】
★第10回総会おめでとう!今回初めて参加させて頂きましたが、やっぱりイトケンは”スゴイ!”です。自分自身を見つめ直す機会が普段ない中で、今回良い時間をもらいました。プランドハプンスタンスで生きていますが、今後は少し変えていきたいな!【40代男性・コンビニ管理】
★会自体の感想です。この場があって、人生に影響を与えられた人(自分、他の人もそうだと思いますが)がいるということだけで、意味のあるものだと思いました。是非、今後も続けていってもらいたいです。参加していきたいとも思っています。すごく良かったです。【30代男性・児童養護施設職員】
★「断捨離」を始めました。やっていく中で、基準が少しずつ見えてきています。自分はこれから何を大切にして生きていこうかな…と考える機会になっています。そして今日も、その延長の時間となりました。この会は、自分以外の人と考えを聴かせてもらう貴重な時間です。この中から、人と人とが繋がって良い展開が広がっていくのでは!と期待しました。出会いに感謝です。また是非、参加したいなと思いました。ありがとうございました。いつも今日がスタート!と考える毎日です。【40代女性・教員 】
★今日はありがとうございました。私は、自分の生きる目あてを一応決めていて、「人を生かせる自分になること」と思っています。職場では、子ども、職員を生かして、子どもを育て、家庭では家族一人一人。そのために色々な人と関わり、人を知り、生かせる自分になりたいと思っています。どちらかというとキャリアアンカーに当てはまるでしょうか。執着している部分を切り離す、自分の課題です。色々な人生を聞けて、ありがたかったです。自分を開放できる場になっている様ですね。【40代女性・教員】
★山と川というお話を聞いて、自分は両方(5:5)でありたいなぁと思いました。(登山が好きなのですが、山を歩いていると大抵川があって、山と川はつながってるよなーというのを思い出しました。自分には何が(どんな言葉が)合っているのか、今日のお話しを聞いてしっかり考えるきっかけになりました。ありがとうございました。【20代女性・教員】
★「こうじゃなきゃいけないんだ」という考えを捨てて、仕事、娘、友達、余暇など様々な面で、自分を注いでいこうと思いました。人と人との関わりを大切に!【20代女性・教員】
★考え方の異なるキャリアアンカー同士がいたら大変だなと思いました。自分もキャリアアンカー寄りの考え方の持ち主ですが、色々な人の考え、対応などを柔軟に吸収していく姿勢を大切にしたいです。今日の言葉で「自分の執着を手放し”という言葉が一番残りました。全部の執着を完全にこなすと周りに不快な思いをさせることがあると思います。自分の捨てられない執着する所と、捨てても良い執着する所を判断し、相手の捨てられない執着する所を受け入れられるようにしたいです。【20代男性・教員】
★イトケンさんと初めてお会いした時に「自分の使命」なる言葉を聞き、「し、使命!?」と驚いてしまい…。でも、その日から改めて考えるようになりました。ずっと「何だろう…、〜かな?〜かな?」と悩んでいました。今日、「使命⇔志」と聞き、ちょっと安心したような、でも、それでいて「?」も感じる気持ちが、まだ漂っています。【40代女性・教員】
★人と人とをつなぐのが、イトケンさんの使命。私は断然川下り派。イトケンさんとの出会いも流れの中でだったので…。今日の話を聞いて、やっぱり自分は川下りがしっくりくるのだけれど、山登りじゃないと落ち着かないという人がいるのも当たり前なんだなぁと改めて思いました。どちらにせよ、出会いを大切に、豊かな人生を送りたいという志を持っていけたらいいなと思います。【40代女性・教員】
★自分は”運命”を理解するのに、はじめは時間がかかりました。【20代男性・会社員】
★いつも色々勉強になります。ありがとうございます。【50代女性・専業主婦】
★とても大切なことが学べました。ありがとうございました。【20代女性・会社員】
★10ねんめ、おめでとう きょうまで10ねんまえから ずっトがんばってきたね これからもがんばってね!!!【6才女子・小学生】
★10年目、おめでとうございます。ここまで会を運営し、みなさんに貢献できて、そして私自身がI.D.にとてもとても救われ、生きる意味、幸せなより充実した人生について考える機会を与えてもらったことに感謝しています。【40代女性・図書館司書】
成績優秀者表彰
I.D.9 成績優秀者
出席回数 (賞品 I.D.ハイ坊さんマグネットクリップかキャリアボーイストレス解消ボール)
(6回)脳番号86 脳番号4433
(5回)脳番号255
(4回)脳番号48 脳番号4126 脳番号4649
出席率 (賞品 I.D.ノート)
(100%)脳番号86 脳番号4433 他4名(脳番号未登録)
(83%)脳番号255
MVP (賞品 I.D.ハイボーイワッペン)
脳番号86
ブレーングレード昇格者
★I.D.エグゼクティブコア昇格 脳番号4433
★I.D.コア昇格 脳番号48 脳番号4126 脳番号4649
I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第50回定例会報告書 |
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平成29年10月28日(土) |
18:30〜20:00 |
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高円寺中央会議室 和室 |
参加人数 13名 |
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担当 脳番号3 |
テーマ「夢の実現のためのファクター」 |
I.D.H.B10年目に突入し初めての定例会だが、講座をお願いしてあった方に不測の事態が起こり、急遽、イトケン太ロウが代役として担当することになった。直前の講師変更、さらに台風が近づく中、13名ものブレーンが終結したことに、改めて敬意を表したい。
イトケン太ロウは毎年総会を担当しているが、年に一度ということもあり、思いが強すぎ、内容もテンコ盛りとなってしまう傾向がある。短い時間の中で、使命や夢にフォーカスしたセッションをしたいと以前から思っていたので、今回、新鮮な気持ちで臨むことができた。
今回のテーマは、「夢の実現のためのファクター」と題し、I.D.H.Bの活動とともに、少しずつ夢を実現させてきたイトケン太ロウの歩みを、その過程で作り上げてきた成果物を実際に見て頂きながら解説していった。
まずは、総会で紹介した「キャリアアンカー論」と「プランドハプンスタンス論」の確認をした。キャリアアンカータイプだと自分のことを思っていたイトケン太ロウであるが、よくよく考えてみたら、実はプランドハプンスタンスタイプであったことを踏まえて、今日の講座を進めた。
イトケン太ロウは、明確な夢や使命を持たず教員になったが、こだわりを持って実践してきたことや興味関心が湧いてきたことから、少しずつ自分の進むべき方向が見えてきた。
今日の講座で、参加者にした質問は以下の4つである。
●あなたの夢は何ですか?
●その目的は何ですか?
●夢を育むものは何ですか?
●その夢は何段階ですか?
これらの質問を参加者に投げかけながら、イトケン太ロウの実践を振り返り紹介した。
【イトケン太ロウの場合】
●あなたの夢は何ですか? → 本を書くこと。
●その目的は何ですか? → 独自の理論体系を構築し、分かりやすく広めるため。
●夢を育むものは何ですか? → 14年間続けた学級通信の発行。
さらに、夢の段階について、詳しく紹介した。
●その夢は何段階ですか?
@序章
・平成21年度東京都教育委員会開発研究員で全都に配布するリーフレットを作成した。
・キャリア教育の書籍(2冊)で、開発研究員での実践が紹介される。
・特別支援教育の実践情報(明治図書)への原稿を執筆する。
A第2章
・共著で「クラスで行うユニバーサルアクティビティ」(東洋館出版)を刊行する。
B第3章
・日野市ソーシャルキャラプロジェクト
・単著で「ソーシャルスキルのアイテム化(仮題)」(東洋館出版)の書籍化が決定する。
・特別支援関連の研修の講師依頼(平成28年度8件、平成29年度9件)
Cまだ見ぬ夢の展開へ
例え現段階で、明確な目的や夢がなくても、目の前のことに対し使命感を持って取り組むことで、縁や運がつながり、機が熟すことで、新たな展望が見えてくる。そして、自分なりの夢や目的を探求し続けることで、その軸が見えてくるのではないかという提案を、イトケン太ロウの事例を基にさせて頂いた。
冒頭に述べた通り、「キャリアアンカータイプ」と「プランドハプンスタンスタイプ」では、そもそもの前提が違うので、今回の提案がすべての人にマッチするとは思っていない。しかし、イトケン太ロウと似たタイプの人にとっては、有意味なものになっていることを期待している。
職業や立場の違う者同士が、使命や夢をテーマに話し合う場は、今の時代には必要であると感じているので、今後もこの活動を継続していきたいと改めて思う会となった。
ピンチヒッターのイトケン太ロウ | ワーク形式で意見を深める | ドラえもん気分 | 13名のブレーンたち |
I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第51回定例会報告書 |
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平成29年12月23日(土) |
10:00〜11:30 |
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高円寺北区民集会所 和室 |
参加人数 21名 |
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担当 脳番号1010 |
テーマ「56年の人生を振り返って思うこと」 |
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今回定例会を担当して頂いたのは、数年前からI.D.H.Bに参加して頂いているK氏だ。K氏は、イトケン太ロウの年代からすると大先輩で、一流大学から、一流企業へと進まれたまさにエリートである。そうした方がI.D.に参加してくださること自体が光栄なことであるが、今回は念願の定例会を企画して頂けることになった。
定例会の流れは以下の通りである。
K氏は、ご自身の人生を振り返り、いくつかの時期に区分して解説されていた。
・ガキ大将期
・自己管理期
・青春謳歌期
・バブル社員期
・パニック障害と仕事の両立期
・復活期
・充実期
・伝承期
・第2の人生
講演の中で印象的であったのは、それぞれの時期にK氏とご家族との親密な関わりから、多くの教訓を見出されていることであった。順境もあれば逆境もある中で、最終的に“人として”豊かになっていかれる過程を具体的に示して頂いた。
K氏のメッセージは以下のように含蓄のあるものであった。
・自分だけよい思いをしてはいけない。
・心配は尽きないが、子供は喜びの源である。
・過ぎたるは猶及ばざるが如し、何事もバランスが大事。
・「人間万事、塞翁が馬」「一喜一憂してもダメ」という心で、見守らないと親は務まらない。
・良い仕事とは、一緒に働く仲間と「目的」を共有し、「目標」を達成できるような仕事のこと。
・うまく行った事の中に反省点があり、失敗した中に収穫がある。
・自信と謙虚さを併せ持つことが大切である。謙虚さが無くなった瞬間に、成長が止まる。
・「幸せって、成ろうとして成れるものではなく、日々感じるものである。」
能力資質ともに高いK氏であるが、様々な状況で学ばれたこと一つ一つの積み重ねによって、人間的に魅力のある方へと円熟されていったのだと学ばせて頂いた。K氏は、本当に愛の深い方であった。
K氏の話を聞いたブレーン達には、「どんな試練があっても、目の前のことに全力で向き合い、成功や失敗の両方から何かを得て、人として成長していくことが大切である」というメッセージが残ったのではないかと思う。
講師の脳番号1010さん | 熱心に聞き入るブレーン達 | 4名の方が初参加 | 21名が集結! |
I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第53回定例会報告書 |
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平成30年2月3日(土) |
16:00〜18:00 |
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高円寺北区民集会所 第5集会室 |
参加人数 16名 |
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担当 Y氏(53) |
テーマ「SUBLEADER MISSION 〜7年間で得たものとこれから〜」 |
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今回定例会を担当して頂いたのは、I.D.H.B代表であるイトケン太ロウが心より尊敬するY氏である。Y氏は教員としての資質能力が高いだけでなく、PC、音楽、野球等、様々な面で、その多才ぶりを発揮している。Y氏が13年間、代表を務めた草野球チーム「HYBRID Tigers」の運営方針やその方法からイトケン太ロウは多くを学ばせて頂き、I.D.H.Bをこれまで継続してくることができた。
I.D.H.Bが9年前に始動し、初の外部講師はY氏にお願いしたいとイトケン太ロウはずっと思っていたが、その願いが叶い、第6回定例会にY氏をお呼びし、講演して頂いた。そして、I.D.H.B継続10年である節目の年に、再度Y氏に講師を依頼し、今回の定例会実施となった。
今回、21名の出席表明があったが、インフルエンザ等の流行に伴い欠席者が相次ぎ、16名の参加となった。
講座の流れは、以下の通りである。
・自己紹介
・副校長の仕事とは
・サブリーダーミッション〜慧眼見真〜
・5つのミッション
・7年間の新ドラマ START
激務と言われる副校長としての業務を、死亡レベルと言われる程の勤務時間にあたり、圧倒的な処理スピードと発想の転換力で、高いレベルで仕事を次々にこなしながら、余裕を生み出すY氏の勤務実践に、参加したブレーンたちは衝撃を受けた。
9年前にして頂いた講演では、一教師としての圧倒的な実践力の高さが印象的であったが、この9年間でY氏も確実に進化していて、学校経営、人材育成を視野に入れた管理職として、さらに圧倒的な実践力を提示して頂いた。
参加者の感想の多くに、「Y氏の下で仕事をしてみたい!」という意見があった。先手先手で物事にあたり、教員一人一人の細かい所まで見取り、最終的に守ろうとしてくれるY氏の副校長としての構えに、多くの方々が驚きとともに共感を示していた。
定例会終了後、心動かされたブレーン達から、複数メールがイトケン太ロウに届いた。Y氏のメッセージに、感動、驚嘆、鼓舞された結果の反応である。
I.D.H.B継続10年目の節目に、Y氏の話をブレーン達に届けたいという思いから、今回の定例会企画であったが、その内容からイトケン太ロウが一番刺激を受けることとなった。
今回、定例会を担当して頂いたY氏に、心より感謝の意を表したい。
カリスマ教師のY氏 | 練りに練られたプレゼン | 真剣に聞くブレーンたち | 16名が集結! |
I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第52回定例会報告書 |
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平成30年4月21日(土) |
18:30〜20:00 |
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高円寺北区民集会所 第5集会室 |
参加人数 19名 |
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担当 ミスターエリンギ |
テーマ「価値ある人生の探求〜マーチングを通して〜」」 |
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【内容】
@自己紹介
Aマーチングバンド映像
Bマーチングとは
B所属バンドの紹介
Cマーチングの経験から考えた生活
Dマーチングの経験から考えた人生
【講演させていただいたきっかけ】
I,D代表の伊藤さんと2014.4~2017.3の3年間同じ職場になったことがきっかけ。マーチングの活動を話す中で、自分では普通と思っていたことが、珍しい(笑)タイプとのこと。講演の話を伺ったときに、聞いてくださる方の何かヒントになればと思って引き受けさせていただいた。
【講演をしてみての感想】
まず、自分自身がやってきたことを複数人の人に話す機会はあまり多くないため、ワクワクした。聞いてくださる方の多くがうなずいたり、食い入るように映像を見たりする様子は、自分の刺激となった。これからの人生の歩み方にも大きな影響があると思う。貴重な機会をいただいたことに感謝をしたい。
マーチングを見たことがない人がほとんど。(予想通り)初めて見た方々は、新しい文化・世界に触れていただけたと思う。マーチングが好き、見たいというマーチング人口が増えてくれればうれしい。
聞いてくださる方々から、様々なご意見をいただいた。
@時間の使い方(家族が増えたとき) A負けないとは |
@時間の使い方(家族が増えたとき)
「子供ができたときや、仕事量の問題でマーチングの活動が今後も続けられるのか。私には真似できない。」という声を聞いた。同感である。バンドの中にも、就職、結婚、育児をきっかけにプレイヤーからはなれてしまうメンバーも多い。しかし、それらの障壁は、チームとしては歓迎である。そういった社会の誰もが経験するであろう悩みを乗り越えようと両立、三立、四立に臨むことで、音楽の表現する世界観が広がると考えている。大いに悩み、苦労の道を選択することが、チームのモットーである。やれるかやれないかを始める前に分析するよりも、やってみることで、見つけられることやできることが増えると考えている。今回の公演で、そのチャレンジを伝えることが、やや弱かったように思っている。
A負けないとは
勝つことと負けないことの違いは? 負けたっていいのではないか?とのご意見。意見はわかる。が、何か意見の交換の中でしっくりこない。何がそうさせているのかと。定例会の後、自分なりに考えふり返ってみた。
まず、たどり着いたことが、何に勝つのか、負けるのかが、あの議論では明確になっていなかった。質問者のかたの勝ち負けの対象は、おそらく事象。(精神・病気・評価など) 私が言っていたことの対象は自分自身の心。「逃げたっていい」というのは、事象から逃げていいのであって、逃げることで自分の人生を守る、つまり、自分なりのよりよい生き方を選択しようとしていることなのだと思う。自分なりの生き方を選択し、能動的な人生を歩むのであれば、それは負けないこと、勝つことにつながるのだと思う。だから、負ける、負けないの議論で対象の違いがあり、モヤっとが生まれたのだと思う。勝つか負けるかの基準は、その人自身が、どのような生き方を選択するかによって大きく変わる。しかし、シンプルに、よりよい生きかた、質の高い生き方を目指すことで、負けない自分を築いていけるのだと思う。
今回の講演では、「ただマーチングの技術を高めたい」「日本一をとりたい」という思いよりも、「社会を元気にしたい」「悩める人の勇気になりたい」「価値観の違いを超えたい」というマーチング活動の目的を伝えることが、やや弱かったように思う。団体の目的を遂行するために、長年活動し続けることは難しい。惰性に流され、目先の称賛にあこがれてしまうからだ。この講演の経験を、バンド内でも語ることができた。語ることで、自分たちの目的を再確認することもできた。今回の公演を生かすことができうれしく思う。
いずれにせよ、「よりよい生き方とは何か」「自分の生きる意味、使命とは何か」を考えることのできた今回の講演に感謝し、より一層の精進を決意して新たな仲間たちと語っていければと思う。
超多忙のエリンギ氏 | 練りに練られたプレゼン | 真剣に聞くブレーンたち | 19名が集結! |
I.D.HYBRID BRAINS 10 |
第54回定例会報告書 |
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平成30年6月30日(土) |
15:30 〜 17:30 |
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高円寺北区民集会所 和室 |
参加人数 20名 |
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担当 脳番号2 |
テーマ「マネジメントという仕事を楽しむためには〜」 |
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IDの皆さん、こんばんは。池見です。
私のプレゼンにご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。またご参加いただいていない方で、こちらのページをご覧の皆さん、どうもありがとうございます。
今までの私のプレゼンは大きく分けると「20代後半から30代前半の自分の暗黒時代。そこをどう耐え、どう脱出したか?」「演技というものをやったことがない方に、気軽に演技の楽しさを体験していただく即興演技体験」「社内の人間関係を改善するためのコミュニケーション術」の3つを全部で8回やらせていただきました。
今回のプレゼンは「マネジメント」をテーマにした全く新しいものです。私の個人的な思いでは、今後この「マネジメント」、特に「20代の若手をどうマネジメントし、どう次のマネージャーとして育てるか?」というテーマは、日本企業の大きな課題となると考えています。何故なら今の20代サラリーマンの方々は「出世したくない」「そこまで金銭欲が強くない」「残業したくない」「仕事だけの人生はいやだ」という、仕事に対して昔よりかなりネガティブな考えを持つ方が多いからです。(もちろんこの考えを否定してはいません。これが時代の流れなのだと感じています。)
このような方々を「より会社にとって有益なアイディアを自ら発想し、粘り強く実行し、結果を出し、さらに上に立って皆を引っ張る人材」として育てることが、いかに困難かは想像に難くないと思います。しかしそれでも企業存続・発展のためには、そのような若手たちを育てることが必須で、そのやり方の一つとして、今回プレゼンさせていただいたようなものがある、ということをお伝えしたいと思っていました。
ただ、これはあくまで「一般企業のサラリーマン」のお話です。こちらをご覧になっている方は「小学校教師」の方が多いかと思いますが、小学校教師の方は上記にそのまま当てはまらないと考えています。
なぜなら小学校教師の方は、20代のお若い方でもすでに自分の担当する生徒さんを「マネジメント」しているからです。「マネジメント」の定義についてここでは細かく語りませんが、少なくもと私の中では「他者を成長させること」が「マネジメント」の大きな要素を占めると思っているので、先生方は確かに生徒さんの「マネジメント」をしていると思います。
とは言え、私は小学校教師の方のお仕事を理解しているわけではないので、「私のプレゼンは小学校教師の方々にもお役に立ちますよ」と自信を持って言うことができませんでした。
ですが蓋を開けてみると、参加者の多くが小学校教師またはその経験者の方で、その方々の感想も「非常に役立った」というコメントが多かったので、ほっとしました。ほっとすると同時に、今私が取り組んでいる「マネジメント」は、子供たちの教育にもつながるものなんだなと、小二の娘を持っている身としては、今後もさらにマネジメントへの理解を深め行動していきたいと思いました。では小学校の先生方の感想をアンケートから抜粋させていただきたいと思います。
「「アクノレッジメント」「関係の質」は特に意識したいと思う点です。担任の先生とクラスの児童という関係で聞かせていただき、本当に勉強になりました。」
「「アクノレッジメント」の9つの項目のうち、うまくいっていた前任校ではほとんどやっていたのに、今の職場の先輩には半分しか出来ていないと気づき、だから「関係の質」が上がらないのかとわかりました。私自身が先輩のことを丁寧に聞いて理解することを心掛け、「関係の質」を上げたいと思います。」
「一般企業にいた時、この人についていきたいと思わせてくれた上司は「自分をしっかり見て適切に声をかけてマネジメントしてくれた人」だったんだということに気づきました。現在水泳部の顧問をしているので、今回学んだことを生徒たちに還元したいと思います」
「今日のお話を聞いて、上司・部下の関係ではないが、学級の子供たちの姿が強く思い浮かびました。まず子供たちを理解することで関係づくりを行い、 1人1人に合った声かけや指導が大切であると学びました」
「今回の内容は、学校における学級経営にも大きく関連があり、学級崩壊に悩む先生全てに聞いてもらいたい内容だと思いました」
「2人の部下とのリアルな話(悪い例としての)を聞いて、まさに私も子供にやっていることがあると思いハッとしました。今日のお話を聞いて変えていこうと思いました」
他にも多くのご感想をいただきました。皆さんしっかりと長文の感想を書いてらっしゃって、私も改めて参考になることが多く大変感謝しています。またアンケートや、会での私の問いかけ「今日はどうして話を聞きに来ようと思いましたか?」に対して「とにかく池見さんの話が聞きたかった。楽しみにしていた」と言ってくれる方が多くいらっしゃって、とても嬉しく思いました。今後も皆さんに少しでもお役に立つプレゼンをやっていこうと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ベテラン講師のmugejin氏 | 練りに練られたプレゼン | 真剣に聞くブレーンたち | 20名が集結! |